ストリングとストリンガー製作

2020.03.11 Wednesday

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    COVID-19 蔓延防止対策のために期間が延長され、施設利用停止のために3月中のレッスンの多くが開催できない状態になってしまいました。今月は3回しかレッスンができません。何ということでしょう。再開した宝塚歌劇も中止が決定しました。いや日本、本当に危うい局面に立たされてしまいましたよ。経済を破壊してどうするつもりなのかと思います。

     

     

    レッスンができないので自宅で娘たちとトレーニングして、交代で近射して、機材の整備、オーバーホールとチューニングです。フォーム的を射つのが楽しくて近射の頻度が増えました。ゴミも出ずホコリも舞わないので楽チンです。2階で学習している娘たちは、私が近射していることに気付かなかったそうです。畳の時は家じゅうに音が聞こえてたそうです。思わぬフォーム的効果でしょうか。

     

    ハンドルを変えました。スタークのフーツラです。アルミ鍛造CNC切削の高剛性競技用ハンドルです。ハンドルが軽いので最初の競技用ハンドルとして身体への負担を最小限に抑えられるのがイイですね。別売のウッドグリップに交換して使っています。低価格・超高性能品の存在が非常に有り難いですね。今シーズンは中高生に人気のハンドルです。

     

     

    ハンドルを変えたらストリング製作です。ハンドルやリムを交換したらブレースハイトが変わってしまうことが多いです。私は身長160cm ノック溝-ポイント先端までの長さ 25 1/4 なので66を使ってます。25インチハンドルに66リムを装着した状態での推奨ハイトは20.5-22cmの範囲です。

     

     

    今回は自分用に2本の競技用ストリングを作りました。自分用のストリングを作るのも久しぶりです。しかも最近にしては珍しく原糸はホワイト。近年はアバロンやコアのブランドがついた安いフレックス完成弦がバカ売れしているので、数年前のようにストリング製作に追われることは無くなり一安心です。

     

    よく「適正ハイトは?」と訊ねられることが多いのですが、推奨ハイトが書かれていても適正ハイトというものはありません。およそ多くのリムで、これらの範囲の中で使っていればハンドルやリムが壊れる可能性は少ないでしょう。というような大体の数値範囲が、ハンドルやリムの説明に書かれていることがある程度です。

     

     

    前のハンドルで使ってた全長159cmの弦ではブレースハイトが低かったので、158.85cmと158.00cmのFF+16本弦を作ります。158.85cmの弦は20.5cm、158.00cmの弦は21.25cmになりました。メーカー完成弦では成し得ることができないチューニングの世界です。いろいろ試してみないとチューニングの極意を知ることができませんので、自分の弦は自分で作れるようになっておきましょう。

     

    おまけ

     

     

    もう使わない競技用ストリングを3本使ってリサイクル。弓にストリングを張るためのボウストリンガーを作ります。素材はダクロンやケブラーでなければ大丈夫です。サービングを解いて原糸の状態にして、巻かれた状態の原糸をすべて解きます。

     

     

    以前に使ってたリサイクル原糸ストリンガーのロープです。周囲からは「網タイツ」と言われてました。一度そう言われると、もう網タイツにしか見えません。原糸の束に加えた捻れを戻さないための工夫だったのですが、まぁ、網タイツですね(笑)

     

     

    網タイツさんは5年ほど使って、そろそろ飽きたので次のカラーにシフトします。今回はシルバーとブラックの原糸です。シルバー2本とブラック1本です。原糸をすべて解いて巻き取った状態がこれです。

     

     

    ストリングジグを70サイズを超えた最長の状態にしてリサイクル原糸を24周巻きます。24周の輪の束を一箇所切断すると、3m以上にもなる原糸24本の原糸の束になります。ほつれてバラバラにならないように両端を結え、捻りを60回加えた状態でピンと伸ばした状態で両端を何かに固定します。

     

    捻りが戻らないようにサーバーに装着したサービングを使って適当にグルグル巻いて、端から端まで往復して網タイツ状態にしたら、伸びないロープの出来上がり。ロープをストリンガーの皮革パーツに通してロープの両端を結んだらほぼ完成。好きな長さに微調整して余分はカットして、クールに使って下さい。

     

    市販されてるストリンガーは伸縮性のある素材なので、ストリング装着の際にハンドルを引き上げる距離が長くなってしまい、姿勢も辛くなります。しかしこうして伸縮性の乏しい素材を使うとハンドルを引き上げる距離が短く、身体への負担が激減します。このダイレクト感を知ってしまうと、何とも伸びてる感がある市販のストリンガーのロープに、頼りなさを感じてしまいます。

     

    クラブが長期間休みという人も多いので、この長すぎる COVID-19 休暇の間に、自分の矢を自分で作ってみたり、自分のストリングを自分で作ってみたり、小物を作ってみたり、何でもいろいろ試して遊んでみましょう。