DNAエクササイズ遺伝子検査結果

2017.07.21 Friday

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    七夕の日にDNA検査を提出したことを紹介したが、その検査結果が届いた。

     

     

    私のアスリートとしての潜在能力がどのようなものであったかを、明かしていきたい。

     

    ■DNAエクササイズ遺伝子検査

     

    このDNA検査は、運動時のパフォーマンスに影響を与え得ることが報告されている、以下の3種類の遺伝子多型を解析するものである。

     

     

    【検査対象遺伝子】

    ACTN3遺伝子 rs1815739(R577X)

    ACE遺伝子 rs4646994 (I/D)

    PPARGC1A遺伝子 rs8192678(Gly482Ser)

     

    【解析方法】

    マスアレイ法またはPCR-CTPP法またはPCR-RFLP法によるSNPs(一塩基多型)解析

     

    人間が保有する遺伝子情報は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンから成る塩基の配列によって情報が保たれ、個人間ではこの塩基配列の差異が、部分的に速筋線維・遅筋線維の割合や、運動時のパフォーマンスに影響を与え得ることが報告されている。遺伝子検査を受けることにより、自らの遺伝子特徴を理解し、運動時のトレーニング方法の選定などに役立てるための検査である。

     

    ACTN3遺伝子は、速筋・遅筋の割合に関係。

    ACE遺伝子は、血液供給量を調整し、運動時の疲労度に関係。

    PPARGC1遺伝子は、ミトコンドリアの生成や機能を調整し、運動効率に関係。

     

    分析機関:イービーエス株式会社

    EBSセルフメディケーションリサーチラボ

    衛生検査所登録番号:第9470号

     

    ■エクササイズ遺伝子検査結果

     

    それでは私の検査結果。

     

     

    ACTN3遺伝子は R/R型、ACE遺伝子は I/I型、PPARGC1A遺伝子は G/G型であった。アスリートとして究極の理想型だ。

     

     

    ACTN3遺伝子 R/R型は、速筋線維の割合が高く、瞬発力を必要とするスプリント・パワー系の運動に適しているタイプ。

     

    ACE遺伝子 I/I型は、血管拡張(筋肉への栄養や酸素の供給能)が高く、運動による疲労を感じにくいタイプ。

     

    PPARGC1A遺伝子 G/G型は、PGC-1α活性(ミトコンドリア増殖能)が高いため、運動の継続によりスピーディーにミトコンドリア量(エネルギー産生量)が増え、比較的短時間に運動が楽に行えるようになるタイプ。

     

     

    私が分類されるACTN3遺伝子 R/R型は、日本人の割合は19%である。速筋(白筋)の働きが安定し、瞬発系の運動能力が高いと考えられる。

     

     

    R/R型はパワー系、R/X型は瞬発力と持久力を持ち合わせる運動系、X/X型はαアクニチン3が存在しないため遅筋線維の割合が高く、持久力系。

     

    意外だったのは私はX/X型だと思っていたが、R/R型だったことだ。これまで持久系のスポーツばかりを続けていたので、長年続けてきたトレーニングの結果、速筋線維の少ない持久系の体型になっているようだ。確かに瞬発力は高く、アーチェリーでの最大強度は100ポンドを超える強さを引けてしまう。100ポンド引ける能力を備えていて40ポンドを引いているのだから、私が引いている強さは完全に持久力運動(有酸素運動)領域で扱いこなしていることになる。

     

     

    ACE遺伝子の活性が低いタイプは血液供給量が多くなり、筋肉へ酸素や栄養を送り届ける能力に優れている。

     

    私はI/I型である。I/I型の日本人の割合は40%だ。

     

     

    I/I型は筋肉へ酸素や栄養を送り届ける力が優れており(血管拡張能が高い)、運動による疲労を感じにくいタイプ。トレーニング効果が出やすいということが報告されている。

     

    イギリスの軍人78人の10週間の持久力トレーニング継続後のACEタイプごとの改善効果は、I/I型はD/Dタイプに比べて11倍の増大を示した。

     

    酸素マスクを使わずに無酸素登山による8000m以上の山を制覇した登山家15名の中に、活性の高いD/D型は一人もいなかったという報告がある。

     

    アーチェリーは瞬間的に最大筋力を発生させるスポーツではなく、ある程度の持久力の高さを問われるので、トレーニング効果が出にくいD/D型は、より質の高いトレーニングをプログラムしなければならない。

     

     

    私のPPARGC1A遺伝子は、G/G型である。

     

    骨格筋の中のミトコンドリア生成や、ミトコンドリアの機能を調整するPGC-1αたんぱく質の遺伝子である。PGC-1αの活性が高いほど、運動によりミトコンドリアが増殖する。G/G型の日本人の割合は27%である。

     

    G/G型はミトコンドリア増殖能が高いため、運動の継続によりエネルギー産生量も高く、運動強度を高めても長時間効率よく運動が行えるタイプである。

     

     

    ここに最も大事なことが書かれている。運動になぜ、ミトコンドリアが必要?

     

    運度により、ミトコンドリアとともに毛細血管が増え、速筋が遅筋の方向にシフトしていく。このメカニズムはすべてPGC-1αがコントロールしている。速度を上げて走ると、ミトコンドリアの量は飛躍的に増加する。マラソンを楽に走るには、骨格筋のミトコンドリアの量をどれだけ増やせるかがポイント。また運動によるミトコンドリアの増加は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の代謝酵素を促進することが認められ、持久力運動が上昇するといわれている。

     

    ■最後に

     

    この検査結果を眺めているだけでも、単に射つだけのアーチェリーが、自分の身体を優れた状態に養うことがないということが見えてくる。

     

    持久力運動を継続して行わないとミトコンドリアは増えていかず、運動による疲労を感じにくい身体づくりをしないことには、アーチェリーが上達しないと言われているようなものである。

     

    こうしたDNA検査に一喜一憂する必要はないが、自分の潜在能力がどのようなものであるかを知ることで、自分がやってみたいスポーツに対して、どのようなトレーニングをしなければならないかが見えてくる。

     

    私の結果を振り返ってみよう。

    ACTN3遺伝子 R/R型は、日本人の割合は19%。

    ACE遺伝子 I/I型は、日本人の割合は40%。

    PPARGC1A遺伝子 G/G型は、日本人の割合は27%。

    3つの条件が揃っている割合は、2.052%か。

    学力と運動能力が、どちらも偏差値70で面白い。

    両者には関係があるように思えてならない。

    私の周囲は、そんな人が多い。類は友を呼ぶと言うべきか。

    遺伝に努力を重ねてきた仲間なのだろう。

     

    運動能力遺伝子検査 DNA EXERCISE

     

     

    株式会社ハーセリーズ・インターナショナル

     

    アーチェリーショップにダマされて高額すぎる機材を買わされる前に、自分がアスリートとしての潜在能力をどのように受け継いできたのか、こうした検査で調べてみてはどうだろうか。税抜たったの7,000円である。

     

    高いアーチェリー用品一式を買い揃えることができているのだから、このくらいの投資はできるだろう。もしかしたら、とてつもない高い潜在能力を持っているにも関わらず、それを知らないことで開花させることができてないだけ、なのかも知れないのだ。