フレッチャー・アーチェリー専用接着剤セット

2019.03.04 Monday

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    オフシーズン期間中は個人や様々な団体からストリング製作関連と、デカットのフレッチャー・接着剤のセットに、数多くの注文が寄せられました。日本のアーチェリー界にとって非常に良い傾向になりつつあるのを感じます。

     

    アローカッターはこの冬メーカー在庫がなくてほとんどご用意することができなかったのが残念ですね。ですがショップに依存せずに自分たちの集団の中で自治的に幅広く活動ができるようにすることが大切です。クラブや指導組織の中で矢を作ることができること、ストリングを作ることができることが、アーチェリーを行うための最低条件なのです。

     

    デカットのフレッチャーは恐らく日本が世界で一番売れたと思えるほど売れました。フレッチタイトプラチウムとのセット企画でディストリビューターの在庫をすべて買い尽くし、自分の羽はすべて自分で貼ることができるようになりたいと願う日本のアーチャーに届け続けました。急激なペースで販売してしまいましたので、しばらく欠品状態が続いています。

     

    ■フレッチャー・接着剤セット

     

    フレッチャーが欲しいという問い合わせが多いので、アバロンのフレッチャーで接着剤のセット企画をスタートいたします。

     

     

    こちらがアバロンのフレッチャーです。買いやすい価格帯の定番ですね。羽根をはさむクランプにはボルトが装着されていて、鳥羽根などの繊細な羽をクランプの力で痛めてしまわないようにクランプ力を緩和させることができる機構になっています。フィルムヴェインやゴム羽根を貼る場合はこのボルトを回す必要はありません。

     

    接着剤が固まるまでに強固に保持するために、フレッチャー本体のマグネットは非常に強力になっています。フレッチャーの台を手でしっかり押さえて固定した状態でクランプを近づけて下さい。油断して台を手で押さえずにクランプを近づけると、マグネットの力で台がクランプに飛びついてきます。何度か使うと慣れますがビックリします、というか面白いです(笑)

     

     

    付属の接着剤はフレッチタイトではなく、AAE のアーチェリー専用接着剤です。こちらはフレッチタイトプラチウムとは比較にならないほど瞬く間に接着が完了します。これを使えば6連フレッチャーではなくとも、非常に短い時間で1ダース分の羽根を貼ることができるようになります。低温で乾燥している部屋では時間がかかりますので、暖かい場所で接着して作業性を高めましょう。

     

    ■競技用フルアジャスタブルレスト

     

     

    アバロンの新製品、競技用フルアジャスタブルマグネチックレスト「テックワン」です。選ぶことができるカラーが多いのが嬉しいですね。このクオリティの高さで 1,212円という驚きの価格です。このレストは今年のヒット作間違いないでしょう。

     

     

    こちらのレストは昨年のヒット作スタークのマグネチックレストをベースに進化させた製品です。レストのバー形状に工夫が凝らしてあって、最新の高速極細カーボン矢に対応しやすい設計になっています。この春からスカイロンを使って長距離デビューする人にとっては得点アップに多大なる影響を及ぼしてくれそうですね。アバロン製品はこうした最新事情に瞬時に細やかな対応をしてくれるので本当に助かります。ここまでしてユーザー目線での製品作りをしてくれるメーカーは他にありません。

     

    デュアルマグネット方式ですので、マグネットの固着が強く感じる人はマグネット部分にテープを貼るか、片側のマグネットを取り外すなどして工夫してみましょう。

     

    実射してアジャスタブルレストが動いてしまう場合は使用シャフトのスパインを見直して下さい。シャフトが固すぎて矢の後部が激突している場合や、柔らかすぎてクリアランスが確保できないような状態のまま使い続けていると、レストは破損します。まれにレストバー折損の話を聞きますが、それはレストに問題を抱えているのではなくて、使っているシャフトのスパインが間違っている可能性があります。こちらのレストには予備バーが付属してますので、もし折れても単にバーを交換するのではなくて、異なるスパインを試して本当に自分に合った状態の組み合わせでお使い下さい。

     

    ■ストリンガー

     

     

    スタークからストリンガーが新発売です。 アッパーチップ用のキャップは小さく設計されてますので、近年のスピード重視の競技用リムに多くなった細身のリムや小さく設計されたチップに使いやすいものになっています。必ずストリンガーを使って、日本のアーチェリーからストリング着脱時の事故を撲滅しましょう。

     

    ストリング装着の際に重大な事故を起こすことが多いです。初心者と上級者ではほとんどありません。2年目以降の中級者が最も危険です。慣れてきた頃に大怪我をしています。ストリングを装着する基本的で非常に大切なことが忘れ去られているようなので記しておきます。最も多い事故はストリンガーを使わない方法でのケガが圧倒的に多いのですが、誤った方法を続けていると突然事故に見舞われることがあります。正しく使うことができていれば起きない事故ばかりです。

     

    ブログに何度も書いてますが、私も過去にストリンガーを使わないで装着していたのですが、それを真似ようとした人が失敗してケガをしたのです。その瞬間、人の前でストリンガーを使わないで装着してきたことが、どれだけ悪影響を及ぼしてしまっていたかを知ったのです。以来猛省して、必ずストリンガーを使って着脱するようになりました。誰が見ていても見ていなくても、ストリンガー以外での方法でストリングを着脱することはありません。

     

    ストリンガーの寿命は特に定めがありませんが、ストリンガーはロープを靴で地面に踏みつけて使います。見た目がそれほど古く感じられなくてもロープは5年を超えて長く使わないで下さい。引退した先輩などからもらったようなものを使うのはやめましょう。

     

    ストリンガーは屋外で土足で踏みつけて使っていることが多いです。少なくとも週に一度は洗って下さい。あまりも不衛生です。

     

    ケースの中で絡んで結び目ができてしまったロープは、必ず結び目を解いてから使用して下さい。結び目ができてコブ状になった部分を踏み続けていると、ロープが突然破断した衝撃で金属製のハンドルを顔面に激しく殴打します。アゴの骨を砕いて流動食生活を余儀なくされた人もいます。結び目ができないように保管状況には常に気をつかい、グシャグシャにケースに放り込むようなことはやめて下さい。

     

    ロープを踏む前に、周囲に人や機材などが近くにないかを確認して下さい。インドアの競技会場などで十分なスペースを確保できないような場合には、「弦張ります!」と周囲に一声かけるといいでしょう。

     

    ロープを踏む前に、ロープがリムの真下の状態であるかを目視で確認してください。ロープがリム横の状態のまま踏んでしまうとリムは破損します。破損で返却されたリムを確認すれば、それがストリング装着が原因であるものか、すぐにわかります。製品瑕疵ではなく、取り扱いの問題が原因であれば保証対象外となってしまいます。正しい取り扱いができていれば、リムはそうそう壊れるものではありません。

     

    下リム側の大きなキャップを被せる際に、ストリングのループを溝からずらしてしまっていないかを確認して下さい。ロープを踏んで上側のループを装着した際に下側が外れてしまう場合は確認不足の危険な装着を行ってしまっています。確認は「絶対」です。たった一度の確認不足が原因で、自分が大怪我してしまうかも知れないからです。

     

    ストリングを張る時にリムに顔を近づけてはいけません。ジュニアや女性、それに小柄な男性のような、リム先端のチップに向かって手が届きにくい場合はロープを片足で踏むのではなく、ロープを両足で踏んでチップまでの距離とロープの角度を確保して下さい。

     

    リムとストリングの間に絶対に指を入れてはいけません。もしも失敗して指を挟んでしまったら、第一関節を固定している指の腱は瞬時に断裂して、指の皮の中で第一関節の先端部分が外れてしまう悲惨な事態を招きます。指先の腱は脆弱です。弱い弓でも挟んでしまえば大怪我になります。強いポンドであれば、手術してもかなりの可能性で元通りには動かすことができなくなります。指導者から正しい方法を学んで下さい。その指導者が正しく安全な方法を熟知しているかどうかまでは私はわかりませんが・・・

     

    ストリング着脱の際にハンドルにいかなる突起物を装着してはいけません。ロッド類・サイト・プランジャーを装着していない状態でのみ、ストリングの装着を可能とします。実射の最中にストリング交換に迫られて、面倒クサがって何も取り外さずにストリングを外し、スペアのストリングを装着しようとしている最中にロープが切れ(ほどけ・外れ)、サイトのTバーの角が額を直撃し、顔にフランケンシュタインのような大きな傷を残した人もいます。大きく切れた皮膚の下で白い頭蓋骨が見えたそうです。ハンドルに装着していたプランジャーが胸に当たって挫傷した人もいます。いずれにせよスポーツを続けるどころではなく、その後の生活に多大な影響を及ぼします。

     

    弓矢なのでアーチェリーには危険が孕んでいるのですが、矢が飛んでいく先以外に危険なことが多いです。決まったように、組み立てに慣れた頃に大事故をやらかします。ストリングの着脱はパイロットの着陸のようなものです。初心者だろうが上級者だろうが、危険な作業には違いがないのです。ケガをした人は自分は大丈夫だと思っていた人ばかりなのです。ストリング着脱の際は常に緊張感を持って作業を行い、安易に行わないように細心の注意を払って下さい。

     

    ストリング着脱の際の事故を撲滅して下さい。「ヒヤリ!」も「ハッ!」も無くして下さい。ストリンガーを使わない方法を試さないで下さい。600円そこそこで安全が手に入るのです。ストリンガーを使ってアーチェリーから危険をなくして下さい。本当にお願いです。

     

    ■競技用的紙

     

    アバロンの競技用的紙のメーカー発注分は、現時点では順調に入荷いたしております。暖かくなって各競技団体からの注文が増えてきました。本格的なシーズンに入ってしまうとメーカー在庫が急激に少なくなってしまいます。4月に入ってから「すぐに欲しい」と必ず言う人が出てきますが、メーカー完売してしまうと仕方がありません。

     

    アバロンの的紙を競技に使うことで、大幅にコストダウンすることができます。高品質な公認的紙として是非ともご利用下さい。