体調管理と機材の管理

2018.12.10 Monday

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    これまで暖かかったと思えば、急に真冬に突入したような気温の変化になりました。周囲で体調を崩している人が多くなってきました。インフルエンザ患者も急激に増えているようですね。私はスポーツ医療チームの加護を受けて、今年も相変わらずカゼやインフルエンザになる気がしません。アスリートは身体が資本ですので、体調管理が万全でなければトレーニングどころではありませんからね。

     

    「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木の名言にもあるように、健康に勝るものはありません。健康であればどこへでも行くことができる♪ ということで完全にアーチェリーから離れて、気分転換を兼ねて宮崎に行ってきました。

     

     

    堀切峠から道の駅フェニックスまでの眺望は素晴らしいですね。それまで曇ってたのですが、私が着いたら晴れてきました。雨男だったハズなのですが、さて?(笑)

     

     

    特に大きな荷物はありませんので、往復の飛行機はLCCのピーチを使いました。関西空港から宮崎への往復の空路運賃の総額は 8,140円です。往路の 2,410円という安さには驚きを隠せません。ピーチが就航した時に北海道や沖縄に出張した時も往復1万円かかりませんでした。お世話になってる方の娘さんがピーチのCAさんをされてるので、空路はなるべくピーチを使うようにしています。

     

     

    ピーチは大阪の会社で関西空港が拠点なので、チケットの最下部には OOKINI!!(おおきに)とプリントされてるのがイイですね。機内でのCAさんのアナウンスでも「ホンマおおきに!」と言うのが、関西人には自然に心地よく耳に入ります。近年は日本のどの地域に行っても地域色が薄くなってしまっているのを感じますが、関西だけは「標準」に染まることはなさそうな感じですね。

     

     

    宮崎ではかつてお世話になった方々とお会いして、美味しい料理をご馳走になりました。本当にありがとうございます。一生の宝と思える方々と長く変わらぬお付き合いができて幸せです。

     

     

    宮崎空港では搭乗の際に防疫マットを踏まなければなりませんでした。狂牛病や口蹄疫、鳥インフルエンザに豚コレラ、私たちが過ごす普段の生活ではこうしたニュースはまるで他人事のように聞こえてしまいますが、このような現場を目の当たりにすると私たちが口にすることができる普段の食品が、どれだけ有り難いものであるかを実感します。

     

    宮崎は暖かかったのでピンときませんでしたが、金曜日は北海道を中心に大荒れで機材繰りの関係で復路の飛行機が2時間近く遅れて出発しました。帰宅時間が遅くなり、土曜日の東京レッスンは往復の新幹線で眠りこけてしまいました。ちょっとスケジュールがタイトでしたが、5年ぶりに宮崎に行くことができて良かったです。

     

    日曜日は車のブレーキパッドを交換しました。重たい畳を運搬したりレッスン受講生の方を送迎しますので、たまにはメンテナンスが必要です。

     

     

    ブレーキパッドやブレーキフルードは自分で交換しますので、前後のブレーキパッドのみを購入します。

     

     

    こちらはフロント側の作業です。自分で交換しますので高い作業工賃の必要がありません。かかる費用は部品代のみです。ノウハウを知らない人にこうした作業をすべて自分で行うべきだと思うものではありませんが、かつてモータースポーツをしてましたので、私はほとんどの事は自分で作業しています。

     

     

    ブレーキパッドの新旧を比べ合わせると、厚みがこんなに違います。私はなるべくギリギリまで使うほうですが、こんなに減ってしまうまでに交換した方がいいでしょうね。

     

     

    こちらはリア側の作業です。作業といっても大した作業ではありません。ホイール外してキャリパーをバラすだけです。工具さえあれば短時間で簡単にできる作業です。アーチェリーのストリングや矢を作ることに比べても、圧倒的に短い時間で作業が終わります。

     

     

    リアのパッドはどちらも片側だけが減ってました。冬は積雪地帯を走りますので、融雪剤を浴びてキャリパーの左右の動きが次第に渋くなるのが原因です。ディーラーで定期的に点検を受けていてもこんな具合です。ディーラー任せにするのではなく、日常的に運行前点検をして普段の状態がどのようになっているかを知ることが大切です。

     

    これらは車に限った話ではなく、アーチェリーも同じです。機材一式を買ったら使いっぱなしの人があまりにも多すぎるのです。機材はすべて定期的なオーバーホールと常なるメンテナンスが必要です。

     

    リムがハンドルに完全に装着できなくなっている事に気づいてない人や、リムボルトやソケットの調整がなってない人、サイトのバーが斜めになっている人、プランジャーの動きが悪くなっている人、ストリングの状態が悪い人、セッティングが合わなくなってしまっている人、羽根の状態がマズイ人、そんな人だらけです。まるで車検切れや整備不良または故障のような当たらない状態の弓になっている事が理解できてませんので、どれだけ必死にサイトピン越しに的を睨みつけても永遠に当たるようにはなりません。

     

    機材の的中精度は機材の金額やスペックが決めるものではありません。機材を最も理想的な状態に整えて、それを扱う自分の身体を最も優れた状態に仕上げなければ上達どころではないのです。高級なノーメンテの弓よりも、安くても手入れが行き届いた弓の方が優れた性能を発揮できるのは言うまでもありません。メンテナンスが完璧でないのであれば、高級品に支払った金をドブに捨てたも同じです。大切なのは扱いこなせるための正しい知識を得ることです。

     

    寒さが増して本格的なオフシーズンの到来です。機材を丹念にメンテナンスを施してリフレッシュさせて、オフシーズンの取り組みで新しい自分を創り出して、誰もが憧れるほど当てることができる存在を目指しましょう。