正しい身体の使い方

2018.12.29 Saturday

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    ■一年の締めくくり

     

    間もなく今年が終わろうとしています。この一年は何を学び、どんな行動をして、何ができるようになりましたか?チコちゃんに叱られる、で有名になった「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」という言葉が刺さらないようでは成長はありません。昨日より今日、今日より明日、昨年より今年、今年より来年、というように頭脳も肉体も日々の成長と進化がなければなりません。

     

    インターネット社会になって様々な知識を手軽に得ることができるようになりましたが、軽薄な情報という副産物が蔓延するようになりました。膨大な情報の中から本当に正しい情報を得て自分のものにするためには、こうして手軽に手に入れた情報が本当に正しいものなのかを判断することができる知力が必要です。知力がなければ中身のない情報に踊らされてしまいます。多くの人がどうでもいいようなムダな情報ばかりを探り、毎日数時間もの時間を浪費しています。

     

    学びの蓄積が少なければ判断力が鈍くなり、簡単に騙されてしまいます。そんな高額すぎる機材など一切必要ないのに、ムダに高いアーチェリー用品一式を最初から買わされてしまいます。売り手はダマシのプロなので、さも高額な製品でなければダメだと言わんばかりの接客をします。売り手側は売れたらそれでいいので、売りぱなし状態です。売った相手が上手くなろうと下手クソのままでも一切の責任を負いません。多くの人が上達の妨げのような機材を振り回して、矢を的じゅうに撒き散らし続けて自分は練習してると思っています。しかしそれを何年続けてもすべての矢が黄色に当たり続けるようにはなりません。本当に上手くなりたいと思っているのなら、自分がどうしてそうなのかを、年末年始の休みの間に真剣に考えてみて下さい。

     

    ■アーチェリーは誰でも簡単に上手くなれる

     

    アーチェリーは実に簡単なスポーツです。本当に正しい身体の使い方をマスターすれば、誰もが簡単に上達することができます。他のどのスポーツに比べても苦しいトレーニングは必要なく、競技中に身体を酷使することがない、極めてアスリートレベルが低いスポーツです。

     

    アーチェリーは的に向かって矢を放つだけの簡単なスポーツです。野球のピッチャーが剛速球や変化球を投げるような特殊なことも、卓球のような変幻自在のスピンや、フィギュアスケートでの何回転ジャンプのような究極の身体能力の高さを求められることはありません。アーチェリーは常に同じ動作の繰り返しに過ぎないのです。

     

    こんな楽に簡単に上手くなることができるアーチェリーが当たらないのは、正しくない方法を続けているからに他なりません。ミスも何もないのです。的の方に向かって射つだけで黄色の中心に刺さります。気合も根性も精神力も集中力も必要ありません。そうした精神論を求めることがあるとしたら、身体でできていなければならない要素があなたの身体に大幅に欠落しているのです。

     

    肩や腰などに痛みを抱えてしまうのは、骨格のポジションに誤りがある状態で射を続けてきたことが原因です。膝や肘、手首足首などに痛みを抱えてしまうのは、更に根深い身体的な誤りや、アーチェリーにおいて決してやってはいけない動作を行っているからです。

     

    アーチェリーは一度始めてしまうと、その最初の頃の動作が自分のプラクティスとして身体に刻みこまれてしまいます。なので最初に誰から何を学んだかが上達のペースに決定的な差となってしまいます。このオフシーズンでスポーツ医療チームから本当に正しい指導を受けて、自分の骨格と筋肉の状態がどのようになっているかを学ぶことが大切です。

     

    ■今年のレッスン終了

     

     

    年度は3月末で終わりですが、ひとまず今年のレッスンは終了です。日曜日の東京レッスンはスポーツ医療チームのレッスンでした。スポーツ医療チームの理学療法士海江田先生から、アーチェリーのフォームの要となる腰部大腿部の骨格と筋肉を詳しく解説していただきました。

     

    触診ではレッスン受講生の筋肉の状態をくまなく調べ、骨盤を複雑に取り囲む小さな筋肉ひとつひとつをチェックしていただきました。詳しく調べて大腿筋膜張筋などの状態を調節して柔軟性を保ち、エイミングから発射の際の過緊張による骨格動揺を抑えます。

     

    そして骨盤内部の筋肉の状態によって骨盤の動きがもたらされるかを詳しく説明していただきました。生活習慣や仕事の最中の日常的な姿勢によって骨盤周囲のどこかの筋肉が固くなってしまっている人が多い(←それが普通)ので、一般的な身体の状態の人がそのままの身体の状態で実射しても安定にはほど遠く、正しくない筋肉を使ってしまうことで足腰に負担をかけてしまいます。

     

     

    アーチェリーは上半身よりも下半身の機能強化の方が大切です。揺らぐ身体、ブレる身体からでは、どんなに必死になってサイトピンを凝視しても、矢はサイトの先に行き着くことができません。より地面に近い部分が重要度が高いのです。足首・足の裏・足の指、すべてが大切です。アーチェリーが上手くない人のほとんどの人が、足の状態が非常にマズイです。足の筋肉バランスが最悪なままでは、正確な射は永遠に訪れることはありません。

     

    アーチェリーは自分の身体が発射台です。二本の足で直立するという不安定な状態で正確に的中させるためには、骨格と筋肉各部が緻密で自由な動きができなければなりません。寒い場所で必死になって実射を繰り返しても、身体は言う事を聞かなくなるだけです。スポーツ医療チームのメディカルチェックを受けて、他にない自分の身体の状態を完璧に把握して、オフシーズンの期間中に具体的に何をしなければならないかを学びましょう。

     

    ■今年最後の義援金

     

     

    先ほど今年最後の義援金を日本赤十字社に送金いたしました。

     

    7回目 11,100円

    累計金額 84,117円

     

    日本赤十字社のホームページによると、平成30年7月豪雨の義援金受付期間は 平成30年7月10日-平成30年12月31日と書かれています。期間延長なら続けますが、この期間で締め切られてしまうのであれば、本日が西日本豪雨災害の日本赤十字社への最後の義援金になります。当会から機材を購入して下さった皆様、レッスンを受講して下さった皆様、本当にありがとうございました。

     

    今年の漢字「災」が表すように、大きな災害に多く見舞われた一年になりました。様々な災害で住む家を失った方々に幸せな一年が訪れることを願っています。