40トンカーボン製の競技用カーボン矢 スカイロンアーチェリー

2018.10.12 Friday

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    SSAが誕生させた新たなカーボン矢ブランド「スカイロンアーチェリー」から、40トンカーボンで製造した競技用カーボン矢3ラインナップが届きました。これまでコンポジット・ハイブリッド・タイロ・クラシック・テックワンなどを使って上達を進めている方にとって、次のステップアップとなる買い換えに最適な超高速カーボン矢です。

     

     

    こちらがスカイロン3.2の3シリーズ。左からPARAGON・PRECIUM・PAFORMA  です。PRECIUMは造語のようですね。そのうちメーカーに聞いてみましょう。

     

     

    同じ並びのまま反転させるとスペックが記載されています。左から001・003・006という表記です。真直精度の範囲を示すものです、006には12本すべて006の曲がりというワケではありません。006以内の精度のものが含まれている可能性があるということです。どれも同じ製品として製造されている同じシャフトの中から、より精密度の高い検査をしたかどうかという証明です。003や006は、検査で見つけた曲がったシャフトばかりを集めてパッキングしているのではありませんので、誤解しないで下さい。

     

     

    パッケージを空けるとこんな感じです。超高速シャフトが激安なのですが、クオリティの高さは高級ブランド他社製品と変わりありません。シャフトの実際の真直精度はどれも素晴らしいものがあります。ポイント・ノックピン・ピンノック付属の状態で販売をスタートいたします。003はそのうちシャフトセットでご用意させていただきます。

     

     

    シャフトに巻いてある紙にはシャフトのスパイン毎に使用ポイント重量が記載されています。

     

     

    裏側はスパイン表になっています。適正スパインは同じ条件であれば誰もが同じというものではなく、射手の技術の習熟度合いによって異なりますので、数種類のスパインを試してみないと何が合っているのか理解できません。ですのでいきなりACEやX10のような超高額な矢を使うことは賢いお金の使い方ではありません。ずっとそう伝えているにも関わらず、ACEやX10の注文が寄せられます。当会の売上を上げて下さるのは有り難いのですが、「本当にイイの?その買い物」という人が多すぎるように思えてなりません。こうした買いやすい価格帯のシャフトを使って、様々なスパインを試して上達を果たすことが大切です。

     

     

    こちらが最廉価グレード006のパフォーマです。シャフトの真直精度はこうしてシャフトを密着させて並べてみると、002以上のシャフトが1本でも含まれているとシャフトとシャフトの間に隙間ができますのですぐに見つけることができます。この状態で全体を左右に転がしても一切の隙間ができない状態で転がりますので、この最低価格帯のパフォーマーは非常に優れた製品であることが見て取れます。

     

    グレードの低いアルミシャフトであれば曲がりを修正することができました(高グレードのX7やプラチウムはそもそも曲がっていない)が、カーボンシャフトは一切修正することができません。もしも見つけた場合でも、気にせずそのまま使いましょう。ちゃんと普通に当たります(笑) VAPのV6(006)もアバロンのタイロ(007)もそうでした。これらはよほどの上級者でもなければ、競技会で普通に高得点を出すことができる精度の範囲です。グルーピングが小さくならないのは、身体の精度が低いからなのです。

     

     

    こちらが専用ブレイクフポイントです。シャフト内径3.2mmとインサート部分は極細です。なかなか緻密で精巧な作りになっています。その分、クラシック・テックワン用のポイントよりも高価です。

     

     

    シャフト内部をクリーニングしてインサートピン・ピンノック・ポイントを装着します。ブレイクオフポイントはインサート部分をカットしてポイント重量を調節しますので、瞬間接着剤やエポキシ接着剤で接着してしまうと、シャフトを焼かないとポイントを引き抜くことができません。そのためブレイクオフポイントの装着はカーボンシャフト用のホットメルトで接着します。よく見るとポイントの先端部分にレーザー刻印されています。こちらのポイントには48-100と記されています。何射かすれば消えてしまいそうですね。

     

     

    極細の超高速アローということで、羽根はAAEが世界に誇る競技用軽量ヴェインWAVです。6連フレッチャーを使えば1ダース分の羽根を貼るのも30分くらいです。接着剤はAAEのMAXBONDを使っていますので、クランプしたヴェインに塗布してガイドに合わせてシャフトに当てれば瞬間的に接着が完了します。両面テープでフィルムヴェインを貼る半分以下の時間で確実な位置にキレイに接着することができますので、こうしたフレッチャーを使って接着剤を使う羽根がオススメです。これに慣れたらフィルムヴェインの作業時間がバカらしく思えます。

     

    矢が過密にグルーピングするようになるとフィルムヴェインは簡単に痛んでしまいますし、管理と運搬に神経を使わなければならず疲れます。スピンウィングなどの柔らかいカールヴェインは、ほとんどの人は管理のマズさで羽根を痛めてしまい、得点を大幅にスポイルさせてしまっています。カールヴェインを使わなければならない理由などありませんが、どうしても使いたいのであればカーリーヴェインやXSウィングスのような硬めのタイプにしたほうがイイでしょう。AAEのWAVは羽根がフィルムと違ってゴムなので痛みが少なく驚異の耐久性の高さがあります。どちらも的中性能は同じですので、管理に神経を使わなくて済むこちらの製品がオススメです。

     

     

    ここ数年はメーカーが羽根を貼って出荷したメーカー完成矢ばかり見てきましたので、ショップ製作の作業が新鮮な気分です。的中精度に一切関係ありませんが、メーカー完成矢とショップ完成矢の作業の完成度の高さや仕上がりの美しさは、やはり全然違います。まぁメーカー完成矢であっても、しばらく使ってから自分で羽根を貼り換えたらイイだけなんですけどね。

     

     

    シャフトが極細でポイントがスリムなので、前面投影面積が小さいため空気抵抗が少なく、同じ強さの弓から発射するとスピードが高く、グルーピングの的中ポイントが下がるためにサイトが上がります。サイトが上がると弓を持つ上腕骨の角度が低くなりますので、肩への負担を減らすことができます。低いサイトの状態で無理して腰に角度をつけてしまうような負担のきついフォームに陥ってしまう心配もありません。距離を射つようになった選手が蒙る恩恵の高さは計り知れません。

     

     

    左がスカイロン(3.2)、右がクラシック(4.2)です。こうして並べてみると太さの差は歴然ですね。

     

     

    PARAGON 専用ブレイクオフポイント・インサートピン・ピンノック付属・シャフト1ダースセット。

     

     

    PAFORMA 専用ブレイクオフポイント・インサートピン・ピンノック付属・シャフト1ダースセット。

     

    これまで空気の壁と戦ってきた選手にとっての救世主です。こうした高性能品が買いやすい価格帯で手に入れることができるのが嬉しいですね。爽やかな秋のアウトドアシーズンを、スカイロンを使って楽しみましょう♪