DNAエクササイズ遺伝子検査結果

2017.07.21 Friday

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    七夕の日にDNA検査を提出したことを紹介したが、その検査結果が届いた。

     

     

    私のアスリートとしての潜在能力がどのようなものであったかを、明かしていきたい。

     

    ■DNAエクササイズ遺伝子検査

     

    このDNA検査は、運動時のパフォーマンスに影響を与え得ることが報告されている、以下の3種類の遺伝子多型を解析するものである。

     

     

    【検査対象遺伝子】

    ACTN3遺伝子 rs1815739(R577X)

    ACE遺伝子 rs4646994 (I/D)

    PPARGC1A遺伝子 rs8192678(Gly482Ser)

     

    【解析方法】

    マスアレイ法またはPCR-CTPP法またはPCR-RFLP法によるSNPs(一塩基多型)解析

     

    人間が保有する遺伝子情報は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンから成る塩基の配列によって情報が保たれ、個人間ではこの塩基配列の差異が、部分的に速筋線維・遅筋線維の割合や、運動時のパフォーマンスに影響を与え得ることが報告されている。遺伝子検査を受けることにより、自らの遺伝子特徴を理解し、運動時のトレーニング方法の選定などに役立てるための検査である。

     

    ACTN3遺伝子は、速筋・遅筋の割合に関係。

    ACE遺伝子は、血液供給量を調整し、運動時の疲労度に関係。

    PPARGC1遺伝子は、ミトコンドリアの生成や機能を調整し、運動効率に関係。

     

    分析機関:イービーエス株式会社

    EBSセルフメディケーションリサーチラボ

    衛生検査所登録番号:第9470号

     

    ■エクササイズ遺伝子検査結果

     

    それでは私の検査結果。

     

     

    ACTN3遺伝子は R/R型、ACE遺伝子は I/I型、PPARGC1A遺伝子は G/G型であった。アスリートとして究極の理想型だ。

     

     

    ACTN3遺伝子 R/R型は、速筋線維の割合が高く、瞬発力を必要とするスプリント・パワー系の運動に適しているタイプ。

     

    ACE遺伝子 I/I型は、血管拡張(筋肉への栄養や酸素の供給能)が高く、運動による疲労を感じにくいタイプ。

     

    PPARGC1A遺伝子 G/G型は、PGC-1α活性(ミトコンドリア増殖能)が高いため、運動の継続によりスピーディーにミトコンドリア量(エネルギー産生量)が増え、比較的短時間に運動が楽に行えるようになるタイプ。

     

     

    私が分類されるACTN3遺伝子 R/R型は、日本人の割合は19%である。速筋(白筋)の働きが安定し、瞬発系の運動能力が高いと考えられる。

     

     

    R/R型はパワー系、R/X型は瞬発力と持久力を持ち合わせる運動系、X/X型はαアクニチン3が存在しないため遅筋線維の割合が高く、持久力系。

     

    意外だったのは私はX/X型だと思っていたが、R/R型だったことだ。これまで持久系のスポーツばかりを続けていたので、長年続けてきたトレーニングの結果、速筋線維の少ない持久系の体型になっているようだ。確かに瞬発力は高く、アーチェリーでの最大強度は100ポンドを超える強さを引けてしまう。100ポンド引ける能力を備えていて40ポンドを引いているのだから、私が引いている強さは完全に持久力運動(有酸素運動)領域で扱いこなしていることになる。

     

     

    ACE遺伝子の活性が低いタイプは血液供給量が多くなり、筋肉へ酸素や栄養を送り届ける能力に優れている。

     

    私はI/I型である。I/I型の日本人の割合は40%だ。

     

     

    I/I型は筋肉へ酸素や栄養を送り届ける力が優れており(血管拡張能が高い)、運動による疲労を感じにくいタイプ。トレーニング効果が出やすいということが報告されている。

     

    イギリスの軍人78人の10週間の持久力トレーニング継続後のACEタイプごとの改善効果は、I/I型はD/Dタイプに比べて11倍の増大を示した。

     

    酸素マスクを使わずに無酸素登山による8000m以上の山を制覇した登山家15名の中に、活性の高いD/D型は一人もいなかったという報告がある。

     

    アーチェリーは瞬間的に最大筋力を発生させるスポーツではなく、ある程度の持久力の高さを問われるので、トレーニング効果が出にくいD/D型は、より質の高いトレーニングをプログラムしなければならない。

     

     

    私のPPARGC1A遺伝子は、G/G型である。

     

    骨格筋の中のミトコンドリア生成や、ミトコンドリアの機能を調整するPGC-1αたんぱく質の遺伝子である。PGC-1αの活性が高いほど、運動によりミトコンドリアが増殖する。G/G型の日本人の割合は27%である。

     

    G/G型はミトコンドリア増殖能が高いため、運動の継続によりエネルギー産生量も高く、運動強度を高めても長時間効率よく運動が行えるタイプである。

     

     

    ここに最も大事なことが書かれている。運動になぜ、ミトコンドリアが必要?

     

    運度により、ミトコンドリアとともに毛細血管が増え、速筋が遅筋の方向にシフトしていく。このメカニズムはすべてPGC-1αがコントロールしている。速度を上げて走ると、ミトコンドリアの量は飛躍的に増加する。マラソンを楽に走るには、骨格筋のミトコンドリアの量をどれだけ増やせるかがポイント。また運動によるミトコンドリアの増加は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の代謝酵素を促進することが認められ、持久力運動が上昇するといわれている。

     

    ■最後に

     

    この検査結果を眺めているだけでも、単に射つだけのアーチェリーが、自分の身体を優れた状態に養うことがないということが見えてくる。

     

    持久力運動を継続して行わないとミトコンドリアは増えていかず、運動による疲労を感じにくい身体づくりをしないことには、アーチェリーが上達しないと言われているようなものである。

     

    こうしたDNA検査に一喜一憂する必要はないが、自分の潜在能力がどのようなものであるかを知ることで、自分がやってみたいスポーツに対して、どのようなトレーニングをしなければならないかが見えてくる。

     

    私の結果を振り返ってみよう。

    ACTN3遺伝子 R/R型は、日本人の割合は19%。

    ACE遺伝子 I/I型は、日本人の割合は40%。

    PPARGC1A遺伝子 G/G型は、日本人の割合は27%。

    3つの条件が揃っている割合は、2.052%か。

    学力と運動能力が、どちらも偏差値70で面白い。

    両者には関係があるように思えてならない。

    私の周囲は、そんな人が多い。類は友を呼ぶと言うべきか。

    遺伝に努力を重ねてきた仲間なのだろう。

     

    運動能力遺伝子検査 DNA EXERCISE

     

     

    株式会社ハーセリーズ・インターナショナル

     

    アーチェリーショップにダマされて高額すぎる機材を買わされる前に、自分がアスリートとしての潜在能力をどのように受け継いできたのか、こうした検査で調べてみてはどうだろうか。税抜たったの7,000円である。

     

    高いアーチェリー用品一式を買い揃えることができているのだから、このくらいの投資はできるだろう。もしかしたら、とてつもない高い潜在能力を持っているにも関わらず、それを知らないことで開花させることができてないだけ、なのかも知れないのだ。

     

    メディカルチェックとミニ合宿

    2017.07.10 Monday

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      土日は1泊2日でミニ合宿でした。土曜日はスポーツ医療チームによる、メディカルチェックです。参加者の半数以上が新幹線や夜行バスで関東からという、驚きの状態です。中には片道10時間運転して駆けつけた方もいらっしゃいます。

       

      アスリートとして基本的な身体機能を備え、理想的な身体の状態に近づけていくためのリハビリ・トレーニングが一人一人の状態に合わせてプログラムします。そして身体能力がどのようにして養われているかを、メディカルチェックで定期的に検査します。今回のメディカルチェックも、スポーツ整形のドクター四本先生をはじめ、スポーツ医療チームの皆様8名にお越し下さいました。

       

       

      アーチェリーはドローイングしたストリングを離すだけで矢が飛んでいく、という極めて単純なスポーツです。しかし矢を的に運ぶために必要な身体の機能は、身体全体が協力し合って完全に一致した状態でなければ、正確な射をもたらすことができません。

       

      メディカルチェックでは数百項目の中から、アーチェリーの射を正確にするための運動機能を、60項目以上にもわたって精密に測定します。選手本人や指導者が知り得ることが不可能な部分までもを探り出すと同時に、本人が自覚してない身体の不具合箇所を見つけ出し、スポーツ以外での日常生活での痛みや怪我までもを早期に回復させ、合理的に上達を果たすことができるための取り組みです。

       

       

      アーチェリーを始めたばかりの方の身体の状態を、スポーツ整形のドクター四本先生が入念に診察します。四本先生はアーチェリーや弓道の動きに精通している、肩専門のスポーツ整形のドクターです。けいはんなアーチェリーでは、正確な骨格のポジションに誘導するための、正しい筋肉の使い方をマスターさせてからでないと実射の指導を行いません。そのため完全なる初心者であれば理想的なドローイングのアプローチにしかなりませんので大丈夫です。骨格各部に理想的な可動域を獲得したら、徐々に強化プログラムを重ねていきます。

       

       

      問題なのは、どこかで少しアーチェリーを習った初心者や、これまでアーチェリーを続けてきた経験者です。どこかでアーチェリーを始めた初心者は、その多くが腕力でストリングを引っぱってしまい、ドローイングのアプローチが完全に間違ったものが身体にプラクティスとして刻まれてしまっています。経験者はひたすら実射を続けてきたことが原因で、身体に抱えている問題点を指摘される人が多いです。我流の射が身体に様々な悪影響を及ぼし、身体のバランスを崩してしまうほど骨格が歪んでいたり、故障を抱えてしまっていたりと、これまで実に様々な身体状態を診てきました。正しい指導を受けて、時間をかけてじっくりと、理想的な身体を養っていくことが大切です。

       

       

      今回は半数以上が関東地域の入会メンバーでした。全体的に入会メンバーが増え、今シーズンの前期は新規入会募集をほとんど行うことができませんでした。しかし今では受け入れ態勢が強化されてきましたので、後期は新規入会募集ができそうですね。もう少し先になると思いますが、前期に入会できなかった方はご期待下さい♪

       

       

      スポーツの分野での活躍を目指す理学療法士の先生が増えて、私たちにとっては喜ばしい限りです。京都九条病院ではスポーツ内科が新設されたのみならず、この春からスポーツリハビリテーション課が新設され、アスリートにとって究極に理想的な病院です。ここまでスポーツに特化した病院は、関西唯一の存在です。

       

       

      それに、理学療法士の先生方に、エコー(超音波測定器)の達人が多いのも素晴らしいです。もう数百人のアスリートの筋肉の状態を調べてきたそうです。スゴイです。これは下肢エコーです。身体を支えるために必要な下肢筋肉の状態が、部位ごとにどのようになっているかを調べます。筋厚を測定して、前回の測定結果と比較することで、個別のトレーニングの進捗状況がどうであるかを数字で示します。

       

       

      そして日常生活における身体のトラブルに関しても対応します。腰を治療した経緯のある方は、今の身体の状態がどうであるかを入念に調べます。そして不具合箇所を探し出して治療を行います。筋肉の状態が芳しくない部位を、どのようにしてセルフメンテナンスをするか、その方法を個別の状態に合わせて指導します。

       

       

      元々五十肩などを抱えてらっしゃる方や、肩や肘に不安を抱えている方には、スポーツ整形のドクター四本先生がエコーを使って患部の状態を調べます。私もメディカルチェックで多くの方のエコーの画像を見てきましたので、エコーでの筋肉の状態が理解できるようになってきました。「門前の小僧、習わぬ経を読む」さながらですが、筋肉表面が荒れた状態になっているのが見えると、ここが原因で、この動きの時に痛みが発生しているのだろうとわかります。筋肉の状態や筋肉の動きが見えるので、エコーはスポーツ指導には欠かせないアイテムに思えます。当会にも1台欲しいですが、1台数百万・・・。今回もエコーを2セットご用意下さいました。本当に有り難いです。

       

       

      レッスン受講生の皆さんの検査が終わったら、私の身体のエコー検査です。まずは下肢エコーから。筋肉それぞれを測定してバランスを調べます。下肢トレーニングの成果は筋肉量の増加として、筋厚を数字に表わして具体化します。色白で皮下脂肪が少ないので、筋肉の動きはもちろん、皮膚を透けて毛細血管の状態まで見ることができます。

       

       

      横になった状態で様々な姿勢で腹部エコーをした後に、立ち上がった状態での腹部エコーです。立位では腹横筋の緊張が起こり、腹横筋の緊張によって腰部をコルセットのように引き締めて腹部を安定させます。呼吸の状態によって腹横筋の活動は異なりますので、吸気時と呼気時それぞれの状態でエコーを実施します。腹筋と言っても一般的に行われている腹筋だけでは不十分です。様々な角度から効果的なコアトレーニングを行うことで、不安定を誘うウィークポイントを強化することができるようになりますが、後から鍛えたのでは、射のアプローチに入ってきません。まずは正しく機能する身体を養うことが最優先課題です。

       

       

      次に上肢エコー検査です。肩甲骨の安定に寄与する重要な筋肉群の状態を、ひとつひとつ調べていきます。体幹で支えている弓の力が左右均等であるか、特定の部位を酷使させていないか、筋肉の状態を調べていきます。

       

       

      アーチェリーの指導者はハダカにならないと仕事はありません。アーチェリーが上手ければ指導者ができるワケでもありません。それは、射のなかで細かな筋肉の様々な動きを、レッスン受講生に見せて理解してもらわなければならないからです。特に腰部と腹部の筋肉の状態を実際に見て、作用の状態を実際に触れて体感しないと、自分と指導者の筋肉の作用のさせかたの違いを教えることができないからです。百聞は一見に如かず。教わる側は、指導者の皮下脂肪を見たいのではないのです。

       

       

      これは小円筋の状態を調べています。決められた方向に動かして作用させた状態を見ます。ドローイングのアプローチに誤りがあると正しく作用させることができないので、思い通りに肩甲骨を動かすことができず、どれだけ練習量を増やしても大して上手くなれません。肩が上がってしまうのを力ずくで抑え込むような状況になってしまっていては、身体の中に複雑な力の向きを与えてしまいます。それでは射の数量が増えての疲労に従って、身体の各部がバラバラな動きになってしまいます。正しく習ってきていない人は、ほとんどそんな人ばかりです。

       

      練習は、単に量をこなせば上手くなるのではありません。ひたすら実射を繰り返す人は多いのに、実射のための準備が大幅に不足しているから、どれだけ練習を続けても上手くなれないのです。自分の身体と正しく向き合って、自分の身体の状態の真実を知り、本当に自分に合った取り組みでなければ意味がありません。

       

      身体の中に本物の中身を備えることができれば、アーチェリーなんて簡単なスポーツです。「黄色にしか当たらないから面白くない」と言えるようになるためには、何をしなければならないかを知る手段を持つことが大切です。

       

      スパイン2000 1800 の追加と、入荷遅れについて

      2017.07.07 Friday

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        ■入荷遅れのお詫び

         

        出荷担当者からのメールを一部抜粋します。

         

        As a result of the global cyber-attack, there are serious problems in the transport company TNT.
        We cannot guarantee that your goods will be delivered under normal time conditions.
        TNT’s tracking system is completely inoperative and no shipments can be tracked or followed up on.

         

        国際輸送を担うTNT社がサイバー攻撃に遭い、システムがダウンしております。そのため6月末に出荷された荷物が未だに入荷しない事態になっております。現在は送り状番号での追跡ができない状態で、荷物がどこにあるのかを把握できないようです。

         

        そのため入荷がしばらく遅れると思います。お急ぎのところ申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

         

        ■柔らかいスパインの追加

         

        アバロンのカーボン完成矢「クラシック」に、2000 1800 という柔らかいスパインが追加になりました。ジュニアやドローレングスが短い方には最高の選択肢になりますね。

         

        現在は完成矢のみのラインナップで、シャフト単体での販売はありません。これらのスパインは、羽根はEP16サイズ、ポイントは50グレーンのワンピースポイントが付属しております。ワンピースポイントは接着されない状態で入荷いたしますので、コンポジット・タイロ完成矢のように、シャフトカットの際に別途ポイント代金は必要ありません。32インチという長い状態で入荷します。シャフトカットは無料です。

         

        ■メディカルチェック

         

        明日からはメディカルチェックを含めたミニ合宿が始まります。

         

        メディカルチェックではエコー(超音波)測定器を使って各部の筋肉の発達具合を調べます。下肢エコーがありますので、ハーフパンツか、丈の短いジャージを着用して下さい。通常のジャージを腿上までまくり上げた状態だと筋肉が圧迫されるために、正しく測定できない場合がありますので、お願いします。

         

        全身の関節可動域の測定を行いますが、前日になって「付け焼刃」的に頑張って強めのストレッチをしたり、筋トレを行わないで下さい。筋肉に緊張や疲労が生じてしまいますので、前回よりも悪い結果が出ることがあります。くれぐれもご注意下さい。

         

        宿泊される方は、洗面用具・シャンプー・タオル・ドライヤーを忘れずにお持ち下さい。

         

        ■DNA検査

         

        トライアスリート界の第一人者の友人から、運動能力遺伝子検査ができることを教えてもらいました。瞬発力・持久力・運動能力の適正に関する3つの遺伝子を調べ、自分の体質に応じた運動種目の選定や、効果的なトレーニングを実施できるようになるものです。そして潜在的な弱点を強化することで、ケガなどのリスクを減らすことができる、というものです。

         

         

        なかなか面白そうなので、さっそく注文しました。

        興味がある人はこちらのサイトをご覧下さい。

        http://www.herseries.co.jp/wrk/exercise/

         

         

        DNA検査では様々なことを調べることができます。アルコール感受性遺伝子検査キットもあります。これは運動能力に限定した分野を調べるためのキットです。詳しくは結果が送られてから紹介します。

         

         

        何の因果か、7月7日七夕の日にDNA検査の提出や(笑)。願いが叶うオトコかどうかを、口腔粘膜を1分間ひたすらこすり続けてポストに投函(笑)

         

        七夕の笹飾りに願いを込めた短冊は美しくも思えるかも知れないが、祈りや願いのような他力本願では自分を前に進めることはできない。しかしこれは必ず相手に届いて自分の潜在能力を示してくれる。うすぼんやりと夢見て努力するよりも、現実を知って正しく努力することが大切だと言ってるのだが、盲目的なムダな頑張りですらも美徳と捉える向きは、指導する立場としては疑問しかない。

         

        未来を担う幼少期のアスリートにとって、必要不可欠にも思える遺伝子検査。ムダに高額なアーチェリー機材一式を買うよりも、こうして自分の身体を知ることが大切です。

         

        これからアーチェリーを始めるひとのみならず、経験者が検査しても面白いでしょう。自分が持って産まれた才能で上手くなったのか、正しい努力の積み重ねで上手くなったのか、才能がなくてヘタクソなのかが見えてくるかも知れない。

         

        約20日程度で結果が返送されるようです。このDNA検査の結果はつつみ隠さず公開して、私が持って産まれた遺伝的な運動能力を、ここで丸ハダカにします。結果が届くのが楽しみです。

        フォーミュラタイプのリム発売

        2017.07.05 Wednesday

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          どうして初心者にフォーミュラのハンドルを売りつけるのか?他と互換性のないフォーミュラタイプのハンドルを買わされてしまうと、高額すぎるフォーミュラ以外のリムの選択肢がなくなってしまう。

           

          何も知らずにいきなりフォーミュラタイプを買わされてしまった方からの要望が多く寄せられますので、フォーミュラシリーズのリムを扱わざるを得なくなりました。多くの方が低ポンドにも関わらず、ビックリするほど高額なリムを勧められ、悩んだ末に相談が寄せられるのです。

           

          秋津の店舗では高額な製品を勧めることはありません。そこまで高額な製品は必要ないと、はっきりとお伝えしております。それでも、どうしても欲しいと言うので仕方なく高額な製品を取り寄せることがあります。高くてもいいから当会から買いたいと仰る方が意外に多いのビックリします。

           

          ■売上額と利益について

           

          これは、よほど安く売ってくれるショップ以外での、当会での話です。他のアーチェリーショップの内情は知りません。

           

          特にホイットとW&Wの高額な機材で一式揃えた場合、値引きをしてもかなりの金額になります。当会では値引き後総額30万円のセット一式お買い上げいただくと、15万円近い利益になります。値引き後総額20万円のセット一式では、10万円近くにもなります。ちなみに5万円のセットで1万5000円、3万円のセットで7000円程度です。高額な製品を定価で買ったとすれば、さらに利益率は高くなります。メーカー直、ディストリビューター経由、他国のショップ経由など様々な仕入れルートがありますが、できるだけ高い利益率を確保できる製品を売りたいと思うのが普通です。よほどの安売り店はいざ知らず、お客さんがお持ちの大手ショップの見積もりを見ても、同じ製品なら当会の方がかなり安いことが多いです。

           

          当会だけでも年間数100人分の販売になりますので、高額な製品しか売りたがらないアーチェリーショップは、凄まじい利益率で、相当な金額を稼ぎ出せているのは想像に容易いでしょう。平均販売価格帯を1人あたり25万円に設定しているショップでは、年間200人のお客さんがいれば、24,000,000円の利益になります。弓を買うお客さんが100人しかいなくても、12,000,000万円の利益です。売上高ではありません。利益です。小さな個人店でも、弓を買うお客さんが100人しかいないことはないでしょう。

           

          ホイットとW&Wは仕切りの潜りあい合戦を続けてきてシェアを伸ばしてきたブランドです。最初は良心的だった販売店に、仕切りの低さという悪魔の文言をショップオーナーの耳元に囁(ささや)きます。他よりも仕切りが低ければ上代金額が同じであれば、値引きをしても利益が大きく残ります。

           

          ■フォーミュラを売りたい理由

           

          日本の多くのアーチェリーショップが必死になってフォーミュラばかり売ろうとする理由は、高額な製品で大きな利益を確保できる点です。ホイットもW&Wも利益はほとんど同じですが、フォーミュラを選ばせた場合はILF方式のリムを選べなくなります。フォーミュラシリーズのハンドルを売りつけてしまいさえすれば、フォーミュラ適合のリムを使わざるを得ず、再びショップに大きな利益をもたらすことが確実に期待できるからです。そうして何度かショップに通っているうちに金銭感覚が狂ってきます。矢も買い換えるたびに、ビックリするような高額な矢を買うことになります。

           

          ショップにとってのその好循環の状況を作り出すためには、どんな手段を使ってもフォーミュラのハンドルを使わせる理由を強引に作ります。私がその立場だったら、必ずそうすると思います。でもそれが平気になってしまっているのは薄気味悪いというか、金の亡者というか、最悪な業界に思えてなりません。

           

          利益率が高いことが悪いとか、儲けることがいけないと言ってるのではありません。しっかりと儲けて、それを次世代への取り組みへと活かすのであれば、日本のアーチェリーの世界を、より良いものへと導くことができるからです。長期的に見れば、安く売って、買ったお客さんに得をしたと思わせるよりも得策です。

           

          相手が高校生だろうが誰であろうが、相手の経済状況を鑑みるどころか、高額な製品を買わないと後悔するぞと半ば脅しに近い販売をしていたり、高額な見積もりをチラつかせて選択肢を与えないのが問題なのです。レベルに見合わないムダに高額すぎる製品を、絶対に扱いきれない相手に売りつけることは、提案ではなく押し売りなのです。指導者や先輩などがどこで買えと強制して選択の自由を奪うのは、法に抵触します。

           

          何も知らない相手をフォーミュラ信者にさせるのは、実に簡単なのです。私が同じことをしようと思えば簡単です。メーカーのセールストークを、まことしやかに声高に叫び続けたらいいだけなのです。でも実際に使ってみると、今私が使っているアーチェリーをフォーミュラに持ち替えたからと言って、果たして何点の得点アップができるのかを説明することができません。70m36射で320点の選手が、弓を変えたことで340点出るというのなら価値はありますが、そんな人はいません。

           

          何度も言ってるが、上級者以外のアーチャーをダマして高額な製品を売りつけるのは簡単なのだ。使ってその違いを比べることができる能力がないからです。ですから、高い得点が出せていないのに高額な製品を勧められたあなたはダマされているのです。私が悪魔に魂を売って高額な製品ばかりを売りたいという方針に転換することがあったとしたら、凄まじいセールストークを展開して猛烈に売上を伸ばしますよ。絶対にやりませんけどね(笑)

           

          ■一部フォーミュラの取り扱い開始

           

          フォーミュラのハンドルを買わされてしまった初心者の方から、ステップアップ用の安いリムがないかとの相談が多く寄せられます。そこで比較的手軽なグレードを中心に取り扱うことになりました。

           

           

          こちらはフォーミュラのエクセル、ウッドコアのグラスリムです。ステップアップ用に手軽に使えるリムは、残念ながらエクセルしかありません。ILF方式でないフォーミュラを、上級者以下に勧められない理由がこれです。エクセルを買う値段があれば、ILF方式のリムであれば、かなりのハイスペック製品を買うことができるからです。

           

          段階的なステップアップをせずに、いきなり高額なリムを勧めるショップもあるようですが、ほぼ間違いなくフォームを崩します。上手くならないどころか、身体に故障を抱えてしまうかも知れません。そのため当会でILF方式のハンドルを買った方には、リム1セットを4,320円でレンタルすることができます。1セットのリムのレンタルの期間は最大で2年間です。焦って早く競技用の自分のリムを買わせるようなことはありません。ですからフォーミュラタイプではなく、ILF方式のハンドルを買うべきなのです。

           

          当会ではフォーミュラタイプのハンドルは上級者と、金銭的に余裕がある方以外には販売いたしません。高額なので、フォーミュラタイプのリムのレンタルをする予定もございません。

           

           

          メーカー在庫限りになりますが、クアトロが特別価格になってました。フォーミュラタイプのハンドルを使っていて、これから上級者用のリムに買換えを考えている方がいらっしゃれば、サイズ・ポンドが合えばお得だと思います。どれも数本ずつしか在庫がないので、早い者勝ちになると思います。

           

           

          SFからもフォーミュラタイプのリムが発売されています。W&W製のフォーミュラリムという位置づけです。こちらはフォームコアのカーボンリムです。中身はフューリーとほとんど同じらしいので、間違いなく一級品です。と言うか、ここまで不便な思いを強いることになるので、手当たり次第にフォーミュラのハンドルを売るのをやめてほしいものです。

           

          W&Wから1万円くらいのフォーミュラ用のグラスリムを出してもらいたいものですが、他社の独自規格にそこまで合わせることもないとも思います。初心者や中級者にフォーミュラタイプのハンドルを売りつけさえしなければ、このような問題は起こらないからです。しかしながら、アーチェリーショップのモラルに問題があります。

           

          よほどお金が余っているような方でしたら、高くても何でも欲しいものを買い揃えればいいと思います。趣味に高額をつぎ込む余裕が、日本の経済を循環させることに繋がるからです。しかしながら、スポーツとしてアーチェリーを取り組みたい青少年の親から高額な紙幣をむしり取ることが平気な、悪魔のようなアーチェリーショップが実に多いのです。

           

          アーチェリーを始めるための初期投資は、それほど必要ありません。10万円もあれば、世界で通用するレベルの得点を出すことができる機材一式が揃います。その2/3程度の値段で、全国大会で戦えるレベルの機材が揃います。安い方がいいとか、高いのがいけないと言ってるのではありません。それに個人的にホイットのことが嫌いなワケでもありません。利便性が高いか、そうでないかを問うているのです。困っている人がいないのであれば、こんなにも相談してくる人がいないハズなのです。

           

          フォーミュラのハンドルなんて、そのレベルに到達してからでいいのです。でもそのレベルになったときには、何を使っても当てることができるようになっていると思いますよ。だから私はフォーミュラを勧める気になりません。フォーミュラがILFに成り代わるほどの規格にならない限り、このブログでフォーミュラシリーズのハンドルを積極的に勧めるようになったら、「アイツは悪魔に魂を売ったな」と思っていただいて結構です(笑)

          価格改定のご案内 完成矢のシャフトカットについて

          2017.07.01 Saturday

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            ■価格改定のご案内

             

            春頃は円高でしたがここに来て円安が進み、1ユーロ128円台を突破しています。

             

             

            そのため一部をのぞく製品を、7月1日から僅かに値上げさせていただきました。過去にこちらで紹介させていただいた価格と異なる製品がございますので、ご注文の際にご注意下さいますようお願いいたします。

             

            当会では為替の状態に応じて価格を変動させていただく場合がございます。何卒よろしくお願いいたします。

             

            ■完成矢のシャフトカットについて

             

            アバロンのカーボン完成矢は人気が高く、当会の在庫が非常に少なくなって参りました。コンポジット完成矢はメーカー在庫もほとんど完売している状態です。

             

            当会では完成矢のシャフトカットを無料でさせていただいております。完成矢にはワンピースポイントがエポキシ接着剤で接着された状態で日本に入荷してきます。

             

            そのためシャフトカットする場合は、シャフトにインサートされているカーボン部分を火炎で直接焼いてポイントを引き抜き、ポイントのインサート部分に強固に付着しているエポキシ接着剤を、アセトンに半日程度浸して、アセトンで柔らかくなったエポキシ接着剤を取り除いた後にメラミンスポンジで手作業で磨いた後に、クリーニングしてからファスナー付きのビニール袋に入れてご用意させていただいておりました。

             

            このようにポイントが接着された状態で入荷する完成矢は、シャフトセットで入荷するシャフトをカットするよりも、何倍もの手間と時間がかかります。しかしながら注文数が増加の一途を辿り、1日に4-5ダースも注文があると、その日のうちに作業が終わりません。

             

            そこで、これまで完成矢からポイントを取り外してカットしていたものを、今後はポイントが装着された状態のままでシャフトカットを行うことにしました。引き抜いたポイントをそのままお渡しすることはできませんので、ポイントは別にご用意させていただきます。

             

            ポイント代金をほぼほぼ原価でお付けする格好になりますが、今後はコンポジット・タイロ完成矢は、シャフトカット1本につき税抜30円を頂戴いたします。(1ダースで税抜360円)

             

            ※完成矢キットなど、シャフトセットで入荷する製品にはかかりません。クラシック完成矢はポイントが接着されない状態で入荷いたしますので、費用はかかりません。

             

            ■カット後の未使用のポイントについて

             

            先端をカットしたシャフトに付属しているポイントは将来的に、シャフトの一部が接着されたそのままの状態で格安で販売させていただこうと考えております。

             

            ご自身でガスコンロなどでインサート部分を焼いていただき、引き抜いたポイントをダイソーなどで販売されてるネイルリムーバーに浸していただけましたら、新品のワンピースポイントとしてお使いいただくことができます。

             

            未使用ポイントは販売の準備ができ次第、ご案内させていただきます。どうぞご期待下さい。