スタイライズドを使うべき理由がある

2018.02.04 Sunday

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    アバロンからカタログが届きました。

     

     

    74ページにも及ぶ立派な総合カタログです。アバロンは世界的に力強く大きなブランドになりました。買いやすい価格帯の素晴らしい製品を取り扱いますので、どうぞご期待下さい。

     

     

    昨日は屋外でのレッスンでした。先週に比べると暖かくて快適な一日でした。射場にはシカの足跡が残されています。イノシシが頻繁に射場を荒らすので困りますが、シカは荒らしたり人を襲ったりすることが少ないので安心ですね。

     

    とは言ってもけいはんな地域でのシカの数は非常に多く、農家の方は被害に困ってらっしゃる方が多いです。猟期だけではなく一年中、シカは害獣駆除として撃たれています。複雑な気分ではありますがシカの肉を頂くこともありますので、けいはんな地域に住んでいて良かったと思えることが多いです。

     

    知り合いのハンターの方から「先生もテッポウ撃ったら?」と誘われてますので、そちらにも手を伸ばすことがあるかも知れません。子供の頃に近所に射撃の選手がいたので、アーチェリーとの出会いがなかったら射撃の道へと進んでました。しかも祖父がハンターでしたので、幼い頃から銃弾作りなどを見てたので興味はあります。そのうち、肉を売るようになってたりして(笑)

     

    キネティックの新製品ハンドル「スタイライズド」を屋外で実射してみました。まぁ、近射も距離実射もインプレッションには何も違いがなく、距離を射つことに特に意味はありません。世界最高峰の優秀な製品です。呆れるほど高性能です。スタイライズドにケチつけることができる人がいたとすれば、世界記録を塗り替えるレベルでしょうね。

     

    以前にスタイライズド入荷の記事を書きましたが、実はかなり控えめに書いています。本当のことを言うと、スタイライズドが届いて箱を開けた瞬間、腰をぬかすほど驚きました。笑うというよりも怒りや呆れに近い気持ちになりました。今でも複雑な気持ちを抱いています。

     

    それはスタイライズドが、世界中で数々の得点記録を塗り替え、爆発的にヒットした高性能ハンドルと、何から何までが似ていたからなのです。ジオメトリーがW&W系と異なるのもそうですし、製品の質感も異なり、従来の製品とは異なるパーツを纏っています。ボルトのアーレンキー(六角レンチ)にインチが装着されてるのも頷けます。直接比較するまでもなく一目瞭然に思え、その日は本当に眠れませんでした。

     

    そこで昨日は、それらを並べてみました。

     

     

    上の赤はキネティックのスタイライズド。下のオレンジはホイットのGMX。クリッカープレートの位置、グリップ装着ボルトのハンドル穴の位置、リムポケットなど随所の形状が同じ。

     

     

    仕上げの具合や美観など、見れば見るほど疑念が確信に変わるような気持ちに襲われます。センター調整機構がW&W方式に改良されていたり、本体の穴の形状に変更はありますが、同じ金型の双子モデルですね。

     

    スタイライズドの方が、発射音が少し静かに思えます。リムボルトとセンター調整機構が改良されてますので、そうした工夫で進化させているようですね。

     

    GMXはW&W製造のリムとの相性が優れているので、こうした組み合わせが定番となっている人が多いです。スタイライズドにWNSのリムを装着した時に、ほとんど何も調整する必要がなかったのにも頷ける。

     

    GMXが改良されて生涯保証までついてしまったような、何ともケシカラン製品(笑)上位を目指す選手が使わない理由が、どこにも見当たりません。

     

    キネティックがここまでする事が、本当に良いことなのかどうかがわかりません。これほどまでの高性能な製品が、こんなに買いやすい価格で世の中に出回ることになるのは、さすがに迷惑にも思えます(笑)2018年で世界で最も売れるハンドルになるでしょう。高額=高性能という図式を覆す格好となる、本当の革命が起きてしまったのです。

     

    ステップアップ機材を探している選手にとっては、最高の製品なのは間違いありません。スタイライズドで世界戦でもオリンピックにでも、メダル争いに持ち込むことができる性能を気軽に買うことができるのです。完全にオーバースペックではあるのだが(笑)

     

    高額すぎる製品を買って失敗したという人がほとんどです。そんなことになるのなら、買いやすい価格帯のスタイライズドを使ってみればいい。どのメーカーのフラッグシップモデルの性能を、3万円未満という爆弾プライスで手にすることができるのです。機材にムダにお金をつぎ込むことなく、お金を賢く使いたいものです。