メディカルチェックとミニ合宿

2017.07.10 Monday

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    土日は1泊2日でミニ合宿でした。土曜日はスポーツ医療チームによる、メディカルチェックです。参加者の半数以上が新幹線や夜行バスで関東からという、驚きの状態です。中には片道10時間運転して駆けつけた方もいらっしゃいます。

     

    アスリートとして基本的な身体機能を備え、理想的な身体の状態に近づけていくためのリハビリ・トレーニングが一人一人の状態に合わせてプログラムします。そして身体能力がどのようにして養われているかを、メディカルチェックで定期的に検査します。今回のメディカルチェックも、スポーツ整形のドクター四本先生をはじめ、スポーツ医療チームの皆様8名にお越し下さいました。

     

     

    アーチェリーはドローイングしたストリングを離すだけで矢が飛んでいく、という極めて単純なスポーツです。しかし矢を的に運ぶために必要な身体の機能は、身体全体が協力し合って完全に一致した状態でなければ、正確な射をもたらすことができません。

     

    メディカルチェックでは数百項目の中から、アーチェリーの射を正確にするための運動機能を、60項目以上にもわたって精密に測定します。選手本人や指導者が知り得ることが不可能な部分までもを探り出すと同時に、本人が自覚してない身体の不具合箇所を見つけ出し、スポーツ以外での日常生活での痛みや怪我までもを早期に回復させ、合理的に上達を果たすことができるための取り組みです。

     

     

    アーチェリーを始めたばかりの方の身体の状態を、スポーツ整形のドクター四本先生が入念に診察します。四本先生はアーチェリーや弓道の動きに精通している、肩専門のスポーツ整形のドクターです。けいはんなアーチェリーでは、正確な骨格のポジションに誘導するための、正しい筋肉の使い方をマスターさせてからでないと実射の指導を行いません。そのため完全なる初心者であれば理想的なドローイングのアプローチにしかなりませんので大丈夫です。骨格各部に理想的な可動域を獲得したら、徐々に強化プログラムを重ねていきます。

     

     

    問題なのは、どこかで少しアーチェリーを習った初心者や、これまでアーチェリーを続けてきた経験者です。どこかでアーチェリーを始めた初心者は、その多くが腕力でストリングを引っぱってしまい、ドローイングのアプローチが完全に間違ったものが身体にプラクティスとして刻まれてしまっています。経験者はひたすら実射を続けてきたことが原因で、身体に抱えている問題点を指摘される人が多いです。我流の射が身体に様々な悪影響を及ぼし、身体のバランスを崩してしまうほど骨格が歪んでいたり、故障を抱えてしまっていたりと、これまで実に様々な身体状態を診てきました。正しい指導を受けて、時間をかけてじっくりと、理想的な身体を養っていくことが大切です。

     

     

    今回は半数以上が関東地域の入会メンバーでした。全体的に入会メンバーが増え、今シーズンの前期は新規入会募集をほとんど行うことができませんでした。しかし今では受け入れ態勢が強化されてきましたので、後期は新規入会募集ができそうですね。もう少し先になると思いますが、前期に入会できなかった方はご期待下さい♪

     

     

    スポーツの分野での活躍を目指す理学療法士の先生が増えて、私たちにとっては喜ばしい限りです。京都九条病院ではスポーツ内科が新設されたのみならず、この春からスポーツリハビリテーション課が新設され、アスリートにとって究極に理想的な病院です。ここまでスポーツに特化した病院は、関西唯一の存在です。

     

     

    それに、理学療法士の先生方に、エコー(超音波測定器)の達人が多いのも素晴らしいです。もう数百人のアスリートの筋肉の状態を調べてきたそうです。スゴイです。これは下肢エコーです。身体を支えるために必要な下肢筋肉の状態が、部位ごとにどのようになっているかを調べます。筋厚を測定して、前回の測定結果と比較することで、個別のトレーニングの進捗状況がどうであるかを数字で示します。

     

     

    そして日常生活における身体のトラブルに関しても対応します。腰を治療した経緯のある方は、今の身体の状態がどうであるかを入念に調べます。そして不具合箇所を探し出して治療を行います。筋肉の状態が芳しくない部位を、どのようにしてセルフメンテナンスをするか、その方法を個別の状態に合わせて指導します。

     

     

    元々五十肩などを抱えてらっしゃる方や、肩や肘に不安を抱えている方には、スポーツ整形のドクター四本先生がエコーを使って患部の状態を調べます。私もメディカルチェックで多くの方のエコーの画像を見てきましたので、エコーでの筋肉の状態が理解できるようになってきました。「門前の小僧、習わぬ経を読む」さながらですが、筋肉表面が荒れた状態になっているのが見えると、ここが原因で、この動きの時に痛みが発生しているのだろうとわかります。筋肉の状態や筋肉の動きが見えるので、エコーはスポーツ指導には欠かせないアイテムに思えます。当会にも1台欲しいですが、1台数百万・・・。今回もエコーを2セットご用意下さいました。本当に有り難いです。

     

     

    レッスン受講生の皆さんの検査が終わったら、私の身体のエコー検査です。まずは下肢エコーから。筋肉それぞれを測定してバランスを調べます。下肢トレーニングの成果は筋肉量の増加として、筋厚を数字に表わして具体化します。色白で皮下脂肪が少ないので、筋肉の動きはもちろん、皮膚を透けて毛細血管の状態まで見ることができます。

     

     

    横になった状態で様々な姿勢で腹部エコーをした後に、立ち上がった状態での腹部エコーです。立位では腹横筋の緊張が起こり、腹横筋の緊張によって腰部をコルセットのように引き締めて腹部を安定させます。呼吸の状態によって腹横筋の活動は異なりますので、吸気時と呼気時それぞれの状態でエコーを実施します。腹筋と言っても一般的に行われている腹筋だけでは不十分です。様々な角度から効果的なコアトレーニングを行うことで、不安定を誘うウィークポイントを強化することができるようになりますが、後から鍛えたのでは、射のアプローチに入ってきません。まずは正しく機能する身体を養うことが最優先課題です。

     

     

    次に上肢エコー検査です。肩甲骨の安定に寄与する重要な筋肉群の状態を、ひとつひとつ調べていきます。体幹で支えている弓の力が左右均等であるか、特定の部位を酷使させていないか、筋肉の状態を調べていきます。

     

     

    アーチェリーの指導者はハダカにならないと仕事はありません。アーチェリーが上手ければ指導者ができるワケでもありません。それは、射のなかで細かな筋肉の様々な動きを、レッスン受講生に見せて理解してもらわなければならないからです。特に腰部と腹部の筋肉の状態を実際に見て、作用の状態を実際に触れて体感しないと、自分と指導者の筋肉の作用のさせかたの違いを教えることができないからです。百聞は一見に如かず。教わる側は、指導者の皮下脂肪を見たいのではないのです。

     

     

    これは小円筋の状態を調べています。決められた方向に動かして作用させた状態を見ます。ドローイングのアプローチに誤りがあると正しく作用させることができないので、思い通りに肩甲骨を動かすことができず、どれだけ練習量を増やしても大して上手くなれません。肩が上がってしまうのを力ずくで抑え込むような状況になってしまっていては、身体の中に複雑な力の向きを与えてしまいます。それでは射の数量が増えての疲労に従って、身体の各部がバラバラな動きになってしまいます。正しく習ってきていない人は、ほとんどそんな人ばかりです。

     

    練習は、単に量をこなせば上手くなるのではありません。ひたすら実射を繰り返す人は多いのに、実射のための準備が大幅に不足しているから、どれだけ練習を続けても上手くなれないのです。自分の身体と正しく向き合って、自分の身体の状態の真実を知り、本当に自分に合った取り組みでなければ意味がありません。

     

    身体の中に本物の中身を備えることができれば、アーチェリーなんて簡単なスポーツです。「黄色にしか当たらないから面白くない」と言えるようになるためには、何をしなければならないかを知る手段を持つことが大切です。

     

    スパイン2000 1800 の追加と、入荷遅れについて

    2017.07.07 Friday

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      ■入荷遅れのお詫び

       

      出荷担当者からのメールを一部抜粋します。

       

      As a result of the global cyber-attack, there are serious problems in the transport company TNT.
      We cannot guarantee that your goods will be delivered under normal time conditions.
      TNT’s tracking system is completely inoperative and no shipments can be tracked or followed up on.

       

      国際輸送を担うTNT社がサイバー攻撃に遭い、システムがダウンしております。そのため6月末に出荷された荷物が未だに入荷しない事態になっております。現在は送り状番号での追跡ができない状態で、荷物がどこにあるのかを把握できないようです。

       

      そのため入荷がしばらく遅れると思います。お急ぎのところ申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

       

      ■柔らかいスパインの追加

       

      アバロンのカーボン完成矢「クラシック」に、2000 1800 という柔らかいスパインが追加になりました。ジュニアやドローレングスが短い方には最高の選択肢になりますね。

       

      現在は完成矢のみのラインナップで、シャフト単体での販売はありません。これらのスパインは、羽根はEP16サイズ、ポイントは50グレーンのワンピースポイントが付属しております。ワンピースポイントは接着されない状態で入荷いたしますので、コンポジット・タイロ完成矢のように、シャフトカットの際に別途ポイント代金は必要ありません。32インチという長い状態で入荷します。シャフトカットは無料です。

       

      ■メディカルチェック

       

      明日からはメディカルチェックを含めたミニ合宿が始まります。

       

      メディカルチェックではエコー(超音波)測定器を使って各部の筋肉の発達具合を調べます。下肢エコーがありますので、ハーフパンツか、丈の短いジャージを着用して下さい。通常のジャージを腿上までまくり上げた状態だと筋肉が圧迫されるために、正しく測定できない場合がありますので、お願いします。

       

      全身の関節可動域の測定を行いますが、前日になって「付け焼刃」的に頑張って強めのストレッチをしたり、筋トレを行わないで下さい。筋肉に緊張や疲労が生じてしまいますので、前回よりも悪い結果が出ることがあります。くれぐれもご注意下さい。

       

      宿泊される方は、洗面用具・シャンプー・タオル・ドライヤーを忘れずにお持ち下さい。

       

      ■DNA検査

       

      トライアスリート界の第一人者の友人から、運動能力遺伝子検査ができることを教えてもらいました。瞬発力・持久力・運動能力の適正に関する3つの遺伝子を調べ、自分の体質に応じた運動種目の選定や、効果的なトレーニングを実施できるようになるものです。そして潜在的な弱点を強化することで、ケガなどのリスクを減らすことができる、というものです。

       

       

      なかなか面白そうなので、さっそく注文しました。

      興味がある人はこちらのサイトをご覧下さい。

      http://www.herseries.co.jp/wrk/exercise/

       

       

      DNA検査では様々なことを調べることができます。アルコール感受性遺伝子検査キットもあります。これは運動能力に限定した分野を調べるためのキットです。詳しくは結果が送られてから紹介します。

       

       

      何の因果か、7月7日七夕の日にDNA検査の提出や(笑)。願いが叶うオトコかどうかを、口腔粘膜を1分間ひたすらこすり続けてポストに投函(笑)

       

      七夕の笹飾りに願いを込めた短冊は美しくも思えるかも知れないが、祈りや願いのような他力本願では自分を前に進めることはできない。しかしこれは必ず相手に届いて自分の潜在能力を示してくれる。うすぼんやりと夢見て努力するよりも、現実を知って正しく努力することが大切だと言ってるのだが、盲目的なムダな頑張りですらも美徳と捉える向きは、指導する立場としては疑問しかない。

       

      未来を担う幼少期のアスリートにとって、必要不可欠にも思える遺伝子検査。ムダに高額なアーチェリー機材一式を買うよりも、こうして自分の身体を知ることが大切です。

       

      これからアーチェリーを始めるひとのみならず、経験者が検査しても面白いでしょう。自分が持って産まれた才能で上手くなったのか、正しい努力の積み重ねで上手くなったのか、才能がなくてヘタクソなのかが見えてくるかも知れない。

       

      約20日程度で結果が返送されるようです。このDNA検査の結果はつつみ隠さず公開して、私が持って産まれた遺伝的な運動能力を、ここで丸ハダカにします。結果が届くのが楽しみです。

      フォーミュラタイプのリム発売

      2017.07.05 Wednesday

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        どうして初心者にフォーミュラのハンドルを売りつけるのか?他と互換性のないフォーミュラタイプのハンドルを買わされてしまうと、高額すぎるフォーミュラ以外のリムの選択肢がなくなってしまう。

         

        何も知らずにいきなりフォーミュラタイプを買わされてしまった方からの要望が多く寄せられますので、フォーミュラシリーズのリムを扱わざるを得なくなりました。多くの方が低ポンドにも関わらず、ビックリするほど高額なリムを勧められ、悩んだ末に相談が寄せられるのです。

         

        秋津の店舗では高額な製品を勧めることはありません。そこまで高額な製品は必要ないと、はっきりとお伝えしております。それでも、どうしても欲しいと言うので仕方なく高額な製品を取り寄せることがあります。高くてもいいから当会から買いたいと仰る方が意外に多いのビックリします。

         

        ■売上額と利益について

         

        これは、よほど安く売ってくれるショップ以外での、当会での話です。他のアーチェリーショップの内情は知りません。

         

        特にホイットとW&Wの高額な機材で一式揃えた場合、値引きをしてもかなりの金額になります。当会では値引き後総額30万円のセット一式お買い上げいただくと、15万円近い利益になります。値引き後総額20万円のセット一式では、10万円近くにもなります。ちなみに5万円のセットで1万5000円、3万円のセットで7000円程度です。高額な製品を定価で買ったとすれば、さらに利益率は高くなります。メーカー直、ディストリビューター経由、他国のショップ経由など様々な仕入れルートがありますが、できるだけ高い利益率を確保できる製品を売りたいと思うのが普通です。よほどの安売り店はいざ知らず、お客さんがお持ちの大手ショップの見積もりを見ても、同じ製品なら当会の方がかなり安いことが多いです。

         

        当会だけでも年間数100人分の販売になりますので、高額な製品しか売りたがらないアーチェリーショップは、凄まじい利益率で、相当な金額を稼ぎ出せているのは想像に容易いでしょう。平均販売価格帯を1人あたり25万円に設定しているショップでは、年間200人のお客さんがいれば、24,000,000円の利益になります。弓を買うお客さんが100人しかいなくても、12,000,000万円の利益です。売上高ではありません。利益です。小さな個人店でも、弓を買うお客さんが100人しかいないことはないでしょう。

         

        ホイットとW&Wは仕切りの潜りあい合戦を続けてきてシェアを伸ばしてきたブランドです。最初は良心的だった販売店に、仕切りの低さという悪魔の文言をショップオーナーの耳元に囁(ささや)きます。他よりも仕切りが低ければ上代金額が同じであれば、値引きをしても利益が大きく残ります。

         

        ■フォーミュラを売りたい理由

         

        日本の多くのアーチェリーショップが必死になってフォーミュラばかり売ろうとする理由は、高額な製品で大きな利益を確保できる点です。ホイットもW&Wも利益はほとんど同じですが、フォーミュラを選ばせた場合はILF方式のリムを選べなくなります。フォーミュラシリーズのハンドルを売りつけてしまいさえすれば、フォーミュラ適合のリムを使わざるを得ず、再びショップに大きな利益をもたらすことが確実に期待できるからです。そうして何度かショップに通っているうちに金銭感覚が狂ってきます。矢も買い換えるたびに、ビックリするような高額な矢を買うことになります。

         

        ショップにとってのその好循環の状況を作り出すためには、どんな手段を使ってもフォーミュラのハンドルを使わせる理由を強引に作ります。私がその立場だったら、必ずそうすると思います。でもそれが平気になってしまっているのは薄気味悪いというか、金の亡者というか、最悪な業界に思えてなりません。

         

        利益率が高いことが悪いとか、儲けることがいけないと言ってるのではありません。しっかりと儲けて、それを次世代への取り組みへと活かすのであれば、日本のアーチェリーの世界を、より良いものへと導くことができるからです。長期的に見れば、安く売って、買ったお客さんに得をしたと思わせるよりも得策です。

         

        相手が高校生だろうが誰であろうが、相手の経済状況を鑑みるどころか、高額な製品を買わないと後悔するぞと半ば脅しに近い販売をしていたり、高額な見積もりをチラつかせて選択肢を与えないのが問題なのです。レベルに見合わないムダに高額すぎる製品を、絶対に扱いきれない相手に売りつけることは、提案ではなく押し売りなのです。指導者や先輩などがどこで買えと強制して選択の自由を奪うのは、法に抵触します。

         

        何も知らない相手をフォーミュラ信者にさせるのは、実に簡単なのです。私が同じことをしようと思えば簡単です。メーカーのセールストークを、まことしやかに声高に叫び続けたらいいだけなのです。でも実際に使ってみると、今私が使っているアーチェリーをフォーミュラに持ち替えたからと言って、果たして何点の得点アップができるのかを説明することができません。70m36射で320点の選手が、弓を変えたことで340点出るというのなら価値はありますが、そんな人はいません。

         

        何度も言ってるが、上級者以外のアーチャーをダマして高額な製品を売りつけるのは簡単なのだ。使ってその違いを比べることができる能力がないからです。ですから、高い得点が出せていないのに高額な製品を勧められたあなたはダマされているのです。私が悪魔に魂を売って高額な製品ばかりを売りたいという方針に転換することがあったとしたら、凄まじいセールストークを展開して猛烈に売上を伸ばしますよ。絶対にやりませんけどね(笑)

         

        ■一部フォーミュラの取り扱い開始

         

        フォーミュラのハンドルを買わされてしまった初心者の方から、ステップアップ用の安いリムがないかとの相談が多く寄せられます。そこで比較的手軽なグレードを中心に取り扱うことになりました。

         

         

        こちらはフォーミュラのエクセル、ウッドコアのグラスリムです。ステップアップ用に手軽に使えるリムは、残念ながらエクセルしかありません。ILF方式でないフォーミュラを、上級者以下に勧められない理由がこれです。エクセルを買う値段があれば、ILF方式のリムであれば、かなりのハイスペック製品を買うことができるからです。

         

        段階的なステップアップをせずに、いきなり高額なリムを勧めるショップもあるようですが、ほぼ間違いなくフォームを崩します。上手くならないどころか、身体に故障を抱えてしまうかも知れません。そのため当会でILF方式のハンドルを買った方には、リム1セットを4,320円でレンタルすることができます。1セットのリムのレンタルの期間は最大で2年間です。焦って早く競技用の自分のリムを買わせるようなことはありません。ですからフォーミュラタイプではなく、ILF方式のハンドルを買うべきなのです。

         

        当会ではフォーミュラタイプのハンドルは上級者と、金銭的に余裕がある方以外には販売いたしません。高額なので、フォーミュラタイプのリムのレンタルをする予定もございません。

         

         

        メーカー在庫限りになりますが、クアトロが特別価格になってました。フォーミュラタイプのハンドルを使っていて、これから上級者用のリムに買換えを考えている方がいらっしゃれば、サイズ・ポンドが合えばお得だと思います。どれも数本ずつしか在庫がないので、早い者勝ちになると思います。

         

         

        SFからもフォーミュラタイプのリムが発売されています。W&W製のフォーミュラリムという位置づけです。こちらはフォームコアのカーボンリムです。中身はフューリーとほとんど同じらしいので、間違いなく一級品です。と言うか、ここまで不便な思いを強いることになるので、手当たり次第にフォーミュラのハンドルを売るのをやめてほしいものです。

         

        W&Wから1万円くらいのフォーミュラ用のグラスリムを出してもらいたいものですが、他社の独自規格にそこまで合わせることもないとも思います。初心者や中級者にフォーミュラタイプのハンドルを売りつけさえしなければ、このような問題は起こらないからです。しかしながら、アーチェリーショップのモラルに問題があります。

         

        よほどお金が余っているような方でしたら、高くても何でも欲しいものを買い揃えればいいと思います。趣味に高額をつぎ込む余裕が、日本の経済を循環させることに繋がるからです。しかしながら、スポーツとしてアーチェリーを取り組みたい青少年の親から高額な紙幣をむしり取ることが平気な、悪魔のようなアーチェリーショップが実に多いのです。

         

        アーチェリーを始めるための初期投資は、それほど必要ありません。10万円もあれば、世界で通用するレベルの得点を出すことができる機材一式が揃います。その2/3程度の値段で、全国大会で戦えるレベルの機材が揃います。安い方がいいとか、高いのがいけないと言ってるのではありません。それに個人的にホイットのことが嫌いなワケでもありません。利便性が高いか、そうでないかを問うているのです。困っている人がいないのであれば、こんなにも相談してくる人がいないハズなのです。

         

        フォーミュラのハンドルなんて、そのレベルに到達してからでいいのです。でもそのレベルになったときには、何を使っても当てることができるようになっていると思いますよ。だから私はフォーミュラを勧める気になりません。フォーミュラがILFに成り代わるほどの規格にならない限り、このブログでフォーミュラシリーズのハンドルを積極的に勧めるようになったら、「アイツは悪魔に魂を売ったな」と思っていただいて結構です(笑)

        完成矢からシャフトカットしたポイントの販売

        2017.07.03 Monday

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          ■予備ポイントや消耗品としての練習用に最適

           

          コンポジット完成矢をシャフトカットした際に残ったポイントです。

           

           

          こちらは6個をセットにして、136円でご用意させていただきます。練習用や予備としてお使い下さい。シャフトカット後のそのままの状態でご用意させていただきます。カーボン部分は短いものや長いものがあります。カーボン部分の長さや、シャフトの一部が付属しているかどうかの指定はできません。

           

          これをお使いの場合は、シャフト部分をプライヤーで挟んで、ポイントのインサート部分を家庭用のガスコンロの中火に当ててシャフトを焼きます。炎が上がるほどの高温にする必要はありません。「アッ」という間に火が通りますので、加熱が進むとポイントが勝手に落ちてくることがありますので、注意して下さい。

           

          シャフトのインサート部分が全体的に焼けたら、もう1本のプライヤーでポイント先端を挟んで引くと、取り外すことができます。力を込めないと抜けない場合は、シャフトにエポキシ接着剤が焼けてない部分があります。とても熱いのでヤケドに注意して、必ず換気しながら作業を行って下さい。ステンレス製のバットなどで受けながら作業をすると便利です。

           

           

          加熱したポイントが常温に戻ったら、フタを閉めて密閉できるガラスの瓶の中で、ダイソーで販売されてるマニキュア落としに数時間程度浸します。するとエポキシ接着剤は柔らかくなりますので、ポイントに付着したエポキシ接着剤を取り除くことができます。

           

          マニキュア落としの中には、半日以上浸さないで下さい。ワンピースポイントをアセトンに長く浸しすぎると腐食する場合があります。24時間以上浸すと、ポイントは腐食して黒ずんでしまいます。それ以上浸すとサビが発生します。サビが発生した場合は紙ヤスリなどで落として下さい。

           

          マニキュア落としで落としきれなかったエポキシ接着剤は、小さくカットしたメラミンスポンジを水に浸してインサート部分をこすれば、ほとんど残らずキレイにすることができます。そして食器洗い用洗剤やハンドソープなどの中性洗剤で洗えば、マニキュア落しはキレイに流れ落ちます。

           

          ワンピースポイントの接着は2液混合のエポキシ接着剤で接着しますので、それほど神経質になる必要はありませんが、インサートの溝やシャフトのカット面に触れるエッジの部分に残っている場合は、カッターナイフや針などでなぞれば落とすことができます。

           

          誰でもできる簡単な作業ですので、是非とも自分でできるようになって下さい。自分でできれば、ショップの高額な作業工賃を支払うこともありませんし、わざわざアーチェリーショップに足を運ぶ必要もなくなります。異なる重量のポイントの矢を作ってみたり、予備用のポイントして持っていたりと、様々な用途にお使いいただくことができて便利です。

           

          ■熱中症を予防する

           

          昨日は午前も午後も、屋外でのレッスンでした。

           

          午前中は気温は30度程度と大して高い気温ではなかったものの、雨上がりで湿度が高く、息苦しさを感じるほどでした。誰も熱中症にはなりませんでしたが、湿度が高い状態が長く続くと、自分が感じている以上に身体へのダメージが大きく、帰宅した後に普段には感じないほど疲労していることに気づきました。

           

          午後からのレッスンでは気温は高かったものの、午前中とは比べ物にならないほど湿度が下がり(それでもムシムシしてましたが・・・)、苦痛にも思える午前中の湿度の高さから解放されて、心地よさを感じたほどでした。

           

          実際にパフォーマンスの面でも影響があり、午前中はデモンストレーションの実射でもパッとせず、最も悪い時は30mで 9・9・9・9・9・8 という、53点という、自分でもビックリするほど当たらない時がありました。気持ちが悪くなるほど湿度が高いのもあるのですが、レッスン受講生の方が見ている中で当たらないのも何なので、気を取り直して再度6射。

           

           

          結局午前中は、1度もまとめ切れずにこんな調子でした。レッスン受講生の皆さんからは、「オイオイ、どうした?」と思われていたかも知れませんが、別に不調なワケではありません。不快指数が高い状態では、パフォーマンスが十分に発揮できません。55点だからイイじゃないかと言われても、ハズレはハズレです。赤を射つことを目標に練習している人などいないのです。

           

          午後からは参加者も多く、お昼以降は湿度が下がりました、快適とは言いがたいですが、午前中のような苦しさを感じるほどの湿度ではありません。その証拠に午後からのデモンストレーションでは良く当たり、当たってないと思ってた時も57点でした。高温時も低温時もそうですが、湿度が高すぎる時の練習についても、見直さなければならないと思いました。まだ雨天時のほうが快適だったのかも知れません。

           

          いつもにない疲れを感じたので、帰宅後に調べてみると、高湿度による症状にあてはまる部分が随所に見られました。午前中からレッスンに参加しているメンバーの身体の状態や顔色を常に見ていましたが、私も含めて普段よりも疲労の色が濃く出ていました。常に水分補給を促してましたが、ほとんど風が吹かない状態でしたので、湿度で息苦しさを感じながら、熱中症にならないまでも、疲労を溜め込んでしまっていたようでした。普段から休憩を細かく取り入れてますが、高湿度の環境ではさらに注意が必要になります。うちわを持って行ってなかったら、熱中症に陥ってたかも知れません。

           

          ■熱中症になりやすい人

           

          数年前の話ですが、熱中症になりやすい人の共通点というお話を聞きました。熱中症といえば水分や塩分が不足することが原因とされてますが、それは単に対処法であり、原因はもっと根深いところにあります。

           

          まずは睡眠。若い人でも睡眠不足の人が熱中症に陥りやすい傾向にあります。睡眠が不足しているまたは、生活習慣によって睡眠している時間帯のズレによって、人間本来の生体恒常性のバランスが崩れるというものです。早寝早起きでの十分な睡眠が、アスリートにとって最も大切なことです。どれだけ水分補給を行っていても、睡眠不足では話になりません。前日の夜はスマホの電源を切るくらい、できないワケがないのです。

           

          次に食事。朝起きるのが遅いと、食事のバランスが偏る傾向が強いです。熱中症で倒れた人に朝食を摂ったか尋ねると、ちゃんと食べてきたと言う。しかしその中身が問題で、パンにマーガリン塗ってコーヒー飲んで来たと言うのです。それは正しい食事ではありません。十分な量の野菜を食べなければビタミンは不足していますし、タンパク質の量が決定的に不足しています。身体を作る原料が不足した状態で、どうやってパフォーマンスを上げるのかと思いますが、世間一般での「普通」の食事は、もはや普通ではないことを認識してもらうことが必要な時代になってしまったと思います。

           

          注意しなければならないのは、飲酒です。飲酒の習慣がある人は、真夏にスポーツをする前の日はお酒を飲むのはやめて下さい。控えるとか量を減らすのではなくて、飲まないと決めてしまって下さい。そのわずか1日をガマンできないような軟弱なマインドであれば、そもそもスポーツをする資格はないと思っていいでしょう。体内でアルコールがどのようにして分解されるかは誰もが知っていることですので、特に指導者は自身が手本を示すことができなければなりません。「ちょっとくらい」というのは、自分に対する弱さと甘えでしかありません。

           

          もちろん当日の朝食だけではなく、昼食や夕食を含めた普段の食生活が大切です。ダイエット中の人も熱中症に陥りやすい傾向にあります。そもそもダイエットしなければならないような身体を作ってきたこと自体が問題です。自分の身体は自分が摂取した食品からのみ作られているので、自分の身体をどう作っていくか、普段の食生活の中でのカロリー収支と正しく向き合ってトレーニングを進めることが大切です。

           

          これから暑さがますます進み、食が細くなる人が多くなる季節を迎えます。必要な栄養に偏りがあると熱中症に陥る危険性が高くなります。電気代をケチって寝苦しい夜を過ごすようなことはせずに、冷房を上手に使って豊かな睡眠を楽しみましょう。そして心身ともに万全の状態で夏のスポーツを楽しみましょう。

           

          ■7月の営業日

           

          けいはんなアーチェリー東京秋津店の、7月の営業日のご案内です。

           

          14日(金曜)16:00-19:00

          15日(土曜)15:00-20:00

          16日(日曜)18:00-20:00

          17日(月曜)15:00-20:00

          29日(土曜)18:00-20:00

          30日(日曜)15:00-20:00

           

          レッスン主体ですので営業日は限定されます。ご来店下さる場合はできるだけ、事前にご連絡下さいますようお願いいたします。

          価格改定のご案内 完成矢のシャフトカットについて

          2017.07.01 Saturday

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            ■価格改定のご案内

             

            春頃は円高でしたがここに来て円安が進み、1ユーロ128円台を突破しています。

             

             

            そのため一部をのぞく製品を、7月1日から僅かに値上げさせていただきました。過去にこちらで紹介させていただいた価格と異なる製品がございますので、ご注文の際にご注意下さいますようお願いいたします。

             

            当会では為替の状態に応じて価格を変動させていただく場合がございます。何卒よろしくお願いいたします。

             

            ■完成矢のシャフトカットについて

             

            アバロンのカーボン完成矢は人気が高く、当会の在庫が非常に少なくなって参りました。コンポジット完成矢はメーカー在庫もほとんど完売している状態です。

             

            当会では完成矢のシャフトカットを無料でさせていただいております。完成矢にはワンピースポイントがエポキシ接着剤で接着された状態で日本に入荷してきます。

             

            そのためシャフトカットする場合は、シャフトにインサートされているカーボン部分を火炎で直接焼いてポイントを引き抜き、ポイントのインサート部分に強固に付着しているエポキシ接着剤を、アセトンに半日程度浸して、アセトンで柔らかくなったエポキシ接着剤を取り除いた後にメラミンスポンジで手作業で磨いた後に、クリーニングしてからファスナー付きのビニール袋に入れてご用意させていただいておりました。

             

            このようにポイントが接着された状態で入荷する完成矢は、シャフトセットで入荷するシャフトをカットするよりも、何倍もの手間と時間がかかります。しかしながら注文数が増加の一途を辿り、1日に4-5ダースも注文があると、その日のうちに作業が終わりません。

             

            そこで、これまで完成矢からポイントを取り外してカットしていたものを、今後はポイントが装着された状態のままでシャフトカットを行うことにしました。引き抜いたポイントをそのままお渡しすることはできませんので、ポイントは別にご用意させていただきます。

             

            ポイント代金をほぼほぼ原価でお付けする格好になりますが、今後はコンポジット・タイロ完成矢は、シャフトカット1本につき税抜30円を頂戴いたします。(1ダースで税抜360円)

             

            ※完成矢キットなど、シャフトセットで入荷する製品にはかかりません。クラシック完成矢はポイントが接着されない状態で入荷いたしますので、費用はかかりません。

             

            ■カット後の未使用のポイントについて

             

            先端をカットしたシャフトに付属しているポイントは将来的に、シャフトの一部が接着されたそのままの状態で格安で販売させていただこうと考えております。

             

            ご自身でガスコンロなどでインサート部分を焼いていただき、引き抜いたポイントをダイソーなどで販売されてるネイルリムーバーに浸していただけましたら、新品のワンピースポイントとしてお使いいただくことができます。

             

            未使用ポイントは販売の準備ができ次第、ご案内させていただきます。どうぞご期待下さい。