初心者用・練習用のアルミ矢

2014.11.28 Friday

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    インドア(18mの室内競技)のシーズンだから、というわけではないのですが、アルミの矢を作りました。イーストン社製のジャズというアルミシャフトです。ジャズやブルースなどのグレードは私たちも初心者教習で使ってますが、自分用にジャズを購入するのは今回が初めてです。



    今では初心者用という位置付けですが、私がアーチェリーを始めた頃は、この程度のグレード(XX75)のアルミ矢が競技で一般的に使われてました。ちなみに、私が初めてシングル(90m・70m・50m・30mのFITAラウンド)で1200点アップして、ゴールドバッジを取得したのもXX75のアルミ矢です。ジャズは初心者練習用という位置付けの製品ですが、スペックを見て思わず吹き出しました。私が使っているVAPのV6グレードよりも、曲がり精度に優れているようです(笑)いい時代になりました。

    それでは、作ってみましょう。



    低価格帯のアルミシャフトのエンドはテーパータイプなので、接着するタイプのプラスチノックを使います。クリッカーを使っている人は、ノックを接着したらアローカッターでシャフトを自分の長さにカットします。クリッカーを使っていない人は、シャフトをカットせずにポイントを装着します。



    アルミシャフトはシャフトの表面がツルツルになっています。そのため羽根を接着する部分のみ、表面をサンドペーパーで荒らす処理をしておいてください。そうすることで、より強固に接着することができます。そして接着する直前に、サンドペーパーで荒らしたシャフトの接着面を必ず脱脂してください。



    今回装着するヴェインは、4インチの鳥羽根です。現在は主にインドア競技で使われているものです。鳥羽根は天然素材なので、重さがバラバラなのは当然で、1枚1枚に個性があり羽根の密度も硬さも違います。折れ曲がったあとや、シワやこすれのあとなど、かつて生きてきた証が刻まれているものも多いです。鳥羽根は横から見ると変形が大きく見えるものもありますが、そのまま貼り付けて大丈夫です。



    曲がってた羽根も、フレッチャーを使えば、このようにまっすぐ接着できます。冬は夏に比べると接着に時間がかかるので、なるべく暖かい部屋で作業を行うといいでしょう。鳥羽根は元々が変形をしているものなので、接着剤が完全に硬化するまで少し気長に待ってください。夏であれば1枚10分で接着できますが、冬は暖かい部屋で1枚15分かけた方が確実です。接着にフレッチタイトを使う場合は安全のために、部屋の換気しながら作業を行ってください。



    ユニブッシングではないアルミのシャフト、接着タイプのプラスチノック、それに鳥羽根という、いかにもアナログで前時代的な組み合わせですが、キレイな矢が出来上がりました。



    特に鳥羽根を使うと、芸術的ともいえる美しい矢に仕上がります。使うのがもったいないくらいです。シャフトはX10の8分の1の値段ですが、とても初心者練習用の矢には見えません。最先端のハイテク機材に振り回され、最新の製品を追い求めている選手が見失ってしまったものを感じることができます。是非とも優雅で上品なアーチェリーの本質を取り戻してもらいたいものです。

    これで冬のアーチェリーが楽しくなりそうですね。実射したらレポートしたいと思います。