タブの状態が悪い人だらけ

2019.03.21 Thursday

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    最初にハッキリ言っておく。不潔極まりない自覚がない人が多すぎてあきれ果てている。

     

    私は潔癖症ではないが、その日の運動の有無に関わらず着ていた下着は毎日洗う。スポーツでかいた汗を拭いたタオルはすぐに洗う。食事の前には手を洗うし食後は食器を洗って片付ける。これらの行為に疑問を抱く人はおらんやろう?

     

    車を所有している人であれば、汚れが目立つようになってきたら洗う人が多い。窓ガラスが汚れたら拭く。それも否定するまでもない。

     

    アーチェリー競技に使う機材類は、使うたびにハンドルとリムを絞ったタオルで水拭きする。ストリングワックスを塗ってフラッシングする。数回に一度ストリンガーを洗う。雨にさらした機材は持ち帰ってすぐにオーバーホールする。本当に正しい指導を行うことができていない所で何が行われているか知る由もないが、これらはアーチェリーを行う者の中で必然的なメンテナンスとして行う常識である。機材提供を受けているサポート選手であれば、メーカー担当者からしつこく念を押される。使うことが宣伝活動なので汚れや傷が許されないからだ。

     

     

    しかし中には非常識な人がいて、チェストガード・アームガード・フィンガースリング・タブという、常に身体に触れている用品類を洗わないまま使い続けるという、人間社会での常識から乖離した部類の存在がいることにビックリさせられる。これらは必ずしも毎回洗えと言ってるのではない。履いてるシューズが汚れてきたら洗うやろう。その程度の比較的長いスパンでのことが成されていない。

     

    まぁ、「一流選手になりたい」と言うのが口先だけである証拠なのだが、本当に上手くなったら常に注目を浴び続ける存在になり、身体の動きの詳細や使う機材の隅々までを常につぶさに観察される対象となる。自分がそうなる将来を見据えてないから、そんな状態であるのは間違いない。だからアーチェリーのみならず、何をやっても「パッ」としないのだ。アーチェリーから学び得たすべてを活かすことができるかどうかは、すべて自分で気づくしかない。アーチェリーを通じてどこまでも成長してもらいたいものだと、すべての人に対して思う。

     

    チェストガードやアームガードは洗濯ネットに入れて洗濯機に洗わせたらエエだけや。中にはタブを洗濯機で洗う猛者もいるが、皮革に含んだ洗剤が完全に抜け切れないことが多いので、手洗いのほうが無難。そこで競技用の分解式タブの洗い方を詳しく説明したい。

     

    ■タブの洗浄

     

    アバロンのクラシックタブを使い込んだあとに、表皮を新喜皮革のコードバンに交換して使っています。裏革は最初からタブに装備されていたスウェード調の人工皮革です。

     

    このクラシックタブが優れているのは、安価であるにも関わらず分解式で皮革の交換ができて、交換用の皮革がビックリするほど安いこと。指で触れる裏革は、まるで本皮かと思うほど高い質感の人工皮革で、耐久性が高く何度も繰り返して洗うことができることです。そのため表皮をコードバンに交換して裏革を既製品という組み合わせで、驚異的なロングサイクル使用ができてしまうのです。

     

    分解式タブでコードバンが装着されているのであれば、これから紹介する手順で洗って下さい。

     

     

    まずはアーレンキー(六角レンチ)を使って皮革を固定しているボルトを外し、2枚の皮革をプレートから取り出します。

     

     

    お湯を入れた洗面器に2枚の皮革・カントピンチ・ベルトを浸して、優しく揉み洗いをします。カントピンチの中に水分が入ると抜けなくなりますので、プレート固定ボルトを締めた状態で洗って水の浸入を防止します。

     

    頻繁に洗っている人のタブであれば汚れは少ないので、2回目以降は洗剤を使わず湯揉み洗い・乾燥・オイルメンテナンスだけで常に清潔な状態を保つことができます。

     

     

    湯揉みしたら洗面器の中のお湯を換え、洗剤を使って揉み洗いをします。洗剤ではなくてもハンドソープで十分です。私は手洗い用の泡ハンドソープを使っています。わざわざ特別なものを用意する必要はありません。

     

    裏革に汚れが見えないほど頻繁に洗ってるこのタブでも、ソコソコの汚れが染み出てきます。使い続けたタブの裏革に汚れが見えるようなタブでは、洗面器の底が完全に見えなくなります。

     

     

    まるで交換したばかりか?と思うほどの私のタブでも、しばらく使っているとこの程度の汚れが出てきます。初めて洗う時は皮革に浸透させてある染料と油脂が出てきます。クラシックの裏革は人工皮革を皮革に似せて染め上げてますので、初めて洗う時にはお湯がオレンジ色に染まります。2回目以降は染料が出てくる量が徐々に減っていきます。

     

     

    お湯を何度か交換して汚れが出てくる量が減ってきたら、皮革を揉んですすぎます。通常の洗濯物とは違って皮革は内部に洗剤成分が浸透して留まりますので、お湯の中で優しく丁寧に揉み続けます。

     

     

    コードバンは乾燥状態だと硬いのですが、水分を含むとグニャングニャンの状態に変化します。乱暴にすると皮革が変形してタブに合わなくなってしまいますので、柔らかくなった状態のコードバンは丁寧に扱って下さい。

     

    使って変形してしまったコードバンの形状を直すことができますので、ドローイングのマズさや取り掛けを直したい時にはタブを洗って最高の射ができる部分を探りましょう。

     

     

    丁寧にすすぎを終えたら、2枚の皮革が含んでる水をタオルに移します。

     

     

    タオルの中に挟んで上から真っ直ぐ、そっと踏みつけます。皮革がグニャグニャに柔らかい状態なので、強すぎる力で踏み込んだり、グリグリと踏みにじらないで下さい。この段階で完全に水分を除去しようと思わなくても大丈夫です。

     

     

    水分をタオルに移すと急速に乾燥が速まりますので、少し作業を急ぎます。表皮のコードバンにあけた穴の位置がプレートの穴の位置に合うかどうかを確かめます。少し広がって合わない場合はテーブルの上で指先で皮革を変形させたり収縮させたりして、プレートの形に合わせます。その直後にコードバン表皮の上に裏革を重ねて同様に穴の位置を合わせます。これをせずに乾燥させてしまった場合は、再び水を含ませて皮革を柔らかくして形状を合わせます。

     

     

    皮革の穴の位置を合わせたら手帳の表紙に皮革を並べ、コードバンのストリングが触れる面を上にします。そこにステンレス製のバットを置いて、バットの上に何か物を乗せて静かに待ちます。

     

     

    3時間程度固定すると形状が安定します。バットの底はツルツルなので、コードバン表皮の上面はこのようにツルツルに輝きます。この状態のまま翌朝まで乾燥させます。ドライヤーやストーブの前などで急激に乾燥させるとたちまち変形してしまいますので、常温で自然に乾燥させて下さい。

     

     

    朝になると、このように平らな状態で硬くなっています。乾燥が足りないと感じる場合は表裏ひっくりかえして皮革から水分が完全に抜けるのを待ちましょう。

     

     

    指が触れる裏革は、まるで新品のようにリフレッシュされました。汚れる前に洗って下さい。この作業を面倒クサイと思うようでは管理ができないということなので、アーチェリーに向いてません。雨の競技会を終えた直後にも同様のメンテナンスを行います。

     

     

    乾いたコードバン皮革にオイルを含ませたら元の状態に組み付けます。2枚の皮革にボルトを当ててからプレートに固定していきます。皮革を固定するボルトを締める順番は、中指が当たる位置から外側に向けて合わせていき、皮革に緩みや弛みが生じないように丁寧に装着します。

     

     

    それぞれの部品を組み合わせたら完成です。表皮は新品時の真っ直ぐな形状に復元してますので、これまでの取り掛けの位置に関係なく、自分が合わせていきたいと思う好きな位置で取り掛けたり、ドローイングのアプローチを変えた時に生じる取り掛け状態の変化をじっくり確かめて下さい。

     

     

    こうして正しくメンテナンスを行うことで最良の状態を保つことができます。正しくメンテナンスをしていれば、数十年もの間使い続けることができます。一年で10万射もの射をこなすような選手でもない限り、コードバンは使い捨てではないのです。

     

     

    何度も洗って染料が落ちているので色は違ってきてますが、このタブだけ見たら裏革は新品にしか見えないと思います。

     

    タブ裏革に求められる最も大切な機能は、指先から発生させている水分・塩分・油分を含むことです。水分は蒸発しますが、水分以外の分泌物は裏革に含み続けます。裏革の色が変化するまで使い続けてはいけません。タブが汚れているなど、あってはならないことなのです。

     

    スマホの画面は操作のたびに汚れていきます。それはなぜでしょう?事件で捜査する時に犯人の指紋を探します。指紋は一体何でしょう?指先から常に浸出している皮脂で汚れてきたスマホの画面やメガネのレンズは、マイクロファイバーのシートやセーム革やベロア革でキレイに拭い取ることができます。タブで使われている裏革は、それほどまでに油分を吸着するのです。交換しないとか洗わないなど、あってはならない非常に不潔なことなのです。

     

    もしもタブが汚れているのなら、今すぐ洗いましょう。不衛生が常識である集団を形成するのはやめて下さい。これからは心を入れ替えてタブを清潔に保ちたいと思うのであれば、タブはアバロンのクラシックがオススメです。見える汚れが出る前に洗って、常に手入れが行き届いた状態にしてアーチェリーを楽しみましょう。

    ストリング長指定製作 FF+・ダクロン

    2019.03.19 Tuesday

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      ボルト固定やILFによって多様な組み合わせを試すことができるようになりましたが、アーチェリー用品として販売されているメーカー完成弦はサイズの指定ができません。そのため使うハンドルやリムによって完成弦が短かったり長かったりと様々です。

       

      そこで自分で自分のストリングをまだ作ることができない人のために、ストリング長指定製作のストリングを2種類ご用意させていただきます。

       

      ストリング長指定製作 FF+ 2本セット

       

      ストリング長指定製作 ダクロン 2本セット

       

      FF+は5mm単位、ダクロンは10mm単位で細かに対応させていただきます。

       

      こちらの指定製作は、ストリングに関する知識をしっかりと勉強してきてから注文して下さい。説明を読んだら理解できるような内容の質問にはお応えいたしません。何を使っているのでどんな長さにしたらいいかという質問などには回答いたしません。注文の際に指定した長さのストリングジグで単に2本製作するという単純作業のみ承ります。指定の長さはストリングに捻りを加えてない長さです。ストリングジグで製作した状態のままお送りします。

       

      ストリング長指定製作は最低発注単位は2本で1セットです。1本での注文はできません。

       

      本当は自分が使うストリングは最初の頃は指導者や先輩に作ってもらい、アーチェリーに慣れてきた頃になると自分で作るようになるものです。完成弦や、指導者や先輩が作ってくれることにいつまでも甘えないで下さい。1回でも自分で作る経験があれば、これほどまでに安く買うことができるメーカー完成弦や、指導者や先輩が自分のために作ってくれたストリングが、どれだけ尊いものであるかを理解することができます。

       

      ストリング製作の作業は実に簡単です。アーチェリーの基本の基本です。自分で使うストリングや、自分が教える相手のストリングくらい、指導の最中に「チャッチャ」と作って見せてあげてましょう。それを見ることでストリングが及ぼすセッティングの奥深さを一見にして理解できるようになるのです。

       

      ストリングジグくらい1人1台持っておきましょう。買うのが高いと思うのであればホームセンターの材料で作ればいいのです。自分で作ればジグの材料費は数千円です。自宅の壁や柱、自転車用のラックやスチールラックなどを利用してストリングジグにすることもできます。知恵と工夫を凝らして何でも自分でできるようになって下さい。

       

       

      スタークから爆発的人気の生涯保証、鍛造アルミCNC切削ハンドル「フーツラ」に高級ウッドグリップが発売されました。高級と言っても僅か 1,620円です。フーツラをグレードアップさせるには最高のアイテムですね。相変わらず美しい仕上げなのが魅力的です。

       

       

      キネティックのスタイライズドにも交換用ウッドグリップが発売されました。スタイライズドには最初から標準装備されてますが、削りすぎてしまったような加工に失敗した場合には嬉しいですね。こちらは 1,944円です。

       

      キネティックからはアリオス・ノウス用のウッドグリップも発売されています。必要な人はチェックしてみて下さい。

       

       

      こちらはWNSのフィンガースリング新製品です。競技者用の本格仕様なのですが 378円というビックリ価格です。4色のラインナップです。

       

      長さを調節しやすくなってますので、調節の際に何度も結び直す必要がなくて便利です。発射の際に飛び出したハンドルが衝突する部分には緩衝用のラバーが装備されています。大切なハンドルにキズをつけてしまう心配がないのが嬉しいですね。

       

      こうしたアイテムはマメに洗って使って下さい。汚れが落ちにくくなってきたら新しいものに交換して、春からイメチェンしていきましょう♪

      アルミ鍛造CNCハンドルの人気爆発

      2019.03.16 Saturday

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        本日のレッスンはまさかの雪!!!のために屋外での実射は中止になりました。

         

         

        けいはんな地域はあまり雪の降らない地域です。春を迎えた3月16日に雪を見たのは初めてです。例年3月に入ったらスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換するのですが、今年はなかなかタイミングが合わずに未だに交換していなくて良かったです。昨日までは桜が咲くかと思うほど暖かい日が続いていたのですが、これでは体がビックリしてしまいますね。くれぐれも体調管理を万全な状態でお願いします。

         

        3月に入ってからハンドルの注文が多くなりました。スタイライズド・ノウス・フーツラ・ユニゾンが人気です。CNCアルミ鍛造ハンドルは、どれも超一級品ばかりです。デザインで選んでもヨシ、グリップ材質の好みで選んでもヨシ、これらの中から選ぶことで最高の満足を得ることができます。すべて生涯保証が付いてますので安心です。

         

        最近は不思議なことにアリオスの人気がイマイチですかね。CNCアルミ鍛造ハンドルの種類が急に増えすぎてるせいもあるでしょう。23インチハンドルのエンバーは、ようやくメーカー在庫に左用が揃いました。エンバー左用の注文を承ります。大変お待たせいたしました。

         

         

        こちらは高校生になる女子のハンドル購入による機材セットアップです。ハンドルは 18,889円という衝撃的なプライスで話題騒然のアルミ鍛造CNCハンドル「フーツラ」です。美しいカラーの種類が多い製品ですが、こうしたマットシルバーのようなシンプルなカラーも精悍で格好イイですね。

         

        今回はハンドル新調に合わせて用意するものは、新しいレスト1枚のみです。それ以外はこれまで使ってきたパーツを継続して使います。レンタルリムも引き続き同じリムを使います。

         

         

        ハンドルやリムを交換すると様々な調整が必要です。当会からフルセットでお求めの方には、ご希望があればセットアップしてご用意させていただきます。セットアップは無料です。組み立てたら射てる状態ですのでアーチェリーの知識がない方にとっては安心ですね。自分でやってみたいという方はチャレンジなさって下さい。そんなに難しいものではありませんので是非どうぞ。

         

        フーツラで勝つ!コンプリートセットの人気が急上昇しているのは、今回のセットアップに使われている用品類の総額を見てもわかります。完全に同じ組み合わせではありませんが、こちらの画像で使われている用品類の総額は59,037円以上です。

         

        ハンドルフーツラ 18,889円

        レンタルリム 4,847円

        サイトテックワン 9,694円

        スタビライザー一式 11,016円

        マグネチックレスト 848円

        プランジャー 2,000円以上

        クリッカー 727円

        ボウスタンド 3,305円

        カーボン矢クラシック完成矢 7,711円

         

        フーツラで勝つ!コンプリートセットは、似たような内容で 49,950円なのです。しかもレスト・クリッカー・センターロッドは今回のセットアップに使われているものよりもグレードの高い競技用の剛性の高い製品が付属してきます。本当に賢いお金の使い方をしたいと考える方であれば、フーツラで勝つ!コンプリートセットに飛びつかれるのは当然だと思います。競技用の弓と矢のセットが4万円台なのですから。

         

         

        フーツラで勝つ!コンプリートセットは、レンタルリムを何度か交換していくことで、身体への負担を最小限に抑えながら段階的にステップアップすることができるのです。レンタルリムを借りることができる期間は1セットにつき2年間です。数ヶ月から半年程度で次の強さにポンドアップすることが多いのでそんなに長く使う人は滅多にいませんが、生涯スポーツとして長く楽しむために2年の最長レンタル期間を更新して使い続ける方もいらっしゃいます。レンタルリムは無限の可能性を秘めてますので、気持ちよく上達するための手助けとしてお使いいただきたく存じます。

         

        これから自分の弓を持とうと考えている人には最高のセットになりますね。競技者を目指す学生にも最適です。アーチェリーが高いなんて完全に時代遅れなのです。こうした買いやすい価格帯の超一流品を使って、共にアーチェリーを楽しむ仲間を増やしてこのスポーツを一気に盛り上げていきましょう♪

        コードバンタブの作り方

        2019.03.14 Thursday

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          SFのタブ、エリートコードバンの人気が急上昇しています。通常であれば 3,240円だった製品が 1,998円という激安ぶりにはビックリします。コードバンではないレザータブは 1,763円、交換用のコードバン皮革セットは 2,203円なのを見ても、今回の特別セールの販売価格がどれだけ異常であるかがわかります。

           

           

          周囲の仲間と誘い合わせて2セットを注文される方が多いです。競技用の高級タブとして同じタブを2セット準備しておくという方も多いですね。こちらのタブは私も愛用しています。メーカー在庫が無くなる前に、是非とも揃えておきましょう。

           

          ■コードバンタブの作り方

           

          あらゆる製品の優れた部分を探るために多くのタブを所有してますが、気に入って使っているタブは2つしかありません。ひとつはアバロンのクラシック、もうひとつはSFのエリート(レザーコードバン)です。多機能で高価格のタブも結局は見掛け倒しでそれほど重要な機能を果たしている製品は限られており、タブを手の甲側に回すことができず得点記録と矢取りに難儀するような、強いられた苦労を超越するほどの高い性能を感じることができません。結局は必要にして十分なシンプルな製品が最も使いやすいことに気づきます。

           

          どちらのタブも安価で高性能なレザータブがあります。取り掛けを本当に正しくできている人は極めて限られていますので、本当に正しい取り掛けをマスターできるようになるまでは、コードバンではなくレザータブを使うことがベストです。ほとんどのアーチャーは取り掛けではなく、弦を握るか掴むか引っぱるかで乱暴に弦を弾いてしまっているので、正確無比の的中ができ得ない状態に陥っています。永遠の三流アーチャーにならないためにも、指導のプロフェッショナルから学ぶことが大切です。

           

           

          こちらが私が使ってきたSFのエリートタブMサイズです。タブ表皮は1枚50円程度の牛革ハギレです。中指のベルトはナイロン製から牛革に交換することで、しっとりとしなやかな装着感になり、長時間でも違和感なく使い続けることができます。タブ表皮の素材によって、出せる得点に何ら違いはありません。過去に何度も紹介していますが、このような安い皮革で公認競技会で連覇したり、全国大会に出場している事実があります。

           

          美しい字が書ける人は5本で100円のボールペンであっても美しい字を書くことができます。テストで常に100点満点を取ることができる人は1本10万円の万年筆を使っても、5本で100円のボールペンを使っても、100点満点という結果は同じです。コードバンでなければならないという思い込みを捨てて、本当に上手くなるために自分が何をできてなければならないのかを考えることが大切です。

           

           

          当会では日本が世界に誇る世界最高品質の新喜皮革のコードバンをカット販売しています。コードバンのシートは楕円を変形させたような形状の大きな皮革シートですので、こうした端の部分が出てきます。コードバンは農耕馬の尻の皮から削り出して取り出した貴重な部分です。あまりにも高価な命の使い方をしてしまっているスポーツであることを決して忘れずに使ってもらいたいものです。こうした1枚のタブ革としては使えなくなった小さな革の部分は2枚または3枚など組み合わせてレッスン受講生にタブ皮革として使ってもらっています。

           

          昨日のレッスンで受講生の方が自分用のタブとして製作されてるのを見て、自分が使ってきたレザータブをコードバンに変えてみようと思い、捨てずに大切に保管してあるコードバンの切れ端を出してみました。

           

           

          同じ革の組み合わせでうまい具合に見つかりましたので、これらを組み合わせて使ってみます。タブの裏革も牛革のシート切れ端があったので、それを使ってタブを1セット作れそうです。

           

           

          これまで使ってきたタブから皮革を取り外します。常に指で触れている裏革は、できるだけ短期間に交換して下さい。タブ用として最適なベロア革なんて安いものです。ひと夏越したようなものを使い続けるような不衛生なことは絶対にやめて下さい。

           

           

          こちらは中指・薬指の部分です。よく切れるカッターナイフで優しくなぞるようにして丁寧に切り取ります。自分の手を切ってしまわないように慎重に作業を行います。新品の刃であれば、そっとなぞるだけでスッと切れていきます。力を込めなければ刃が進まないような刃での作業は危険ですので、必ずよく切れる状態の刃を使って切り取ってください。

           

           

          下半分を大まかにカットしたら、人差し指側を合わせていきます。

           

           

          革へのボルト穴あけは、こうした穴あけポンチがあると便利です。自分が使っているタブに使われているボルトのサイズに合った径のポンチを選んで下さい。SFのエリートタブは3mmです。他にもベルトを通す穴やカントピンチを固定するボルトがありますので必要に応じて揃えます。こちらのポンチはダイソーで購入したものです。

           

           

          表皮のコードバン皮革に開ける穴は、ポンチで開ける前にタブプレートを合わせて、タブプレートの上からボールペンを強く押し当てることで皮革の穴の位置とプレートの穴の位置を一致させることができます。

           

          そして売りモノにはならない形状のベロア皮革を自分のタブのサイズに合わせてカットします。慣れた作業ですので下書きもせずにいきなりカッターで切り取ります。カッターではなくてもハサミを使ってもいいのです。少し大ざっぱでも完成させた後に余分な部分を切り落としますので、最初から綿密に合わせる必要はありません。ナイフで手を切らないように気をつけてください。

           

           

          2枚の革を合わせて、その状態で上から一気にポンチで叩きます。かなり大きな音がしますので、誰にも迷惑にならないように場所と時間帯を考えて作業を行って下さい。仕上がりの美しさを気にしないのであれば、必ずしもポンチでなくても作ることはできます。キリで穴をあけてボルトを通すこともできます。穴をあける場所にカッターナイフの先端で十字に刻みを入れればボルトが通る穴を簡単に切ることができます。何がなければならないというのではなくて様々な創意工夫を凝らして自分のタブを自分で作ってみましょう。

           

           

          こうして廃材利用のハイブリッドができました。私が使うタブは常に多くの人が手にとって見ることになりますので、手作りとは思えないほど、仕上げの美しさにはこだわります(笑)さっそくタブプレートに装着してみましょう。美しい装着にはコツがありますので是非とも覚えておいて下さい。

           

           

          タブプレートにボルトをいきなり取り付けるのではありません。まずはプレートは別にして皮革のみに取り付けます。それぞれの皮革を重ね合わせ、革の穴にボルトを奥まで押し込みます。

           

           

          革にボルトを刺したらタブプレートを合わせて、プレートにボルトを少しずつ回していきます。この時ボルトを最後まで回してしまわずに、皮革にテンションが加わらないように緩い状態での仮留めにします。

           

           

          ボルトの固定はタブ中心付近の中指に近い部分を最初に固定します。そして中心から外側に向かって広がるような順番に固定してください。そうすることで皮革のゆるみ・たるみがない状態で、このようにタブプレート・コードバン・ベロアという異なる3つの素材を美しく揃えることができます。

           

           

          中指のベルトも交換します。オイルコードバンの長細い端財がありましたので、これを使います。

           

           

          ポンチで留め金具の穴をあけて、余分な革を切り取ります。自分の指という原寸合わせで作ってますので、一発で完璧なフィットに作ることができます。

           

           

          中指をベルトに通してカントピンチの角度を合わせて、人差し指上部・薬指下部の形状が揃うようにカットします。ノックガイド部分は使っているノックのサイズに合わせ、ストリングに装着したノッキングポイントに合わせて当たり角を微調整をします。

           

          さぁ、完成です。こうして元は安いレザータブだったものが、最高級最高品質の特別なコードバンタブに生まれ変わりました。しかも自分だけのための特別な専用設計です。仕上がりの状態を見てみましょう。

           

           

          裏側はこのような状態に仕上がっています。裏革は指で触れる部分ですので、見た目や臭いが変わってしてしまう前に頻繁に交換して下さい。ベロアとしての性能を完全に失ってしまうまで使い続けてはいけません。

           

           

          表側から見ると、言われなければコードバン表皮が2枚の組み合わせであることに気づかないほど完成度高く仕上がりました。まずはこのままの状態で実射してみますが、皮革の硬さの状態を確かめながら少しずつオイルを加えて育てていくことが大切です。

           

          ハンドル・リム・矢は、実はそれほど重要性の高いパーツではありません。最も重要性の高いパーツはタブとストリングです。特にタブの状態は、あなたの射のマズさのすべてを物語ります。

           

          アーチェリー用品は買ったものがそのまま最初から自分に合っているものなどありません。弓も矢もこうした用品類も、様々な工夫や調整が必要なものばかりです。初期状態で製品の良し悪しを決め付けるようなことはせずに、最も優れた状態に仕上げていくことが大切です。

           

          昨日の屋外レッスンは暖かくて、本格的な春の到来を感じる一日になりました。本格的なシーズンを迎えるに当たって、買いやすい価格帯の「本物」を見極め、最高に楽しいアーチェリーを満喫できる環境を整えましょう。

          最新機材の凄さ

          2019.03.12 Tuesday

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            衝撃的な話が2つ・・・

             

            ひとつは、タイロ完成矢のシャフトカットは接着されているポイント部分を含めてシャフトカットするために、新品のポイントを1ダース分別に用意しています。そのためポイント1ダース分の原価相当388円を送料に上乗せしなければならないハズのところを、宅急便送料と三角ケースの代金のみで発送しまっていた方が多数いらっしゃるのに気づいて愕然(笑)そんな幸運な方々は、自分が得をしたことなど気づかないと思いますが、数件調べてみたら、あの方にも、この方にも・・・まぁ、いいのです。プレゼントです♪

             

            もうひとつは最近話題の革命的価格破壊のCNCアルミ鍛造ハンドルです。日曜日の東京レッスンの時にその話題で盛り上がりました。レッスン受講生の方の中に、ごく最近になってこうしたシリーズのハンドルを買われた方がいらっしゃって、周囲の方が「あれっ!ハンドル変えたんですか?」と気づいたのです。そのCNCアルミ鍛造切削の最新のハンドルの値段が1本2万円程度と知ると「今までのは一体何だったんですか!」と驚かれてました。

             

            レッスン受講生の皆さんにはこうした製品の製造原価、流通にかかる経費、メーカーからの仕入れ価格、ディストリビューターの利益率、製品購入時に支払う輸入消費税、販売する製品に含まれる製品ごとの利益などのすべてを説明しています。

             

            なのでOEMメーカーが各ブランドに出荷してエンドユーザーが購入するまでに、それぞれどこでどれだけの搾取が行われているのかを知ることができます。高額ブランドだから高級品なのではありません。同じメーカーの同じ機械から作られた、同じ素材のデザイン違いというだけの、中身は同じ製品なのです。

             

            ブランド名が違うだけで高額すぎる費用の内訳がどのように消えてしまっているかを理解することができますので、実に賢い機材の購入の仕方を身に付けることができるのです。知らなければ4-5倍もの高い金額を払わされるのです。どうかお金の使い方に賢くなってください。

             

            最近はメーカー発注してから届くのが早くなりましたね。今回の荷物は、まさか浙江省から直接送られてきたのかと思うほど(笑)

             

             

            こちらはアルミ鍛造ハンドル史上最強剛性のユニゾンです。

             

            切削は段階的な肉抜き形状になっている細やかさで、肉抜きしすぎることなく穴の細かさと配列の工夫によって横風の影響を最小限に抑え、鍛造素材の究極の剛性の高さを確保しています。

             

            いつまでも眺めていられるほど美しいウッドグリップは最先端の人間工学に基づいて形づくられた専用品で、グリップに当てる手の平と腕の力を脱力させる最新の射法に最適な形状です。手に力を込めてなければ手根骨の形状に合わせて、確実なる水平を保つことが最も容易な形状に仕上げたと聞いてましたが、まさにピッタリ決まるのが本当にスゴイです。

             

             

            こちらの製品も生涯保証が付属します。当会からお買い上げのユニゾンは、当会からお買い求め下さいました方に生涯保証を受けることができますので安心ですね。

             

            ディストリビューターの担当者とやりとりをしていて最近特に話題に上るのが、SANLIDA と TOPOINT がアーチェリー業界の2つの巨大勢力として従来の構図を完全にぶち壊す流れだろうという話です。

             

            SANLIDA は中国のアーチェリー製造メーカーとして世界最大でした。世界のほとんどと言っても過言でないほど、世界中のハンドルをOEM生産してそれぞれのブランド名がプリントされた製品を出荷していました。

             

            TOPOINT は近年に11台!もの最新のCNC切削マシンを揃えて猛烈な量産体制を築きました。こうして SANLIDA に匹敵する製造拠点となったことで、これまで高額だったCNC切削の高剛性アルミ鍛造ハンドルが安く大量に作られるようになったのです。このCNC切削アルミ鍛造の大規模生産によって、アルミ鍛造は冷間鍛造プレスマシンでの生産に幕を閉じました。

             

             

            これは何とも感慨ぶかいですね。製造メーカーがユーザーマニュアルとして自社を公開する貴重な瞬間に思います。TOPINT はニンボー北区にある「頂点戸外体育用品」という会社です。莫大なコストを投じて、誰もが買いやすい価格帯で超高性能機材を手にすることができる願望を叶えてくれた素晴らしいメーカーです。

             

            もともとはOEMがメインでしたので、様々なブランドからのオーダーを少量ロットで瞬時に細やかに対応することが得意です。TOPOINT では図面のデータを受け取ってからサンプルを出荷するまで3日以内という俊敏なフットワークです。中国メーカーがグローバルに完全に追いついた証拠ですね。

             

             

            最近のCNCアルミ鍛造ハンドルはデザイン性が高くて素晴らしいですね。ロゴマークも洗練されています。高いからどう、安いからどう、という概念を完全に覆してしまう究極の革命を起こしてしまいました。

             

            今回 TOPOINT が自社ブランドのリカーブハンドルの発売予告をして、サンプルの画像を見てから実際の発売までに10ヶ月かかりました。私たちがこれまで使ってきた製品に対する様々な意見を積極的に取り入れることで、ブランドの力を高めていきたいと考えたようです。

             

             

            それがこちらです。リムソケットのピンが入り込むロケーター内の小さな穴の深さが浅くなり、リムの取り外しがかなり改善されています。振ったらリムが抜けるほど弱くなく、絶妙な着脱感になりました。これは使い勝手が良くなりましたね。

             

            不意の脱落による事故を防ぐためとはいえ、装着したリムが本当に抜けないという事態では困ってしまいます。このような小さな部分ひとつにしても、ユーザー目線での製品づくりをしてくれているのが伝わって嬉しいですね。

             

             

            フルセットでご注文の方には、ご希望があればセットアップは無料です。各部を調節して弦にノッキングポイントを接着いたします。組み立てただけでそのまま実射ができる状態にしておりますので何の心配もいりません。

             

            生涯保証が付いた最近のCNCアルミ鍛造ハンドルは本当に素晴らしいですね。おかげで鋳造ハンドルの注文はなくなってしまいました。鋳造ハンドルは消え行く運命になるのでしょうか。鋳造ハンドルが作られなくなってしまったら、特別サポート販売セットは恐るべきラインナップになってしまうのでしょうか?(笑)

             

             

            「フーツラで勝つ!コンプリートセット」の販売が始まったと同時に、それまで一定の注文があった特別サポート販売セットの注文がピタリと止まりました。今ではフーツラのセットばかりです。まぁ、本当のところはお金に本当に困っていてアーチェリーを始めることができない人なんて、実際には存在しないと考えて良さそうです。特別サポート販売セットの注文が止まってますのでゴールデンウィークまでに中止か継続かを決めようと思います。フーツラのセットが4万円台なのが凄すぎるのですね。

             

            フーツラのセット内容変更依頼については、リムをレンタルリムではなくカーボンリム購入に差額変更したり、その際にストリングをファーストフライトなどに変更するという方が少なからずいらっしゃいます。中にはロッドの追加や差額変更された方もいらっしゃいます。本当に必要なのかどうかは私の知るとろこではありませんが、こうしたご要望にもお応えいたしておりますのでご活用下さい。

             

            暖かいのもあって今シーズンは寄せられる注文が多いですね。買いやすい価格帯の高性能品を使って、ラクに楽しく上達してください。