コンポジット完成矢の特価品

2018.09.10 Monday

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    ■アバロンの的紙が大好評です。

     

    アバロン公認80cm的100枚セットはメーカー在庫が完売いたしました。当会在庫も完売いたしました。次回入荷予定は未定となっております。こちらのサイズの的紙は、アバロンもテンプルも完売しております。どちらもメーカー完売しております。アバロンのマルチ的と、他のサイズは大丈夫です。

     

    アバロンの的紙は耐久性が高く質感に優れ、中心の黄色が見やすいので狙いやすいと好評です。アバロンにシフトされた競技団体も多いので、さらに広げていきたいですね。的紙のような究極の消耗品にかかる費用を抑えることができれば、そこで浮いたお金を使って様々な部分を拡充することができます。お金は賢く使って費用の負担を減らし、多くの方が気軽に取り組むことができるようにしていきたいですね。

     

    ■コンポジット完成矢の特価品

     

    これまで大変多くの方にご愛用下さったカーボン完成矢コンポジットの特価品です。1箱100本入りで入荷していた完成矢を1ダース単位で販売したり、スパイン合わせのために6本+6本販売という変わった事をしておりましたので、最後はこうした端数が残ってしまいます。それぞれの残り本数を特価品コーナーに載せました。それぞれ1セットずつの早い者勝ちです。練習用や近射用の消耗品に是非どうぞ。

     

    ■販売終了予定

     

    ハイブリッド完成矢ハイブリッド完成矢※シャフトカットしたポイント付属は当会在庫限りとなります。多くのスパインが完売して、残りは数ダースとなっております。自分に合ったスパインが残っているうちにお求め下さい。

     

    数量限定デカットカーボンサイトの取り扱いを終了いたします。次回の発注で最後のメーカー発注にさせていただきます。どうしてもカーボンにこだわるという方は、お早めにご注文下さい。今週末で当会通販サイトから掲載を削除する予定です。削除した後の取り寄せには応じられませんのでお急ぎ下さい。

     

    ■災害列島

     

    先週は関西を直撃した記録的な台風に北海道の大地震と災害続きの一週間でした。今年の日本は様々な大災害に見舞われてますので、どこに手を差し伸べたらいいのか迷ってしまうほどです。手広い支援ができませんので、西日本豪雨で被災された方への支援を続けたいと思います。電気や水に困ることなく平穏に日常生活を過ごすことができることが、どれほど有り難いことかと思います。スポーツの力で住居を失った方を支えていきたいと考えております。

     

    阪神・淡路大震災

     

    京都に住んでいた学生時代、友人と未明まで遊んで神戸を出ようと運転中に阪神・淡路大震災に遭いました。先に進めないので車を置いて歩くと、倒壊した家の中から助けを呼ぶ声がそこらじゅうから聞こえました。何名かは助けることができましたが、ほとんどの場合はどうすることもできませんでした。家に帰ってから、長田区にある親族の家が消失したと聞かされました。無事だったのが幸いです。アルバイトで稼いだ中から10万円を日本赤十字社に寄付することが、私のできることでした。

     

    余談ですが、神戸の地震で倒壊した高速道路の高架の上で前輪を宙に浮かせてギリギリ落下を免れたバスが有名ですが、その年の夏合宿で白馬に向かうために乗ったバスがそのバスで、運転手さんはその時に九死に一生を得た方でした。私も神戸で被災しているのでその話になり、命の大切さについて話したのを覚えています。

     

    尼崎に住んでいた祖父母のアパートは損壊したので、祖父母は私の両親が住む新潟に移り住みました。しかし後に新潟県中越地震、そして新潟県中越沖地震と、両親と祖父母は2度の大震災に見舞われました。避難して移住した先で震災に遭うとは夢にも思わなかったでしょうね。実家は被災して両親は大変でした。

     

    ボランティア 一度だけ

     

    私がボランティアに行ったことがあるのは1度だけ、ナホトカ号の重油流出事故の時です。作業は過酷を極め、体中についた重油とその臭いにもヤラれ、ほとんど低体温症に近い状態でノックダウン状態となってしまい、ほとんど一日もたない状態で帰ってきました。どうやって運転して帰ってきたかほとんど覚えてないという、なかなか危険な状態でした。

     

    自宅に戻っても数日は味覚と嗅覚を失っていて、頭痛と吐き気が続きました。恐らくこのせいで気管支喘息を悪化させてしまったのだと思います。中途半端なボランティア精神では役に立たないということが思い知らされた出来事でした。自分がいかにボランティアでの作業に向いてないということがわかりましたので、以降は自分が出向くのではなく、小額でもいいのでなるべく寄付をするようにしています。災害が起こるたびに全国から駆けつけるボランティアの方々は、本当に凄いと思います。

     

    東日本大震災

     

    311の東日本大震災の時は、前職の出張で北海道の恵庭市にいました。一週間の北海道出張の最後の日程で、この日千歳から関空に飛ぶハズでした。しかし空港についてチェックインを済ませると、自分が搭乗するひとつ前の飛行機が飛んだ直後に空港閉鎖となり、帰宅困難者となってしまいました。もちろん携帯電話は一切通じません。

     

    数千人もの人がカウンターに並ぶ中、私は公衆電話に走り、前日まで宿泊していたホテルの部屋と札幌行きのバスのチケットを速攻で確保して、何とか空港を脱出することができました。列に並んでいた大勢の人が空港から脱出する術を失い、空港で一夜を明かしている姿がホテルの部屋のテレビに流れてました。私は何とか翌日の便で戻ることができました。どこで被災したときにどのような行動を取るかを瞬時に判断することが大切です。

     

    助けたい 助けてもらいたい

     

    私が遭遇した阪神淡路大震災は地獄絵図で、数え切れないほどの遺体、人の形として画像に公開できないような状態や、よくこの状態でも生きてるなと思えるような人も見てきました。この震災が私の人生観を変えたのは間違いありません。

     

    今年は日本で大きな災害が続いてますが、こうした災害は常に私たちの身近なところに潜んでいます。親族や友人、身近な人に何かがあれば直接的な支援をしたいですし、たとえ見知らぬ誰かであっても何らかの形で支援が届く仕組みを続けたいものです。

     

    選手への様々なサポートも続けています。私は今以上に自分の豊かさを追求する気はありませんので、スポーツの発展のためと、人のためにお金を使いたいと思います。売上の一部を義援金として送る取り組みは、しばらく続けるつもりです。

    ギャラクティックがすごい メディカルチェック

    2018.09.04 Tuesday

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      台風一過。けいはんな地域では凄まじい暴風が吹き荒れました。私の家族や家には被害はありませんでしたが、周辺はベランダの屋根が飛んだりカーポートが折れたり停電したり、大変な被害を受けています。皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか。

       

      ■ギャラクティック旋風

       

      カーボンリムの大革命に世界が驚愕しています。

       

       

      税抜 14,000円(税込 15,120円)という驚異的な販売価格で新発売されたキネティックのギャラクティックが入荷しはじめました。

       

       

      カーボンリムらしい、随所にカーボンを露出させた最新のウッドコアカーボンリムです。

       

       

      ウッドコアは安いモノコアではなく、柔らかさとドローイングの際のスムーズさを追及した最新のデュアルウッドコアモデルです。

       

       

      リリースでのリム反発性能を高めるために、先端付近はスリム形状になっています。薄く2層に分かれたウッドコアを張り合わせた丁寧で繊細な仕上げの高さが凄いです。この価格でこのレベルの製品を出されてしまうと、他を売りにくくて仕方がありません。ギャラクティックのせいで安いグラスリムは売れなくなってしまいました。

       

      注文が多く寄せられますので、ギャラクティックのメーカー在庫がみるみる減っています。この価格なら最初からカーボンリムに手が届きますので、ステップアップ用にカーボンリムという選択肢が増えたのが嬉しいですね。

       

      高性能なカーボンリムを、こうした買いやすい価格帯で入れることができるのが凄いです。ギャラクティックの性能に何ら不満はありません。アーチェリーが高いというのは、時代遅れもいいとこなのです。騙されて高額すぎる製品を買わされてる場合じゃないのです。

       

      ■メディカルチェック

       

      土曜日はスポーツ医療チームによるメディカルチェックでした。7月に予定していたメディカルチェックでしたが台風襲来で中止になり、1日の土曜日に変更になりました。自然災害とは言え急な変更になってしまい申し訳ございませんでした。

       

       

      スポーツ医療チームのレッスンでは、関西も東京でもスポーツ医療チームのユニホームでお越し下さる海江田先生ですが、この日はリハビリテーションルームですので院内スタッフの服装です。メンバーにとっては新鮮に映ったようでした。

       

       

      今回のスポーツ医療チームによるメディカルチェックは、病院のリハビリテーションルームの一部を使って開催させていただきました。大勢で押しかけて迷惑にならなかったか心配です。スポーツ医療チームの皆様、いつも本当にありがとうございます。

       

       

      全身各部を多くの項目に従って詳しくチェックした後に、下肢・腹部・上肢のエコーで筋肉各部の実際の状態を詳しく調べます。こうして調べることでトレーニングの成果と筋肉のバランスの状態がどのようになっているかを詳しく知ることができます。

       

      腹部エコーでは横になった状態と立った状態で、呼気時・吸気時それぞれ腹横筋を弛緩した状態と作用させた状態での筋厚を測定して、腰と上半身を正確に支えることができる身体を養うことができているかを調べます。

       

      上肢エコーでは肩甲骨周辺のインナーマッスルがトレーングによって正しく育成できているかを調べ、状態によって個々のトレーニングメニューが加わります。フォームやドローイングのアプローチに誤りがある場合は筋肉の特定の部位を過度に酷使している可能性が高いので、過緊張や疲労の部分を特定して過度に発達させてしまうことで他の部位に悪影響を及ぼさないための指導が、スポーツ医療チームによってなされます。

       

      今回もスポーツ整形のドクター四本先生による個別の指導を受けて、スポーツのみならず仕事や普段での身体の動きがもたらす弊害からの克服や、スポーツの場面以外での身体が抱える不安や問題への指導がありました。

       

      メディカルチェックを受けると我流の人や勝手なトレーニングの人、それに身体の使い方が正しくない人は、たちまちバレてしまいます。身体の使い方が正しくないことで上達はおろか、身体のバランスを崩し、適正に使わなければならない筋肉を作用させることができていないことが数値で具体的にされ、エコーで実際の筋肉の動きの状態を診ることができるからです。

       

      それにメディカルチェックを受けることで、どのような指導を受けさせていたのか全てを知ることができます。私がもしもスポーツ科学を無視して自分の経験則を押し付けていたり、時代遅れで今では役に立たないようなことをしていたり、理想的なスポーツ指導がなされていなかったとしたら、それはスポーツ医療チームが客観的に判断して指導者の過ちを指摘することができるのです。

       

      最新のスポーツ科学による指導が上達のための基礎であれば、誰もが楽に簡単に上達することができるのです。メンバーそれぞれがスポーツ医療チームのレッスンを受けるたびにこうして理想的な身体に仕上げ、上達を果たしています。身体への負担を最小限におさえることができ、痛みや故障とは無縁な状態で上達を果たしていくのを見ることができて幸せに思います。

       

      メディカルチェックの診断結果が届くのが楽しみですね。スポーツ医療チームと一体となった指導は、まだまだ先に進みます。

      チャコールというカラー 義援金3回目

      2018.08.30 Thursday

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        ■チャコールというカラー

         

        人気のアーチェリー専用バックパック「クラシックソフトW」です。カラーが豊富にラインナップされてますので、多くの方にご愛用下さってます。通販サイトにすべてのカラー画像を掲載しているのですが、ひと月に何回か「チャコールはどれですか?」との質問が寄せられます。

         

         

        こちらがチャコールです。チャコールとは木炭という意味です。ほとんどブラックにしか見えませんので、日本での表記はブラックでも良いかも知れませんね。注文間違いを防ぐためにチャコール(ブラック)と表記いたしました。

         

        せっかくカラフルにカラーバリエーションが豊富なのに、こちらのバックパックの注文の約半分がチャコール(ブラック)です。アーチェリー選手なのでイエローが最も売れると思ってたのですが、全体的に地味めな感じです。スポーツ用品ですので、もっとカラーで遊んでもらいたいものです。

         

        しっかりとして丈夫な作りなのに、比較的軽量なバックパックということもあって人気です。ハードケースに比べて圧倒的に機動力が高まりますので、遠征や競技会に多く参加される人には最適です。

         

        ■平成30年7月豪雨災害義援金3回目

         

         

        本日、日本赤十字社に3回目の義援金を送金させていただきました。義援金として直接お金を渡して下さった皆様、商品をお買い上げ下さった皆様、本当にありがとうございます。

         

        8月30日 14,889円

        累計金額 35,949円

         

        スポーツの力で住まいを失った方を支えて参ります。

         

        この水害でアーチェリーを続けることが困難になったという相談は1件もありませんでした。被害に見舞われて罹災証明をお持ちの方の中で、アーチェリー用品類の悩みを抱える方がいらっしゃいましたら、問い合わせフォームに詳しくご相談下さい。

         

         

        まだまだ暑くてエアコンを止めることができませんが、我が家は寝室のエアコンが不調のようです。今年の異常な暑さで負担が大きかったのでしょうか。完全に壊れてしまうと熱帯夜で眠れませんので、今日は新しいエアコンを注文してきました。新しいエアコンの設置は来週末。それまで何とかもってもらいたいものですが、どうでしょうね・・・(苦笑)

         

        先月の台風で中止になったメディカルチェックは9月1日(土曜)に開催いたします。スポーツ医療チームによるスポーツ科学トレーニングを積み重ねてきた結果、身体のすべてがどのように進化しているかが詳しくわかります。メディカルチェックの診断結果は、指導者への通知表とも言えるものです。今回のメディカルチェックも関東の入会メンバーの方がいらっしゃいます。土曜日になるのが楽しみですね。

        アーチェリーレッスン後期募集のご案内

        2018.08.27 Monday

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          土曜日はけいはんな地域でのレッスンで、日曜日は東京でのレッスンでした。天気予報では東京が36度の猛暑と身構えて新幹線で東京入りしたのですが、昨日の東京はそれほど暑さを感じませんでした。連日の38度超に身体が慣れてしまっているのもありますが、スポーツ医療チームによって作り上げられた強い身体は、夏の暑さをものともしませんね。

           

          最近にしては珍しく連日のレッスン日程となってしまいましたので、のぞみの復路はグリーン車にしました。のぞみのグリーン車は乗ってる人が少なくガラガラです。

           

           

          最近は日帰りで東京往復しています。自宅から東京のレッスン会場までの所要時間は片道約6時間かかります。4時56分の始発に乗るために3時に起きて問い合わせの数々に返信して朝食を作り、家を4時半に出て駅に向かいます。在来線・新幹線・在来線・私鉄・バス・徒歩で、最短では会場に10時半前に到着します。実際は途中で休んだり昼食を摂りますので昼すぎに会場入りして、3時間のレッスンを行います。レッスン終了後は車で駅まで送っていただき、夕食を済ませて新幹線で戻り、日付が変わる頃に家に着きます。就寝は1時半頃になりますので日帰り東京往復は22時間半を費やすのです。往復の新幹線の車内で合計4時間寝ることを考えると、車内での眠りの質の高さがどれだけ大切であるかがわかります。

           

          ほとんど寝てるだけのような移動ですので普通車もグリーン車も同じくらいに思ってましたが、翌日に残る疲労感に明らかな違いがありました。価格の差以上に得られるものが大きいですね。身体を大切にして価値の高い仕事をしたいものです。

           

          ■レッスン後期募集のご案内

           

           

          後期から入会される方のための募集日程が決まりました。

           

          東京レッスン

          1 10月7日(日曜)10:30-12:00

          2 10月21日(日曜)10:30-12:00

           

          けいはんな地域

          10月27日(土曜)14:00-15:30

           

          世界最高レベルのスポーツ医療チームと一体となった、最先端のスポーツ科学トレーニングに基づいて、ひとりひとりの身体の状態に合わせてリハビリ・トレーニングをプログラムいたします。

           

          これからアーチェリーを始めようと考えてる方、アーチェリーの上達が思わしくない方、究極の上達を得たい方、痛みや故障を抱えている方、ハンディキャップをお持ちの方などなど、入会希望の方は問い合わせフォームにご連絡下さい。

           

          入会希望などの内容が書かれてないメッセージには返信いたしませんので、必ずメッセージをご記入下さい。

           

          あと少しでスポーツに快適なシーズンです。この秋からは指導のプロフェッショナルから本当に正しい身体の使い方のレクチャーを受けて、爽やかで最高に楽しいアーチェリーを満喫しましょう♪

          高校野球とアーチェリー

          2018.08.23 Thursday

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            今月は9日から21日まで、13日間ものお盆休みを頂戴しました。家族と猫を連れて新潟に帰省した期間は、涼しくて快適な日が続きました。ほとんど仕事らしい仕事もせず、31冊の本を読み、映画を10作以上観て、あとは勉強したり、のんびり過ごすことができました。昨年までの2年間が異常なまでの激務でしたので、こうして自分の時間を過ごすことができることが何よりの幸せです。

             

            ヨーロッパのバカンス期間もようやく終わりが見えて、各メーカー担当者との連絡がつくようになり一安心です。バカンスが終われば輸送会社も人員不足ではなくなりますので、入荷のペースが早くなります。例年、バカンス明けからクリスマスまでは入荷の遅れはありません。これで安心して注文できますね。今年は新作ラッシュですので見逃せません。

             

            ■ステロイド注射

             

            13日間という最も長いお盆休みを頂戴したのは、身体を完全に休めたいという理由もありました。消耗品として多くの方が愛用されてるアバロンのカーボン矢の注文が非常に多く、毎日のように多くのシャフトカットに追われてました。シャフトカットとシャフト内部のクリーニング(シャフトカットしたポイント付属の完成矢以外)をしてましたが、あまりの量の多さに左手首が悲鳴を上げてました。

             

             

            これまでスポーツ医療チームの皆様をはじめ、多くの方に治療していただいてましたが、どうやら限界のようでした。手の使いすぎによる痛みを伴う慢性的な炎症を起こしている部分は、休み最終日の21日に、近所のペインクリニックでピンポイントに注射してもらいました。

             

            あれほど長いあいだ手技に頼ってた痛みですが、注射1本で痛みが激減しました。素晴らしいというか恐ろしいというか、ステロイドの効果を体感することができました。しかしながら慢性的な炎症を発生させた原因を根絶しないことには解決しないと、先生からキツく注意を受けました。シャフトカットは無料ですが、シャフトカット後のシャフト内部のクリーニングは、今後は矢を購入された方がご自身で行って下さい。アルコールを含ませた綿棒でシャフト内部を脱脂するだけの簡単な作業ですが、出荷量増大に伴い身体の回復が間に合いません。どうぞご了承下さい。

             

             

            フル稼動しているアローカッターは、シャフトを載せて転がすマウント部分が丸く磨耗して銀色になっています。マウントに載せたカーボンシャフトを軽く1回転させるだけでカットされるのですが、それを無数に繰り返しているうちに固いアルミ素材がカーボンシャフトによって削れていくのです。カーボンシャフトが砥石のようになっているのですね。機械が磨り減るペースで矢を作ってますので、私の身体も磨耗するはずです。

             

            機械は磨り減って使えなくなれば買い換えたらイイのですが、身体の部品は交換することができません。身体は使ったら休めないと修復しないのです。修復が間に合わないうちにすぐに使ってしまうと、身体は機械のように物理的に磨耗してしまいます。痛みを感じた時には故障が進んでいることが多いです。

             

            ■高校野球

             

            夏の風物詩高校野球のニュースが賑やかです。各競技のインターハイはニュースにもなりませんが、高校野球は別格です。テレビと新聞社の力の強さが、どれほどのものかがわかります。優勝した大阪桐蔭の強さは別格ですが、今回は準優勝の金足農業の報道が過熱で違和感を覚えます。メディアは国民に感動ポルノを植え付けたいのでしょう。

             

            日本人はこうした、出せる力を最後まで振り絞って、最後は力尽きて戦えなくなる姿から感動を見出すのが好きな、ドSな国民性のようです。私にはない感覚です。日本人はこうした残酷な話が大好きで困ります。どれほど根性論を愛してるのか知りませんが、指導者として本来やってはいけないことなので、決して美談にしてはいけません。

             

            「秋田大会から甲子園の準決勝まで1400球近くを投げていた蓄積疲労に、気温33度の猛暑が追い打ちをかけた。「4回くらいから足が動かなくなった」。それでも「周りの励ましの言葉のおかげでここまでこれた。甲子園は自分たちを強くしてくれた」と“平成最後の怪物”は甲子園に感謝した。」

             

            エース1人を酷使させ続けるプレイは、スポーツ指導を職業とする私の立場には危険な行為にしか思えず、前時代的な取り組みにしか見えません。公立が私立に勝つことが凄いのではない。人数が少ないチームが大人数のチームに勝つことが凄いのではない。決勝まで戦えたという結果が、本当に大切なことを完全に隠してしまっている。どれだけ手厚いケアを施し続けてきたとしても、疲労が回復するペースが追いつくことなど到底不可能なのです。

             

            選手を勝利のための兵隊にしてはいけません。それはもはやスポーツではありません。本当に凄いのは選手の疲労とストレスを最小限に抑えるためにパフォーマンスの高い選手の人数を揃えて戦力を分担させて、最高のパフォーマンスを常に全員が発揮できる環境を整えることができているチームなのです。

             

            高校野球で活躍して有名になった選手が後にプロ野球で活躍している人が極端に少ないのを見ると、未成年のうちに肩を使わせることがどれだけ悪影響なのかと思います。

             

            「アメリカでは「ピッチ・スマート」という名前で年齢ごとの投球数と登板間隔を定めている。高校生に相当する17〜18歳では76球以上投げた投手は4日以上の登板間隔を開けなければならない。しかるに今年の夏の甲子園では、金足農業の吉田輝星(こうせい)は、8日の初戦から大会を通じて計881球を投げた。アメリカなど海外の指導者が聞けば、卒倒するような数字だ。」

            「日本からMLBに渡る投手に対するメディカルチェックが厳しいものになっているのも、ほとんどの投手が「甲子園の洗礼」を受けているからだ。


            甲子園で多くの球数を投げた投手の将来は、明るいとはとても言えない。
            12年前に「ハンカチ王子」との愛称で全国的な人気となった斎藤佑樹は今年30歳となり、進退をかけるマウンドが続いている。他の投手も一時的には全国的に注目されたが、松坂大輔を除いてプロで活躍した投手はいない。その松坂にしても、同世代屈指の投手と言われながら、200勝には遠く届かない。成功したと言い切れないのではないか。」

             

            ■アーチェリーはどうか

             

            肩に限ったことではありませんが、身体は使えば消耗します。クールダウン・アイシング・休息期間・ケア、これらが十分な環境であっても消耗は進みます。特に肩は消耗品です。見た目は大きく成長しているように見える高校生でも、関節の育成はまだまだ未成熟です。

             

            野球の投球と違ってアーチェリーは、射の1回の動作のストレスは大きくありません。しかし関節各部や筋肉と健は、1射の動きで様々な角度に複雑な動きをします。1射のストレスは少ないのですが、野球の投球とは比べ物にならないほどの、多くの回数をこなすことになります。そのため正しい身体の使い方ができる指導を受けておらず、ドローイングのアプローチやフォームに誤りがある場合は、練習を続けるとたちまち肩や手首を損傷します。

             

            先に書いたアローカッターのアルミ製の台座がカーボンシャフトによって磨耗が進行するように、負担のかかっている部分や、擦動が生じる部分に関しては、ドローイングの回数に比例して磨耗が進行します。練習後に数日の十分な休息期間があれば修復されますが、多くの場合は回復が間に合わないまま次の練習で磨耗を進行させてしまっています。

             

            アメリカの野球でのピッチスマート同様に、アーチェリー選手の肩を守る取り組みを行う必要があります。多くの実射をこなせば、誰もが上手くなることなどないのです。ほとんどの選手が上達を願って多くの実射を続けることで身体への負担を増大させ、肩を磨耗させて痛みを抱えてしまっているのです。

             

            肩は消耗品ですが、痛みや故障を抱えてしまっても、新たしい肩に交換することができません。フォームに誤りがあったり取掛けやドローイングのアプローチに誤りがあるような場合、指導者や先輩がアーチェリーによる痛みや故障を抱えているような場合は、そこでの取り組みが根本的に誤っているのではないかと考えられます。

             

            アーチェリーでは肩を構成するインナーマッスルを正しく使うことができていれば棘上筋を傷めてしまうこともありませんが、三角筋や僧帽筋などのアウターマッスルに依存する誤った身体の使い方になっている人には棘上筋がアウターマッスルに負けて伸びてしまっていたり、切れてしまっている人もいます。それが原因で肩関節不安定症になっている人も多いのですが、切れた時は痛みを感じていても、次第に痛みを感じなくなる場合もあり、自分が抱えてしまっている肩の故障の事実を知らないまま練習を続けている人もいます。

             

            野球とアーチェリーは異なるスポーツのように見えますが、肩への負担が多い部分は共通しています。どちらのスポーツにおいても故障を防ぐためには肩関節のあらゆる方向への可動域(柔軟性)の高さと、あらゆる可動域からでも発生させることができる筋力の強さが必要です。

             

            特にアーチェリー選手は肩関節の柔軟性が乏しい人が多いので、日常で動かすことがほとんどない特定の角度への伸展が退化したも同然になっている人がほとんどです。未成年では肩の構造が完成してないままストレスにさらすことになるので、遠い距離を射たせるための強い弓を引かせると、たちまち身体に異変をきたし、生涯にわたって故障を抱えさせてしまうことになるのです。

             

            正しいフォームを習得して、脆弱なインナーマッスルを養成していくには時間がかかります。身体の状態を身体の専門家から正確な指示を受けて、適切なステップアップを踏んで上達を果たすことができた時になってはじめて、強いポンドで年間10万射以上をこなしても痛みや故障と無縁の身体でいられるようになるのです。

             

            その中にひとつでも正しくないものがあれば、30ポンド台のような弱い弓でも、あっけなく肩は壊れます。肩は消耗品ですので、回復までの時間を設けなければ、わずか半年程度で痛みや故障を抱えてしまいます。治療には時間がかかりますし、完全に元通りに治すことはできません。

             

            ただひたすら実射を繰り返すことは、練習にはならないのです。自分の身体を虐げているだけで本当の上達を知ることができないまま、時間だけが過ぎていくのです。アーチェリーが上手くなるための理想的な身体を作り、指導のプロフェッショナルから正しい身体の使い方を学んでマスターして、痛みや故障と無縁な最高に面白いスポーツライフを過ごしましょう。

             

            さて、今夜は大型台風が直撃です。前回直撃した台風よりも風が強く感じます。大雨も心配ですね。大きな被害がないことを祈ります。