セッティング出しはこんなに簡単

2020.04.06 Monday

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    昨日は屋外での実射レッスンでした。自粛要請を受けて公共施設の利用ができなくなり、今月のレッスンは大幅縮小を余儀なくされて、僅か2回のみ。そのうち貴重な1回が昨日でした。発表が今夜になるのか明日になるのか。緊急事態宣言が出されたら、以降のレッスンはすべて中止に追いやられそうです。もうどうにもなりません・・・。

     

     

    屋外レッスンの会場では桜が咲いて、スポーツに最も適した季節になりました。スポーツに最高の日和が続くというのに、スポーツ指導が強制終了の方向に向かいつつあります。

     

    ウイルスに怯える人間をよそに、自然は美しい姿で目を楽しませてくれます。いま人間が怯えている脅威など、自然にとっては何ともないのですよね。人間が、不自然な人間社会の中で勝手に怯えているだけ、ということを人間が気付けないだけに思えてしまうのですが、どうでしょう。

     

    競技会は当分開催されることもありませんので、これから引きこもり生活を余儀なくされるアーチェリー選手も多いでしょう。スポーツが不用不急の外出と見なされてしまう風潮になってしまったので、非国民だと思われたくなければ自粛する他ありません。

     

    こんな状況になってしまいましたので、屋内での実射用にフォーム的が注目を集めています。販売中の2種類はどちらも一長一短がありますが、東京レッスンでも同様の使い方をしているアバロンの2枚組が結果的に長期間使えますね。

     

     

    3枚組をローテーションしながら使えばかなりの期間使えますが、自分ひとりで使うのであれば2枚組でも十分ですね。ローカルな公認競技会で賞状狙えるほどのレベルであれば、3枚組が良さそうです。一般レベルでは2枚組で十分でしょう。いろいろ試して理想の射を追求してください。

     

    チューニングが何かは以前に書いたが、セッティングがわからないという信じ難い話を耳にします。ネジ回すだけの簡単作業なのに、こんな初歩の初歩が自分でできないのは本当に困ります。というか、良くない状態の弓で事故して怪我するまで気付かないような、自覚がない証拠なので、何もわかりません、自分では何もできません、にはならないでください。

     

    まずは新しいハンドルが手元に届いたら、各パーツが確実に装着されてるのを確認して弦を張り、(両面テープで貼るレストの場合は)レスト装着部分をアルコールで脱脂して、プランジャーを装着してレストを装着します。

     

     

    リムアライメントゲージがあれば便利ですが、なくても大丈夫です。リムにマスキングテープを貼って、そこにマジックなどで線を書いて即席リムアライメントゲージのようなものでもイケます。定規・マジック・マスキングテープがあれば代用できます。

     

    リムアライメントゲージはなぜだか黄色の方が売れてますが、個人的には黒の方が見やすいと思います。黒の方が見やすいよねと他の指導者と話した時に、面白い話になりました。生徒には黄色を使わせるようにしていると。黒は弦が見やすいけども、多くの生徒がリムに装着したまま実射を行ってしまい、時に紛失するのだそうだ。矢と一緒に飛んでいくワケでもないやろうに、何でなくす?と思うのですが、黄色を使わせたらそんな事にはならないらしい。世の中いろんな事が起きてて面白いなぁ(笑)

     

    そこでセッティングの話です。ハンドル左右のアジャストボルトをどちらかに回すだけのことです。今ではハンドルにリムを組んだだけで大きく狂ってる製品はないので心配する必要すらないのですが、使ってるうちに動いてしまったり、他メーカーのリムに交換したような時には自分で調整する他ありませんので、そんな時は調整して下さい。

     

    まずはリムからストリングが脱落しない範囲で、極端に動かしてみます。

     

     

    ハンドル左側のアジャストボルトを緩め、ハンドル右側のアジャストボルトを締めます。そうすることで、ハンドルに対してリムが左に寄り、弦を張った弓のハンドルを左に捻った状態になります。ハンドルが左を向くことでセンターロッドとサイトが左を向く格好になります。細かい説明は省きますが、この状態で射つのは危険です。右向きの状態ではそれほど大きな影響はありませんが、このように左向きの状態になっていたら、必ず調節してください。

     

     

    左向きの弓の状態を直すために、ハンドルに対してリムを右に寄せていきます。右のアジャストボルトを緩め、左のアジャストボルトを締めます。ストリングがなるべく斜めにならない状態にして、リムアライメントゲージを確認します。少しセンターに近寄りましたが、僅かに右を向いてます。この状態であれば大きな問題にはならず誤差の範囲です。

     

     

    ここまで合わせたいのであれば、やってみてください。実に簡単な作業です。一度でも自分でやってみると、アーチェリーの構造がすんなり頭に入ってきます。わかろうとしないのは恥ずかしいこと。自分の機材を自分の身体の一部として正確に機能させるためにも、無知で無関心だった自分の考えを改めましょう。