「健康だ」という思い込み

2017.08.07 Monday

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    日曜日はスポーツ医療チームのアーチェリーレッスンでした。私もここ最近激務でしたので、自分の身体の状態がどうなっているのか、診てもらいたいところです。

     

    多くの地域で高温に見舞われたようでしたが、この会場は涼しく、私達は快適な一日を過ごすことができました。レッスン後半の屋外での実射レッスンの時などは、蜩(ひぐらし)が合唱するなか涼しい風が吹いていて、夏と思えないような心地よさでした。今回の台風のおかしな影響かも知れません。

     

     

    多くの人が自分を健康体だと思ってるようですが、実際はそうでない場合が多いです。そもそもデスクワークが中心の人に、身体の状態が完璧だった人と出会ったことがありません。1日で2万歩近く歩く営業マンや、立ち仕事の人、力仕事の人などが、正しい歩き方ができていたり、正しく立てている人もいません。電車の座席でスマホを眺めている人もそうです。一様に不気味な姿勢と化してしまっています。現代人は慢性的にどこかおかしな状態になってる場合がほとんどです。

     

     

    東京秋津のアーチェリーショップは路面店なので、駅から行き交う多くの人が歩く姿が、店内からイヤでも目に入ります。ほとんどの人が姿勢がダメで、良くない歩き方になってしまっています。斜め前にあるバレエアカデミーに通うダンサー達の軽快な歩き方とは比べ物になりません。もはや現代病なのだと思いますが、多くの人が自分の身体の状態の悪さに気づいていないのです。それを治さない限り、アーチェリーが上手くなるどころか、良くない部分を悪化させてしまいます。

     

     

    アーチェリーは自分が動かないスポーツなので、正しい姿勢、動きの正確性と、その再現性の高さが問われます。他のスポーツよりも負荷が少ないのですが、繰り返し同じ動作を続けることになります。そのため姿勢が悪く、正確な動作ができていない人は痛みや故障を抱えてしまう可能性が高いです。アーチェリーは身体のどこかに痛みを感じていたり機能が悪化してしまっている人が、他のどのスポーツに比べても多いのです。こうしてスポーツ医療の現場のエキスパートから、射に対する完璧な骨格のアライメント調整を行うことで、故障とは無縁でいられるのです。

     

     

    当会ではアーチェリー指導における故障者はゼロです。仕事や日常生活での骨格各部の不調や怪我までもを、早期に回復させることができます。自分では気づかないような不調や何かの変化をスポーツ医療チームが見逃しませんので、こうした指導を受けてさえいれば、痛みや故障を抱え込むようなことにはなりません。長年やっていると痛みのひとつやふたつはあるものだと言われますが、それはスポーツに対する取り組み方に誤りがあると思わざるを得ません。単に自分の身体を壊しているか、すり減らしているのです。スポーツ以外であっても、仕事や日常生活が身体の状態を悪化させている事が多いです。そういった日常における身体の状態の悪化を防ぐ取り組みが、スポーツ指導においては最優先であるべきなのです。

     

    わかりやすく言うと、指導のプロフェッショナルから正しく学び、身体に正しくお金をかけるということなのです。自分の身体の最も優れた状態を、生きている限り維持することができるようになることが大切です。身体に痛みを抱えてから病院に行くのは、スポーツとして最悪なのです。医療は自分が患ってから利用するのではなく、痛みや故障を未然に防ぐために使うことで、自分の身体に優れた効果を発揮させることができるのです。そのためにスポーツ医療チームと一体となったレッスンがあるのです。こうして一人一人の身体の状態に合わせて、リハビリ・トレーニングを個別にプログラムします。

     

     

    身体の状態が同じ人は、2人といません。ある箇所には柔軟性が必要だったり、不要な動きをさせてしまう筋肉を落としたり、筋力バランスを保つために筋力を養ったり、千差万別の状態にあります。肩の状態が上手くいかない原因が足の裏の状態が誘発していたりと、実に様々です。シューズのインナーソールの裏にティッシュペーパーを挟むことでの僅かな修正で、身体の動きが改善することもあります。自分の身体の骨格各部は、ひとつの身体としてつながってます。正確な射のためのアライメントが正しく調整できない原因を、このように徹底的に探ることができてはじめて、正しい技術をマスターすることができるようになるのです。

     

    優れた身体の状態を養ってきたはずの私の身体でさえも、ここ最近の激務で身体に疲れを溜め込んでました。下肢の状態が悪くなっているのを指摘され、植田先生に徹底的に治療していただきました。アスリートとして理想的な身体を維持することが仕事の私でさえも、身体の状態の僅かな変化を自分で気づくことができません。海江田先生や植田先生のようなスポーツ医療のスペシャリストの存在は、スポーツ指導に欠かすことができません。

     

    私は指導のプロフェッショナルです。中途半端な知識のボランティアではありません。指導者とは名ばかりのスポーツ指導員ではありません。教えた相手の身体がどうなるかの責任をすべて負うために、世界トップレベルのスポーツ医療チームと一体となったレッスンをさせていただいております。スポーツ指導は、最先端のスポーツ科学に基づいた合理的な取り組みでなければなりません。これまで自分が世界最高の指導者となるために様々な勉強を続けて参りましたが、今ではスポーツ医療チームの皆様が様々な分野からの最新の見地を携えて下さるので、指導者として勉強できる最高の環境にあります。スポーツ科学は数ヶ月単位で大きく刷新されていきますので、最新の情報を常に理解できる環境に身を置かないと、一瞬で置き去りにされてしまいます。

     

    今ごろになって何を言っても手遅れなのですが、もはや知識と情報が永遠にも思えるほど、差が開いてしまっています。アマチュアの指導者たちが、教えた相手の身体の責任を負えるとでも言うのか。この現状が、あと数年でオリンピックを開催する国なのか、本当に恥ずかしく思います。誰でも簡単になれてしまうスポーツ指導員の制度を格段にレベルアップさせないことには、オリンピックが終わった後に、何も残らないのです。

     

    ■後期入会募集について

     

    昨年度に入会された方が多かったので、今年度の前期は若干名しか募集できませんでした。現在はメンバーが多いので現時点では随時入会ができない状態になっております。後期の申し込みは10月を予定いたしております。入会希望のお問い合わせが多いのですが、現時点ではすべてお断りいたしております。大変申し訳ございません。

     

    レッスンの合間にビジターレッスンを開催いたしておりましたが、入会メンバーのレッスンが数ヶ月先まで埋まっております。入会メンバーを最優先させていただいておりますので、ビジターレッスンの予約は、後に入会メンバーのレッスン予約が入りますとキャンセルになってしまいます。そのため、けいはんな地域で開催していたビジターレッスンは終了させていただきました。東京秋津店でのボディーチューニングは、予約制で続けております。

     

    後期募集は10月以降の予定ですが、日程はまだ決まっておりません。正式に決まりましたら、ご案内させていただいます。