直せるものは とことん直して大事に使う

2016.01.11 Monday

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    アーチェリーに関する用品は、すべて消耗品です。使っているうちに性能が低下していき、磨耗や破損によって、いつか使えなくなる運命にあります。しかしメンテナンスや修復を行なうことで寿命が延びたり、再び使えるようになるものもあります。定期的なメンテナンスを行なわないことで、製品の性能が短期間で低下してしまう部品もあります。

    アーチェリーは正確に的を射止めるスポーツですので、自分自身の身体を使って正確に発射することが最も大切ですが、使う弓具の性能が低下している状態であっては、どんな高額な機材も意味をなしません。今回はシャフトの曲がりの修理と、プランジャーの修理を紹介します。

    ■練習用アルミシャフトの修正

    レッスンで使うアルミシャフトは完全なる消耗品ですが、折れたり割れたり亀裂が入って本当に使えなくなるまでは、曲がったシャフトを何度も修正して使います。レッスンでは基本的にアーチェリーに対して完全なる初心者が弓具を使いますので、地面や壁、それに金属製や木製の的の枠などを射ってしまうことを前提としています。ですからレッスン機材に高額な製品や高性能品は一切必要ありません。自分の弓具を揃えるレッスン受講生であっても、最初から高額な製品は勧めません。高額な製品を短期間で壊してしまう使い方にしかならないからです。ACEを地面に滑走させたり、壁に射込んでしまうようなお金の使い方はないのです。短期間で壊す可能性の高い製品に高額を投じるのは、正気の沙汰ではありません。最初に使う弓具の性能よりも、自分の身体に投資したほうが何倍もマシな結果を招きます。

    けいはんなアーチェリーはアーチェリー指導組織なので、初心者レッスンで使われるアルミシャフトは何人もが使い回し、一年のうちに何本も壊します。近射で継矢をして破損することもありますし、考えられるありとあらゆる方法で、矢は消費されていきます。ですから修正できるのであれば、何度も何度も修正して使います。カーボンシャフトは修正ができませんが、アルミシャフトは多くの場合は曲がりを修復することができます。ただし、後続の矢が衝突してポイント痕がシャフト本体に残された事での曲がりに関しては、修復を試みると破断する事が多いので、絶対に修復を試みてはいけません。修復するのは、的から矢を抜いた時にシャフトを曲げてしまった場合に限ります。

    日本ではアーチェリーの的には、古畳を使います。最近の畳はウレタンフォームなどの発泡素材が芯材として用いられた軽量な畳が多いですが、軽量を目的としたウレタンフォームではすぐに矢が貫通してしまい、アーチェリーの的としては不向きです。それにシャフト本体には摩擦で解けたウレタンがこびりつき、練習のたびに削り落とさなければなりません。そこで同じ畳でも、日本古来からある藁床(わらどこ)の畳を使うことが多いです。私達がいつもお世話になってる畳屋さんでは藁床の高級畳を製造していて、いつもそちらで古畳を頂戴しています。

    藁床の畳は実測すると、どれも35キロ以上の重量があります。1枚の畳に、それだけの量の稲藁がギッシリ詰め込まれているので、とても固いです。頂戴したばかりの2枚重ねた藁床の古畳に向かって、実質40ポンドで細いカーボン矢を射込んでも、7cm程度の深さまでしか刺さりません。的の畳を交換して最初のうちは、畳の裏側にポイントが飛び出ないほどです。最初の頃のレッスンで使う10ポンド未満の竹のリムでは、矢は刺さらずに跳ね返ってきます。藁床の畳は、それほど固く引き締まっています。

    的に繰り返し矢が刺さることで使い込んでいくにつれ、畳は徐々に柔らかくなっていきます。そのまま使い続けると畳としての結束が解かれ、畳は藁の状態へとバラバラになっていきます。そのためシャフト全長の半分程度まで矢が刺さるようになると、定期的に畳を交換することになります。しかし交換したばかりの的の畳は非常に固く、的に刺さった矢を抜くのが大変です。使う弓のポンド数の高さに応じて抜くのが大変になりますが、ジュニアや初心者にとっても矢を抜く作業は、矢を射つ行為以上に大変な場合もあります。

    それに初心者用のアルミシャフトは柔らかいものが多く、児童が使う低スパインのアルミシャフトは、子供たちが矢を抜いているうちに曲がります。1214のシャフトなどは、それこそ面白いように曲がります。柔らかいシャフトは、曲げないように抜くのが難しいほどです(笑) 特に小学校低学年の児童へのレッスンでは、自分の手が届くか届かないかギリギリの位置に的中した場合は、背伸びして手を伸ばして必死になって自分で抜こうとします。ですからジュニアのレッスンで使う矢は、曲がりと修復を繰り返すことになるのが、指導者としては普通の事なのです。

    アルミシャフトの修正は簡単ですが、危険を伴います。それは、シャフトの曲がりを修正している最中に、シャフトが破断することがあるからです。使い込まれたアルミ矢は、金属疲労を起こしているものもあります。シャフトを両手で持って曲がりを修正しようとしてシャフトが破断して、ザックリ刺さって手に大怪我を負ってしまう人が、毎年何人もいます。修正しようとして力を込めたシャフトが手の中で破断すると、その破断したアルミの断面は、いともたやすく軍手を貫通して、柔らかい自分の手を容赦なく襲います。掌の中の大事な部分を突き刺してしまったり、指の腹側に鋭利なアルミの断面が襲いかかり、右手第二指(人差し指)第二関節内の靭帯を切断してしまった人もいます。そうなったらもうスポーツどころではなく、たちまち日常生活に困難を来たします。靭帯の接合手術と、長きにわたるリハビリ療養生活を送るハメになり、作業療法士の先生に余計な仕事を増やしてしまいます。しかしこれらはすべて、防げる事故なのです。シャフトの曲がり修正は、それだけ危険を孕んだ修理ですので、決して甘く見てはいけません。ですから安易に自分で直そうとせず、曲がってしまった矢は必ず指導者に預けて下さい。

    シャフト修正での事故は意外にも多く、事故を防止して正確に修正するためにアローストレーナーという製品があります。しかしストレーナーでの曲がり修正の原理を知っていれば、ストレーナーがなくてもアルミシャフトの曲がりを修正することができます。梃子(てこ)の原理を使えばいいのです。



    用意するのは、木の板1枚です。カマボコ板では柔らかいので、適当な堅さの木をつかいます。板にドリルで10mm程度の穴をあけ、彫刻刀の丸刀で穴のエッジを少し丸めます。エッジが立った状態だとシャフトが凹んでしまうので、必ずエッジを丸めます。



    シャフトへは、点接触ではなく面接触させてください。板の穴にシャフトを通して板に角度をつけてみると、エッジのどの辺りがシャフトに当たっているかが見えるので、その部分に僅かに丸みを持たせるだけで十分です。



    そしてシャフトをテーブルの上に置いて転がしてみて、テーブルとシャフトとの間での最も大きな隙間が生じる部分を、少しずつ修正していきます。少し曲げるたびにテーブルに転がしてみて、正しく修正できているかを確かめます。慣れればテーブルの上で転がしただけで見当がつくようになりますが、慣れないうちは、板を接触させて修正を行なうシャフトの部分にマジックで印をつけると、もしも間違った部分に力を加えて変形させてしまったような場合でも、すぐに修復することができます。慣れないうちは印をつけないで適当に見当をつけて修正を試みると、曲がりの修正どころか、あらぬ方向にグネグネに曲がったシャフトになってしまいます。指導者であれば慣れないうちは人前での修正は避けて「もしかしたら直らないかも知れないし、割れるかも知れない」と一言付け加えた上で自宅に持ち帰り、じっくりと修正を試みてみましょう。何度か体験しているうちに、50mで正確にゴールドに的中するほどに修正することができるようになります。

    シャフトの修正に木の板を使ってますが、シャフトの滑り防止と、手を保護するためにラバーグリップの軍手か、革製の手袋などを装着して作業を行なって下さい。危険を伴う作業ですので、選手やレッスン受講生は自分で行わず、指導者に任せてください。ここまで言って自分で修正を試みてケガをしても、完全に自己責任です。しかし本当に笑って済ますことができないようなケガを負う人がいますので、自分の身体が大切だと思っている人は、絶対に行なうべきではありません。

    作業中にシャフトが破断しても破片が四散することはありませんが、折れたり割れたりすると、掴んでない側のシャフト半分が瞬間的に自分の方に向かいます。XX75ではそれほど心配はありません(だからと言って安全なワケではない)が、X7は勢いよく破断することがあります。板に力を加えたときは、シャフトが折れた瞬間に自分の身体を襲うことがないように、力の向きにはよく考えて作業を行なって下さい。

    シャフトの表面が劣化してたり、表面にサビが浮いているようなシャフトは修復してはいけません。それに矢同士での衝突による凹みや損傷を受けたシャフトも修復してはいけません。かなりの確率でシャフトが割れます。指導者が曲がりを修復する際はシャフトの表面の状態を正確に見極めて、修理するか処分するか判断してください。

    ■プランジャーの修理

    プランジャーを破損させたという話は、あちらこちらで耳にします。プランジャーは可動する機能部品ですが、プランジャー自体が勝手に壊れることはありません。手入れをすれば、数10万射もの繰り返し使用に耐えうる耐久性があります。チップが磨耗する素材を除いては、手入れを行なっていれば使い続けることができます。

    プランジャー破損は、多くの場合は自身の扱いによるものです。シリンダーの折損や不具合の原因は3つです。シリンダー折れや曲がりは、まずは弓具の転倒。そして、ハンドルに装着したままの状態でケースに収納している場合。ダイヤルを固定しているホーローセット(イモネジ)を締めすぎてシリンダー外側のネジ山を潰してしまい、ダイヤルが動かなくなる場合です。

    プランジャーに使われているホーローセットは、中にはM4やM5などもありますが、多くの場合はM3が使われています。発射の際の振動でホーローセットは緩みます。そのため緩まないように付属の六角レンチで締めるのですが、ここで注意が必要です。六角レンチには使い方があり、持ち手を長く持つか、短く持つかで、ホーローセットに与えるトルクが大きく異なることです。プランジャーには六角レンチが付属していますが、絶対に持ち手を長く持ってホーローセットを締め付けてはいけません。

    M3のホーローセットでの締め付けトルクは驚くほど弱く、1N・mを大きく下回る値です。鋼製であれば0.7N・m、ステンレス製であれば0.44N・mです。ホーローセットの目的は、プランジャーのダイヤルが回ってしまわないようにするための、補助的な固定にあります。そのためホーローセットの先端はくぼみ先になっていて、シリンダー外側のスレッド(ねじ切り)に引っ掛ける構造になっています。ですから緩むからといって締め付けトルクを超える力で締めてしまうと、たとえプレッシャーパッキンが挿入されている、ダイヤルクリックタイプの高価なプランジャーであっても、オーバートルクによってネジ山は簡単に潰れてしまいます。

    多くの選手や愛好家が、六角レンチの短い方をホーローセットに差し込んで、持ち手の長い方をつかんで「ギュッ」と締めてしまうことで、ネジ山を潰してしまっています。それほど取り扱いがシビアであるパーツにも関わらず、その正しい管理の方法を知らない人が多いです。レベルの低いショップでは、ホーローセットの締め付けトルクの数値も知りません。六角レンチの正しい持ちかたも、正確な指の当てかたも知りません。ですから製品を購入するお客さんに、それらの扱いの正しい説明を一切行ないません。通販で購入している人は、なおさらです。シャフトの精度がどうたら、ハンドルの剛性がどうたらと、カタログに書かれているような文言は語るけど、ネジの締めかたの説明もできないのです。トルクレンチを使わずに、手感覚での大体のトルク管理もできないレベルです。とてもメカニックとは呼べないような人ばかりの世界なのです。実態を知ると、それは恐ろしい思いがします。

    シリンダーが完全に折れてしまった場合は直せませんが、弓具を転倒させてシリンダーが変形した場合や、シリンダー外側のスレッドを破壊してしまった場合は、折れてしまわない限りは修理することができます。今回の修理はショップには持ち込まずに私が直接修理したものですが、ダイヤルがシリンダーに完全に固定されて動かなくなったような今回のようなプランジャーは、ショップへ持ち込めば全損扱いを受け、やれ、ハンドルの付属品は弱いとか質が低いとか、次はイイのを買いなさいと言われ、バイターなどの高いプランジャーを買わされてしまうことが多いです。

    ショップがそう言えば、誰もが次は必ず高価なプランジャーを買うことになります。ですから多くのショップでは、こういった面倒クサイ修理は、ほとんどしません。というか、アーチェリーショップの中には、ネジ山が潰れて完全に固着したダイヤルを取り外せないショップもあります。ショップに置いてある工具類を見れば、これまでどんな修理を経験してきたかが一目瞭然です。バイスグリップやウォーターポンププライヤー、スライデイングハンマーすら置いてないショップもあります。何N・mのトルクを加えると、シリンダーが変形するかも知りません。プロショップのプロとは、何のプロなのかを疑うようなショップが多くて困りますが、そんな状態のものでも修理を行い、同時にオーバーホールすることで、可動状態が優れた状態に修復することができるのです。多くの人が、この状態のプランジャーを捨ててしまっています。何とももったいないハナシです。何度も修理を繰り返して、最後までとことん使い切るという日本人の精神は、どこに行ってしまったのでしょうか。



    これはプランジャーの左右を調整するためのダイヤルが動かなくなったものです。ホーローセットを緩めても、ダイヤルは少ししか動きません。少し動かした部分で完全に動きを止めてしまいます。ダイヤルとスレッドの間に浸透性の高いオイルを注入して、バイスグリップでダイヤルを固定して、他のプランジャーから取り外して装着して固定したダイヤルにバイスグリップを固定しても、そこから先はガッチリ固定されてしまい、どの方向にも動かなくなりました。注油しているにも関わらずです。万力でダイヤルを固定してしまうとシリンダーごと潰れて変形してしまうので、事実上人間の力では、工具を使ってもどうにもならない状態を示します。なのでこれはインパクトを使って取り外しました。インパクトの先には自作した特殊な工具を装着して、最大トルクに設定して取り外しを試みます。何度か脱落してプランジャーが勢いよく飛んでいき、アトリエの壁に激突しましたが、少しずつ動いたと思ったらプランジャーのダイヤルは外れ、インパクトは空回りしていました。



    これがダイヤルを取り外したプランジャーのシリンダーです。外側のスレッドがホーローセットが食い込んだことで大きく変形してしまい、ガタガタの状態になっています。ダイヤルさえ取り外すことができれば、スレッドを切り直すことで再びダイヤルを装着することができるようになります。外径用ミルスレッドがあれば簡単に直せますが、ミルスレッドがなくてもヤスリを使ってスレッド表面を整えることができます。そのかわり、神経質さと根気が必要になります。自分の精神力や集中力に自信があるという人は、ぜひどうぞ(笑)



    これでスレッドの切り直しが完了です。ネジ山を潰してしまっているので、じっくり観察すると痕跡が随所に見られますが、ダイヤルを装着するとスムーズに回転するレベルに修復できました。



    スレッド修理を終えたら、部材のオーバーホールです。シリンダー内部を整え、シリンダー内径とピストンを繰り返すチップとの摺動をスムーズにするための当たり調整を行ないます。何を使っているかはナイショですが、意外に身近なものを使って鏡面仕上げの三歩手前(笑)のところまでやります。手作業で根気を試すようなことは、絶対にしません。

    この調整を行なうことで、1000円程度のプランジャーや、今回のようなハンドルに付属してきたプランジャーでもフリクションロスがなくなり、シルキーでスムーズな動きを見せるようになります。市販されている多くの高性能プランジャーでも、ここまでスムーズには動くものは少ないです。バイターに関しては、あれほどの高額なプランジャーにも関わらず動きは芳しくなく、クリアランスはガタガタです。手を加えない限りは、製品出荷状態で使いたいとは思えないレベルです。みんな、そんなものに1万数千円を払って喜んで使っています。シブヤのプランジャーの精度と動きが素晴らしいですが、多くはバイターを目指すのが不思議なところです。こうしてハンドルのオマケとして付属してきたプランジャーであっても、シブヤのプランジャーに匹敵するものに作り上げることができるのです。



    1個数百円の安いプランジャーや、ハンドルに付属するようなプランジャーの中には、シリンダーのスレッドを痛めないためのプレッシャーパッキンが入っているものと、入ってないものがあります。特に海外メーカーの製品では、このあたりが実にアバウトです。ホーローボルトの締め付けトルクを正しく管理できていれば本来は必要のないものですが、プレッシャーパッキンが入ってれば、少々オーバートルクになってもパッキンが変形してスレッドを押し付けるだけなので、スレッドが破壊されることはありません。だからといって「ギュッ」と締め付けたら、ダイヤルは動かなくなってしまいますので、優しく締めてください。

    プレッシャーパッキンは樹脂やビニール製のものが多いですが、タブの裏革として使っているベロア革をポンチで叩いて円く切ったもので十分効果を発揮します。裏革を切り取ったあとに残った端を、このようにして余すことなく使い切ります。このポンチで叩いた円い革に、ごく少量の潤滑油を含ませると、常に動きの良さを保つことができます。潤滑油を含ませた革はスレッドとホーローセットの先端との形状によく馴染んでくれるので、潤滑油を含ませないものよりは少ない力でダイヤルを固定することができます。発射の衝撃と振動で、ホーローセットが緩むことも少なくなります。

    タブ革を使う場合は間違っても、これまで使ってきた、汗と皮脂がしみこんだタブ革を2次利用しないでください。プランジャー内部が腐食してしまい、それこそ分解不可能になってしまいます。金属に塩分は厳禁です。ステンレス製のホーローセットであっても、それほど高価な素材を使っているわけではありませんので、汗が付着するとサビてしまうことが多いです。

    今回のプランジャーの中には、スプリングを調整するための長いホーローセットを固定するホーローセット取り付け部分には、プレッシャーパッキンが入ってましたが、シリンダーのスレッドに対するものは、2つとも入ってませんでした。これはメーカーのミスで入ってなかったのではなく、ホーローセットの仕組みを正しく理解しているメーカーであるから、これで十分と判断しているのです。しかし、こうした製品が使われている実情を見ると、トルク管理についての説明を行なわない販路から購入している以上は、シリンダーのスレッド破損に対する修理依頼はなくならないと考えています。それに、何もわからない初心者の頃にいろいろ詳しく聞いたところで、すべてを完璧に覚えている人も少ないでしょうからね。ですから最初から高額なプランジャーを買う必要などないのです。どうせその性能の素晴らしさを実感する前に、壊してしまうことが多いからです。

    このようにして、捨てられる運命だったプランジャーがオーバーホールされて、最初の性能以上のクリアランスにして持ち主にお返しするので、とても喜んでいただけます。私達を通じてお買い求めになられた受講生の皆さんの弓具は、それらが壊れて機能を果たさなくなり、本当に使えなくなるまでは無償でメンテナンスします。そして次からそのような状態にならないために、その後の扱いについて丁寧に説明をします。(ハンドルやリムが折れたら私では修理できません。適切に扱われたもので保証期間内であれば、メーカーの保証が受けられます)

    多くの機能パーツは、このように何度も修理して使い続けることができるのです。しかも修理が完了するたびに、新品同様の性能を取り戻します。新品以上の性能を得るものもあります。定期的にメンテナンスを行なえば、かなり寿命が長いパーツが多いです。ですから、アーチェリーほど物欲の沸かないスポーツはないのです。※無償修理は最初の購入者のみ。消耗品の破損をのぞく。譲渡品・第三者への貸し出し品・転売品をのぞく。有償無償に関わらず、修理の場合はお預かりすることがあります。

    それにしてもSF社のハンドルには、かなりモノがいいプランジャーがタダで付属してきますね。このプランジャーが付属してきたハンドルは、購入当時の金額は1万3500円でした。バイターのプランジャーを1本買う値段で、プランジャーとマグネチックレストが標準装備されているハンドルが買えるのです。今は少し値上がりしてハンドル1本が1万6500円ですが、それでも価格の整合性がつかないほどの安さです。プランジャーもレストも標準装備しなくてもイイのではないかと思えるほどです。しかし付属しているのなら、使わないテはありません。本当に使えなくなるまで使いきってやればイイのです。扱いに不慣れな最初の頃は、自分の扱いで様々な弓具を壊してしまうものなのです。でも壊してしまってもイイのです。このように簡単に修理ができます。今回のプランジャーの修理もそうです。必ずしも壊したことが悪いのではなくて、このようにして扱いに慣れていき、高価で高性能なパーツを買ったときに困らないための、大切な経験となって活かすことができるのです。ですから弓具に対する初期投資はできるだけ低く抑え、自分のレベルに応じたグレードの製品を揃えることが大切なのです。

    特にプランジャーは、いちどセッティングを出したら、もうほとんど調整機能を触らない人が多いです。完全に分解したことがない人も多いと思います。プランジャーを定期的にオーバーホールなどのメンテナンスを行なう人は、残念ながらほとんどいません。高価なプランジャーが泣いているような、使いっぱなし状態のような人も多いです。プランジャーの動きの悪さや、不具合に気づいてない人も多いです。プランジャーは正しく使えば、常に良好なコンディションで使い続けることができる機能部品です。動きが渋くなってきてから慌てて分解して元の状態に戻せないという目に遭う前に、プランジャーの内部の清掃くらいは、定期的に行なっておくことが大切です。

    大事に使うということは、決して弓具の見た目をピカピカに磨くことではないのです。弓具の小キズを気にするようなものではないのです。はっきり言って外観や美観などは、的中には一切関わりません。その性能を向上させて、それを維持するためのメンテナンスを的確に行なうことが、自分が扱っている弓具の本当の性能を知ることにつながり、確実な的中をもたらすのです♪

    見てないフリして 真実と向き合ってこなかった指導者たち

    2016.01.02 Saturday

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      ■2015年の指導者としての通知表

      新たな年を迎えましたが、指導者には年末年始も休日もありません。問い合わせフォームへの質問があまりにも多く、レッスン受講を希望される方や、深刻な相談以外への返信ができるほどの余裕はありませんのでご了承ください。なお、レッスン受講生以外への技術的なことや弓具に関する相談は受け付けておりません。それにお答えしてしまうと、入会金・年会費・レッスン代を払っている入会メンバーに失礼にあたります。

      通って来られるレッスン受講生の皆さんが上達するために、世界で最も優れていることを勉強し、それを指導で実践するのが指導者の仕事です。世界で最も進んでいるあらゆる分野は常に進化を続けているので、その学習に終わりはなく、内容は多岐にわたります。ですから私は世界でトップレベルの指導者を続けられるように、世界最高クラスのスポーツ医療チームと一体となってレッスンを行なっています。ボランティアで中途半端なことをやっているのではないのです。

      一年の最後となる大晦日に、スポーツ医療チームからレターパックの速達便が届きました。



      先月に行なわれたスポーツ整形のドクター四本先生による、メディカルチェックの診断結果の全員の資料です。今年は人数が増えましたので、スゴイ量があります。指導者という立場には休日はないのです。

      レッスン受講生の皆さんの身体の状態を、スポーツ整形のドクターが客観的に診断した書類なので、この一人一人の身体の状態の診断結果が、指導者としての私への通知表にもなります。ざっと見たところ、レッスン受講生一人一人の身体に、スポーツを行う上での故障を抱えそうな部分はありません。四本先生は肩専門で、関節・スポーツ整形外科部長をされてます。アーチェリー選手の肩や上腕部に精通されているので安心です。

      ただ、私がいつもレッスンでストレッチ指導を行って伝えてる通り、身体が固いという指摘を受けているメンバーが多いです。SLRやHIRの可動域が悪いと重心を安定させる上で大切な骨盤の傾斜量をコントロールできなくなるので、その身体の状態のままで実射を続けさせたり、筋トレをさせてしまうと確実に破綻をきたし、射つ練習をすることによって身体はいずれ蝕まれてしまうからです。どれだけ実射量を増やした練習を重ねても、ほとんど上達しない最大の理由です。

      ■上手くなれない方法を懸命になって努力させる指導者たち

      「まっすぐ立つ」「自然な感じに立つ」など、アーチェリーをする上でよく耳にする言葉です。どれだけ抽象的な表現でしょうか(笑)骨格や筋肉の専門家でない中途半端な指導者ほどその言葉を多用し、見た目だけの射を気にします。しかしそんな指導者の多くは、そのまっすぐの基準をまったく理解してません。骨盤の傾斜角がどうなると何がおきてしまうか、筋肉のどこの動きが悪くてその姿勢になるのか、どこの筋肉がつきすぎててバランスが悪くなっているのか、そんな事もわかってません。それに大腿骨骨頭と骨盤の形状や、それらを形成する靭帯の作用も一切無知のまま、シューティング時のスタンスをテキトーに決めてしまうという、とっても乱暴なことをしています。

      そのスタンス幅で自分の骨格を維持させるためには、どのようなトレーニングをしなければならないかという最低限のことすら教えることができないでいます。なぜ身体の柔軟性が必要かの説明も正しくできません。多くの人が、そんな人からアーチェリーを教わっています。どれだけ時代遅れかと思いますが、レベルの低い指導者たちは真剣に体のことを学習していかないので仕方がありません。指導者としての指導を受けにくる指導者は安心ですが、そうでない指導者たちは、私が言ってることの半分も理解できません。多くのレッスン施設で、前時代的なことを繰り返してヘタクソを量産し続けています。そういった指導者から学んでいる人たちが本当に可哀想に思います。

      上級者のスタンス幅が狭いからといってマネしても、骨盤の中の筋肉を正しく作用させることができないのでは、単なるハリボテで中身がなく、実効性のない射にしかならないのです。本当に上手いかどうかは、その人が射った矢を目で追いかけて的を見る必要などありません。50mも離れた場所からでも、アーチェリーをしている人を見たらわかります。腰にぶら下げているクイーバーに入れてる矢が、リリースのたびに揺れるのが見えるからです。

      クイーバーに入れてる矢が射のたびに動くのは完全に異常です。正しくアーチェリーを学んできた人であれば、発射の際にクイーバーはほとんど動きません。しかし多くの人は、射つたびにクイーバーを大きく揺らします。中には矢が音を立てる人もいます。自分はマシだなんて思わないで下さい。五十歩百歩です。

      そんな不安定な状態でスタンスの幅を上級者みたいに狭めてしまえば、弓を引いたら多くの人は後傾しているかヒザや腰で身体が捻転しているので、両足でしっかりと身体を支えられなくなります。その上、指先からストリングが離れたあとに、後方にむけて勢いをつけてスライディングリリースをしようとして、さらにわざわざ姿勢を崩してしまっているので、もう目も当てられません。そんな射を必死になって回数をこなしてしまい、ロクに身体のケアもしないので、どれだけ練習量を増やしても上手くならないどころか、身体を傷めて故障を抱えてしまいます。

      なのに、トップレベルの選手は一日で何百射しているなどと言うのです。指導者にそう言われたら、言われた人は射を多くこなしたら上手くなると思い込むのが普通です。上手くならない方法を繰り返させるのは虐待ですよ。そんなのスポーツ指導ではありません。

      アーチェリーの先生だと思っている人の多くは、人間の骨格のことを正確に理解していません。TFCCがどのような構造で形成されているかも知らないので、ボウスリングやフィンガースリングの適切な長さの指導を行うこともできません。「この長さにしたら飛び出しが」などと、ウソ八百を並べます。おまけに手首のストレッチ指導やアイシングをさせないために、多くのアーチェリー選手がセンターロッドにウエイトを装着したら、すぐに手首を傷めます。傷めていることに気づいてない人は、私たちがTFCCに触れたとたんに痛みを感じます。本当にイイ加減にして欲しいのです。人の身体を壊すのが指導者の役割ではないのです。

      ですからアーチェリーの指導者に依存するのは危険なのです。その先生が過去にどれだけ競技実績があったとしても、指導者としてのレベルが高いかどうかは、引退後の猛烈な学習が占めるウエイトが高いかどうかで決まるからです。指導のレベルと競技実績はほとんど関係がないと言っても過言ではありません。過去にどれだけ競技レベルが高かったとしても、スポーツバカか、アーチェリーおたくばかりで、指導者としての教育を受けてきてない人が指導者をしている事が多いです。ほとんどの場合がその人の独自の理論であって、骨格と筋肉の専門家からは、首をかしげるような事を言ってたり書いてたりします。そのようなものは、その人以外の他の人には役に立たないものが多いのです。

      ■一流選手であることと一流指導者であることは別

      スポーツと医療は密接に関連があるにも関わらず、医療と連携しているスポーツ指導者はほとんどいません。それはその指導者が選手として、スポーツ科学トレーニングを受けていない証拠です。受ける境遇になかったと言う人も多いです。スポーツ科学的なトレーニングを行なってこなかった選手には、あらゆる面でムダが多く、自分の貴重な時間をムダにして、体力をムダに使い果たしてしまいます。練習量が少なくてもレベルの高い選手になれる方法も知りません。自分の選手としてのレベルが落ちてきたことを理由に引退して、指導者をしている人ばかりです。「多少の痛みには耐えて」とか「歯を食いしばって」などという言葉も出てきます。きっと気合や根性に関しては、さぞかし自信があるのだと思います(笑)

      しかしスポーツ科学トレーニングでアスリート育成プログラムを受けてきた選手であれば、スポーツ指導がどれだけ医療と密接に関わらなければならないかを痛感し、アーチェリーの先生では全く刃が立たないことがわかります。わかりやすく言うと、故障を抱えてしまうか、それを未然に防ぐことができるかということなのです。ですから実射の練習量を必要以上にこなすくらいなら、スポーツ整形のドクターの診察を受けて、セラピストからリハビリとトレーニングを受けてボディーケアをしていた方が100倍マシだということがわかります。その重要性を理解してないまま、ひたすら実射を繰り返させ、まったく意味をもたない筋トレを課し、ストレッチのマネ事のようなことをさせ、実射後にアイシングもせず、今日は何百射したとカウンターをカチカチして、明日は何百射とカチカチさせて、使えない身体をどんどん使えなくさせてしまうのです。

      そんな状態なのに集中力がどうとか、精神力がどうとか、練習量とか、どうも根性論的な方向に思考が流れがちです。試合になったら当たらないのは、射が悪いからです。メンタルトレーニングの専門家による指導の成果が上がらないのは、射が悪いからなのです。気持ちがどうとかいう問題ではありません。練習でしか当たらない射を完璧にマスターしてしまっているからに他なりません。それは教えた指導者の責任です。あなたが悪いのではありません。あるとすれば、指導者を厳選しなかったことかも知れません。しかし普通は自分の先生を選ぶのは大変です。多くの人は、恐らく自分が住んでいる地域では探し当たらないと思います。ですからこのけいはんな地域まで、関東から何名もの方がレッスンを受講されにお越しになるのです。

      選手としては一流を目指すのに、指導者として一流を目指す人が少ないのは、実に困りものです。恐らく、今から指導者としての勉強を始めたのでは、とてつもない膨大な量の知識を勉強しなければなりません。きっと実践する頃には忘れます。いま最新と言われているものの多くは、すでに25〜30年も前に確立されてるものばかりで、現代ではそこからさらに飛躍を遂げ、基準や常識がすべて変わってきているからです。最新とは私たちが作り上げていくものなのです。それらを追いかけているようでは、取り残されてしまうのです。多くが四半世紀前のことを最新として取り上げています。恐らく私たちの会話が通じるようになるまで、もう四半世紀はかかるのではないでしょうか。選手を引退したら指導者の道に進むなんて、そんな甘いものではないのです。三流指導者を目指すなら別ですが(笑)

      選手や指導者の中には、私と話をすると物怖じする人もいます。しかしそんなことでは困ります。私をさんざん利用してやろうという魂胆アリアリで接近してくるようでなければ、日本のアーチェリーはいつまでたっても良くなりません。指導者は一流を目指し、世界一の指導者になるべく、指導能力を高めてもらいたいものです。ですからけいはんなアーチェリーでは、指導者への指導の門戸を常に開いています。私と同じレベルの指導者が各都道府県にひとりいるだけで、日本のアーチェリー愛好家は幸せなスポーツライフを過ごせるようになるのです。

      大切なことは、強い選手を作り上げることではありません。そういった人は健全なスポーツ指導の中から自然に出てきます。それよりもすべてのアーチェリー選手が正しいスポーツ指導を受けることができる環境を、私たちの力で築いていかなければならないのです。だから選手は、決してスポーツバカにならず、勉強する事を好きになってください。そして人を愛してください。学校を卒業したら、人の役にたつための勉強をしてください。人間死ぬまで勉強です。そして毎日が試験です。評価は周囲が下します。自分が選手を引退した後に、自分が活躍の場を与えてもらっていたスポーツに感謝して、新たな世界を作り出して貢献して、役に立つ存在になってください。自分が上手くなることだけしか考えられない選手ほど、いらない存在はないのです。

      選手をしているうちは、自分がアーチェリーをすることで、周囲に情熱と感動を与える存在になっておいて下さい。そして自分がアーチェリー選手であることで、自分に関わる周囲の人々をアーチェリーの世界へ引きずり込んでください。それができないのであれば、アーチェリーを愛しているとは言えません。魅力を引き出す事ができない、ただ好きなだけです。それができればスポーツじゃなくても、何をやっても上手くいくようになります。アーチェリーを自分にとって優れたツールとして使うかどうかで、これから先の人生をどう良くするかが変わります。しかしそれも優れた指導者と当たるかどうかで決まってしまいます。そんな状況を打破するためにも、ある程度早めに選手としての見切りをつけて、できるだけ若いうちに優秀な指導者として勉強をしてもらいたいものです。

      ■スポーツ科学トレーニングの一部

      今回の診察結果を見ると、スポーツ医療チームと一体となったレッスンを受講してきたメンバーの多くが柔軟性・筋力ともに改善しつつあるのは、前回の診察結果のデータとの比較で明らかです。年齢が高めな受講生の方であっても、肉体年齢を大幅に取り戻しているのも分かります。

      診断結果と加速度センサーによるデータとの照合です。頭・首(背中)・腰・手首・両ヒザに装着した6つの加速度センサーが、実射の前・リリースの最中・リリース直後の身体の動きを表示させます。360度方向のデータを取り出すことができるので、動きの方向は無限に調べることができます。

      その動きの方向から、身体のどこの筋肉が反応して骨格をその方向に動かしているのかを調査します。そして触診で実際の筋肉の動きの状態を確かめて、ドローイングのアプローチから正しく筋肉を作用させることができているかをチェックします。姿勢変化の多くの場合は下肢の筋肉の状態の悪さからくる反応であり、下半身を含めた全身の柔軟性の高さが必要だということがわかります。

      特に股関節の動きが硬い場合は股関節内旋角度が浅く、HIRの数値が低く表示されます。股関節や骨盤周辺の筋が固いために骨盤を安定させることができず、重心のズレによる変化に対応することができません。股関節周辺の筋持久力が低いために、射てば射つだけ疲労が蓄積され、試合後半になって崩れることもわかります。

      股関節の挙上角度が浅いとSLRの数値が低く表示されます。これはハムストリングが硬くて股関節からヒザまでの柔軟性が乏しい状態です。この場合はハムストリングの硬さが骨盤の姿勢を変化させてしまい、安定した姿勢を維持することができないまま実射を行うことになってしまいます。

      ヒザに取り付けた加速度センサーが、骨盤から下の脚部の筋肉の動きを明らかにします。自然な感じに立つなどというような抽象的な言葉ではなく、アンクリングをスムースにするために足首のストレッチが必要で、同時に前脛骨筋のトレーンングをしなければならない、などを具体的にします。腰のセンサーは、ドローイングに従って骨盤がどのような動きをしているかがわかります。その動きの大部分が実は脚部の動きであり、弓を引く動作に負けて下半身が揺れていることも、HIRとSLRの数値と照合すると分かります。ですから下半身の柔軟性を高めることが最低条件で、そこからさらに筋持久力を高めるためにランジをしたり、ランニングでしっかりと走りこまないといけないのです。

      実射を繰り返すだけで上手くなれる人が1000人に1人しかいない理由が、おわかりいただけたのではないでしょうか。その1000人に1人は、偶然にも様々な条件が揃った幸運な人であり、自分がそんな星の巡り会わせだとは思わないほうがイイということです。私も1000人に1人のラッキーボーイなどではなく、当時のスポーツ科学に基づいて合理的に育成を受けると同時に、指導者としての指導の方法を学んできました。しかし当時のアーチェリーの世界からは、相当変わった目で見られていたと思います。高校時代はジュニア強化指定選手を解いてほしいと申し出ると、理由を尋ねられました。ただ射つだけの強化練習に意味が無いし、射つだけならわざわざ遠くまで合宿に行く必要が無いと答えると、ナマイキだと言われました。取り組みのレベルが圧倒的に違うので、私の指導者先生と顧問の先生と相談して決めたことですが、大きな競技会場などの弓具検査で出会ったときなど、いちいち嫌がらせを言われました。まぁ、そんな事が気になるようなマインドを養ってませんので、誰から何を言われても平気でした。当時メンタルトレーニングの第一人者だった千葉先生からも、時代遅れの人たちを相手にしなくていいと言われてましたが(笑)

      当時はスポ根むきだしの世界で、選手のほとんどが故障を抱えていたように思います。そのような風潮だったので、スポーツ科学に基づいた指導に当時のアーチェリー界は皆が懐疑的でした。つま恋での合宿でも、一日で400射以上をこなした時期があったほどです。半分程度の選手が、そのせいで身体にトラブルを抱えてました。当時の選考会は2日間に分けてダブルラウンドでした。当時のトップレベルは、私以外は完全に根性論でした。今ではそんなことをしたら、選手が壊れます。いや、当時はみんな壊れてましたか・・・

      私も自分の努力だけで高得点を叩きだせるようになったのではありません。アーチェリーの素質があったわけでもありません。身長は161cmしかありません。ドローレングスは24.5インチしかありません。体型だけで見たら、とても全国レベルで上位に食い込めそうには見えません。しかし私を教えた指導者が、私の上達の運命を決めました。努力というよりはむしろ、それぞれを言われた通りにしていただけです。今では射の上達においてどのような条件を備えるべきなのかが解明されているので、それを備えることで誰もが楽しく上手くなることができる時代なのです。上級者になるだけであれば、血のにじむような努力など、一切ありません(笑)

      上手くなる以前に、アーチェリーを行なうためには、身体の基礎機能を備えなければ、スポーツ指導どころではありません。HIR90°、SLR90°が必要な柔軟性です。硬い身体のまま実射をしてしまうと、動きが悪いまま筋肉がついてしまうので、自分の筋肉が自分を締め付けるだけで、他の大切な筋肉の動きすら悪くさせてしまうのです。ですから筋トレは自分勝手に行なってはいけません。インターネットや本を見て、テキトーにやってはいけません。むしろ不必要な筋肉を落とさなければならない人が多いです。一人一人の身体の状態は全員が違うので、やらなければならない事は、全員がすべて違うのです。ですからスポーツ整形のドクターからの身体所見が、スポーツ指導になくてはならないのです。



      これは加速度センサーのデータの一部です。これは私の腰に取り付けて実射した春のデータです。5射のデータで、右下は弓を持たない状態での直立静止時の参考データです。左上から1射目で合計5射してますが、どれもほとんど同じ波形で、重心の移動量は限りなく少ないものになっています。これはリリース前の1秒と、リリースからの0.5秒のデータです。クリッカーの音を聞いてリリースする直前に、サイレントピリオドの状態を毎回必ず発生させています。0.05〜0.07秒間の短い時間に発生する、速筋繊維からの筋放電が止まって弛緩する瞬間です。この短い瞬間の直後にストリングが指先から離れていき、ストリングがリムを叩いて矢が発射された衝撃が、グラフに大きく表れています。

      大事なのは発射されるまでの波形が一定であるかどうかと、サイレントピリオドが正確に発生しているかどうか、サイレントピリオド状態のときに速筋が弛緩している最中に、矢を送り出すまでの間に遅筋で正しく骨格を保持しているかどうかで決まります。速筋が作用している状態で「エイヤ!」とリリースをブチこんでいるような射ではいけません。身体の力の向きを容易に動かしてしまう身体の大きな速筋が、ストリングが矢を送り出している最中に身体を動かしてしまうからです。フォームが美しく見えても大菱形筋で肩甲骨を引き寄せることができておらず、僧帽筋中部繊維などの速筋だけを作用させて肩甲骨を外側から背骨に向かって押さえ込んでいる人は、このサイレントピリオドを迎えようとした瞬間に破綻します。速筋だけでフォームを固めているからです。腕力で弓を引いてる人は、もっと悲惨です。リリースの瞬間に腰にぶら下げているクイーバーが動くようでは、この加速度センサーのデータのどこを見たらそれが発射の瞬間なのか、探すのが大変なほどです。

      人間の身体は生体として活動しているために、人形のように固定することができません。たとえ静止しているように見えても、1000分の1ミリ単位で常に身体は前後左右に動いています。たとえスーパースローモーション映像を見ても、それらは一切わかりません。しかし人間の身体の中では全身の感覚受容器がその変化を察知して、目に見えないような小さな動きですらも重心の移動の修正を常に行なって直立できているのです。でもそれは、自分の中での感覚として捉えることはできないのです。そうです。自分の身体が行なっていることであるにも関わらず、それを自分で気付くこともできないのです。ですから射の最中に重心にズレが生じていたとしても、それが適正な位置に修復できなかったとしても、気付くことはできないまま矢を発射してしまいます。ですから実射を行うよりも先に、運動に関わる脳と神経を発達させることが先決であり、俗に言う脳トレを行なって脳内の運動野を活性化させておかなければならないのです。これまで通りの実射を続けながら後付けのテクニックが自分の点数に良い影響をもたらすことがないのは、そのせいです。

      サイレントピリオドを自在に発生させることができるようになると、その最中の射の自分の動作がすべてスローモーションのように感じるようになります。ですからリリースをしようとしたときにサイトピンにズレが生じていた場合に、そのズレを修正しようとする力を発生させることもできるようになるのです。このデータを見ると、4射目にはクリッカーの音を聞いたあとのサイレントピリオドが2回発生していることがわかります。この時はクリッカーの音が聞こえた1回目のサイレントピリオド時に心拍が重なってしまったために、サイレントピリオドの2回目を発生させてリリースの動作に持ち込んでいるものです。

      そのため通常のリリースタイミングよりも発射されるまでの間に、0.05秒ほどのタイムラグがあるのが見てとれます。これは神経系を徹底的に鍛え上げた人間の神経の伝達速度の最大限の反応ですが、自分の意識の中にのぼることはありません。神経の反射の中で行なわれるメカニズムです。研ぎすまされた敏感な人であれば、何となくわかる程度ですが、もしも気付いたとしても、それは矢が発射されたあとの話です。脳まで伝わるスピードは、そのくらい遅いのです。考えながら射っているようでは、あなたの身体は弓に弄ばれます。

      そのため、その射を見ている人は誰も気付きません。そのタイムラグすら絶対に感じることはありません。もしも他人の射を見てそれに気付くことができるとしたら、自分の身体の各部を1000分の1秒単位で自由自在に操ることができているハズです。どんな距離からでも、きっとXにしか当たらない腕前になっているハズです。

      しかしそれは不可能なのです。なぜなら、スーパースローモーション映像と筋電計の組み合わせでも、これらの判別がつかないのです。人間の反射神経は、どれだけ鍛えても0.05秒よりも短くすることができません。脳に情報が到達するまでの間に、身体で行なうすべての処理が終わっているのです。ですから神経細胞につながった感覚受容器が受け取ったシグナルは、いちいち脳まで情報を伝えることはありません。実際には伝えるには伝えているのですが、あまりの情報量の多さに、事後処理報告を詳細に伝えないといったところでしょうか。そのため自分の感覚として知らせることをしません。射というのは、そのくらい速いスピードで行なわれているものなのです。ですからレスポンスが高い高性能な弓具を使わず、反応がマイルドな鈍重な弱い弓具を長く使わなければならないのです。最初から高性能な弓具を使っていたら、あなたの脳ミソが弓具のレスポンスの高さに目を回してしまうのです(笑)

      こうしてゾーン状態で射に持ち込むことができるようになると、このようにして身体が勝手に心拍の間に合わせて射つようになります。それができるようになるプラクティスを刻みつけるために、一見アーチェリーとは関わりのないような複数のトレーニングを、スポーツ理学療法士の先生からレクチャーを受けているのです。それらのトレーニングで、脳が開いている状態を作り出すのです。それが効果を最大に発揮させるためには、アーチェリー選手は平常時心拍数の少ない大きな心臓と、全身の血液量の多い身体を養わなければなりません。そして心拍が上がらず呼吸数の少ないアーチェリー競技においては、少ない酸素供給量であっても筋肉が最大のパフォーマンスを上げるための、アスリートとして基礎的な身体能力の高さを養わなければなりません。ですから実射が大切なのではなく、普段からランニングやロードバイクなどの有酸素運動を徹底的に行い、アーチェリーよりもむしろ持久力運動が好きにになっておかなければならないのです。ですから、アタマもカラダも良好な状態を作り上げておかなければなりません。

      このトップアーチャーの射は、まだアーチェリーをやったことがない完全なる初心者であれば、誰でもマスターすることができます。最初からこのプラクティスを組み込むためのリハビリとトレーニングを実射の前に取り込むことができるからです。この身体の使い方をマスターしてしまえばそのプラクティスは死ぬまで自分の身体に刻み込まれているので、アーチェリーを10年やめても20年やめても、復帰しようと思えば復帰することができます。私が17年間も自分で弓を引くことがなかったにも関わらず、17年ぶりにケースを開けて弓を取り出して、アーチェリー場にも行かずにトレーニングだけを行い、サビたバッジを探し出して競技会に出場していきなり優勝復活デビューして京都府連の登録選手を驚かすことができたのは魔法でも何でもなくて、現代のスポーツ科学プログラムにあります。

      スポーツの上達に秘儀も奥義も魔法もありません。正しいドローイングのアプローチと、正しい骨格のポジションに誘導させるための筋肉の使い方によるものです。これらのプラクティスは一度刻み込んだら死ぬまで永遠に消えることがないのです。選手を引退してから失っているものは、射に必要な筋力だけです。それらは決して弓を引かなくても再び養うことができます。アーチェリー場に行かなくても何の心配もありません。再び取り組む年齢も関係ありません。正しい身体の使い方を最初に学べば、練習を続けなくても上級者でいられるという事なのです。最初に間違ったものをプラクティスとして身体に覚えさせてしまうことが、とても困ったことになるのです。

      これは、単に実射を続けているだけでは会得することはできません。後から筋トレしてもまったく意味がないのは、後から養った筋肉が、これまでのプラクティスの中で作用することがないからです。ですから、先に実射をさせてしまうと、後からどれだけ筋トレしても、そこで鍛えた筋肉を実射のなかで使うことができません。ドローイングのアプローチに誤りがある場合は、それを構築しなおさないかぎり不可能なのです。中級者の場合は、数ヶ月もの間弓を引かない期間を設けて、マイナスの状態からプラクティスを再構築しなければなりません。自分が上級者だと思い込んでいる人であっても、このデータを見ると愕然とします。どうして自分が思ったようにレベルを上げられないかが、具体的にわかります。その状態でどんなトレーニングをやってもムダなのです。聞き分けのない人には言ってもムダなので、このようにして数値が示してくれます。身体の状態を指し示す数字は残酷なのです。

      他でアーチェリーを取り組んできた多くの人は、正しい骨格のポジションに誘導させるための筋肉の使い方が異なるために、大切なインナーマッスルが使われておらず、クリッカーの音を聞いた瞬間に速筋が総崩れしているのです。クリッカーの音が聞こえるまでのフォームに誤りがある場合は論外です。そこにどんなテクニックの上塗りをしても、何も変わりません。弓の力を骨格で正しく支えておらず、筋肉を総動員した状態を維持してきて、それをクリッカーの音が聞こえた瞬間に、矢が飛び出してしまうまでに様々な角度から身体の力の向きを変えてしまい、矢が飛び出している最中に動いてしまうからです。

      多くの人が、たくさん練習したら上手くなると思い込んでいます。しかしそれが本当なら実射しているだけで上手くなるはずです。しかしそんな人はどこにもいません。しかしスポーツ科学の力を自分のものにすることで、誰もが自分の身体のポテンシャルを発揮させることができるようになるのです。

      かつて、スポーツなんてやったことがないという、男子4名・女子4名が入部してきた母校のアーチェリー部を指導して、8人全員をインターハイ出場選手として育成してインターハイに送り出したことがあります。大勢いる部員の中からメンバーを選んだのではありません。男子4名女子4名しかいない部員をひとり残さず全国レベルに育成できなければ、無理な芸当です。男女ともにその中から1人ずつが全国選抜に出場を果たしています。ただひたすら実射をさせるだけで、そんな事は起こり得ません。それができたのは、一人一人の身体の基礎的な能力を高めた上で、当時のスポーツ科学トレーニングを応用して実践してきたからです。

      その当時行なってきた事が、今になってやっと、最新の取り組みと言われるようになりました(笑) しかし現代ではもっと様々なことを解明できているので、正しい事を学びさえすれば、誰もが上手くなることがとても簡単になりました。アーチェリーをやったことのない完全なる初心者や、スポーツもやったことのないアスリートレベルの低い人、それに身体に問題を抱えている人などが、数年で全国大会に出場できる上級者になるのです。それは指導者の長年の経験や勘のようなものではありません。大きく射つとか、まっすぐ押すとか、そんな抽象的なものではないのです(笑)

      生徒を並べて射ち方を教えるのがスポーツ指導ではありません。そんなアーチェリーごっこのようなものから何かを学べると思ったら大間違いです。指導者は骨格や筋肉に関わる事項に精通してなければなりませんし、理想のお手本を示すことができなければならないのです。それは身体の外側も、身体の中身においても理想のお手本を示すことができなければなりません。言うだけだったらダレでもできるのです。自分にはできないことを人に教えることなど不可能なのです。アスリートとして理想的な肉体と頭脳を備えて、究極の理想を自ら示して誰もがわかりやすく説明することができなければ指導者とは呼べないのです。習字がヘタクソな習字の先生はいないのです。芸術的なセンスがない人が華道の先生はできないのです。あなたを教えてくれたアーチェリーの先生は、どんな人でしょうか?口先だけで理想を語るような指導者であれば、インターネットの方がマシというものです。

      この冬の間のオフシーズンは、とてもとても貴重なオフ期間です。射てば射つほど、自分の時間を失います。それよりも、世界最高クラスのスポーツ医療の専門家と一体となって、アーチェリーの指導を受けてください。あなたの身体所見に基づいて徹底的にリハビリを行ない、あなたの身体の状態に合わせた個別のトレーニングをプログラムします。そしてアスリートとして理想的な身体を手に入れて、スポーツをする喜びを自分のものにしてしまいましょう♪

      激安アーチェリーケースと ふわもこリムカバー

      2015.12.29 Tuesday

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        ■高級リムに付属する 使えないリムカバー

        ちょっと高いリムを買ったら、リムカバーが付属してきます。しかしこの専用品として付属するリムカバー、アーチェリー専用品にも関わらず、リムカバーとしての使いにくさは世界最高レベルです(笑)



        特にこのタイプが最も使いにくいです。リムを入れるは大変で、出すのはもっと大変です。カバーの素材が固すぎるので、出し入れしているうちにリムの塗装を傷めてしまうこともあります。それにこのリムカバーは、裏返して中に溜まったゴミを取り除くこともできませんし、洗濯機で洗うと完全に乾くのに時間がかかります。ですからアーチェリーの組み立てと収納を頻繁に繰り返すようになると、メーカー純正のリムカバーを使うのが、すぐにイヤになります。



        これは私の母が25年以上も昔にキルト生地で作ってくれた、アーチェリー用品それぞれの収納袋です。この中には私の妻が高校時代にアーチェリーをやっていた時に使っていたものや、アーチェリーショップの奥さんが心を込めて作って下さったものもあり、今でも大切に使っています。これらは使ってみればわかりますが、メーカー純正のリムカバーよりも、キルト生地のリムカバーのほうが、はるかに使いやすいです。使ったリムを拭き取りながら収納することができるので、リムをいつまでも美しい状態に保つことができます。リムカバーは洗濯機でジャブジャブ洗うことができます。前の日に洗えば翌日には乾いています。とっても便利です。

        リムカバーなんて的中に関わるパーツではないので、使いづらい純正をムリして使い続けることもありません。必要にして十分な保護ができる収納ができればいいだけです。リムという形の変わった長いものを、出し入れしやすい収納袋があればいいのです。タオルで巻いてケースに収納している人もいます。ケースに入れてゴトゴト、ガタガタしなければいいのです。

        ■リムカバーについての質問

        以前に紹介したなかで、このハンドルとリムを保護している長い袋が何であるかの質問が寄せられました。この下の画像に使われている、ハンドルとリムを収納しているカバーです。今回はハンドルは25サイズ、リムは68サイズです。標準的な男性のサイズの組み合わせ例です。



        これは何を流用したものだと思いますか?私の周囲のアーチェリー選手のなかでリムカバーに流用しているものが多いのは、洋式トイレで使う便座カバーです。リムカバーとして使えれば何でもいいのですが、便器に使うものは、アーチェリーに対するイメージとは僅かに合わない気が、しないでもありませんね。これはダイソーで売ってるロングソックスです。便座カバーがいいのか、靴下がいいのか、何がマシかはわかりませんが、無機質で堅苦しいイメージのアーチェリーの世界なので、ほんのチョッピリ可愛らしいものを選んでみましょう♪



        余談ですが、アーチェリーケースとして使っているガンケースですが、ケースに付属している固定用ベルトにサイトのTバーを差し込むことで、さらにスマートに収納できます。アーチェリーケースにはない、細やかな製品づくりには脱帽です。このガンケースに慣れたら、単なる道具箱でしかないアーチェリー専用のハードケースにお金をかけるのがバカらしくなります。

        ■ふわもこ あったか素材

        このリムカバーとして使っている冬用ロングソックスは、70サイズのリムまでも収納することができます。伸びる素材なので、ハンドルのような複雑な形状にも対応します。出し入れするときに、純正のリムカバーのような面倒クサイこともありません。



        何せダイソーで1組200円(税抜)です。ステップアップ用にポンドの異なる安いリムを何セットも買うような場合には、これらが重宝します。キルト生地を買ってきてミシンで縫っても簡単にリムカバーをつくる事ができますが、初めて作るときは慣れないものだから、どうせミシンと格闘して睡眠不足になってしまうものです。そこに時間と手間をかけるのがもったいないと思うなら、このソックスを使うといいでしょうね。



        あったか素材で、ふわもこです。カラーは黒もあります。ソックスというのをアピールするために目立つカラーを購入しましたが、ハンドルやリムを収納するカバーに存在感を持たせなくても大丈夫です。



        冬用ソックスなので、もちろんこのようにして履くこともできます。真冬のアーチェリーは身体に良くないので、寒い場所での実射は、暖かい服装で行って下さい。ただし、脱いだソックスをそのままリムカバーに使うのはやめて下さい。いちど履いたソックスは洗って使いましょう(笑) リムカバーとして使うときも、一度洗濯機で洗ってください。最初からいきなり使うと、ふわふわの毛クズがポロポロ落ちてきます。

        ■アーチェリーケースとして人気沸騰



        これらのガンケースは私たちの指導組織けいはんなアーチェリーで、急激な人気の高まりを見せつつあります。少し在庫しておくつもりが、すぐに在庫がなくなる人気ぶりです。指導のときに弓を数セット持ち運ぶために、ケース本体が軽くて本当に助かります。

        というよりも、全部で5セット買っても 24,900円なのです。5セット買っても、アーチェリーケースを1つ買えるか買えないかといったところです。これらはすべてB品として売られている、訳あり品の新品です。ケースなんて使っているうちにキズだらけになるものなので、実際の使用に問題がなく、中身を保護するための機能を果たすことができれば十分です。カード入れのプラスチックに折れ目があったり、1回射場に持ち込んだらつきそうな、こすれがあればB品です。日本の検品の精度は高すぎます。本当にどうかと思いますね(笑) B品はイヤという人は、通常に売られているものを買うといいでしょう。それでも 6,500円程度です。アーチェリーケースとしては破格です。



        このようにして5セットのアーチェリーを収納して重ねてみると、何とかこの状態を保つことができます。しかし触れると転がり落ちてしまうので、重ねて置くなら通常は3セットまでにしておいた方がいいでしょうね。駅のホームなどでは、絶対に重ね置きしないでください。重ねて置くのは、自分の弓具を自分の部屋に収納するときだけです。



        今回は、ひとつはロングタイプの115cmを買ってみました。弓具を2セット収納できると聞いてましたが、このように実際に余裕で収納することができます。27インチのハンドルだろうが、70サイズのリムだろうが余裕です。いやはや、見事です。もうアーチェリーケースには戻れません。



        カードケースは名刺サイズなので、自分の名刺を入れておけば他の人が間違えて開けてしまうこともありません。自分の道具には自分の名前を記しておきましょう。

        このアーチェリーケースとして使っているガンケースは、国内での在庫が急激になくなりつつありますね。アローケースとして使っている、ダイソーで売られている大型の書類ケースも、近所のダイソーでは頻繁に売り切れるようになりました。私の周囲では、このようにしてアーチェリー愛好家が増えています。

        ■アーチェリーというスポーツの値段が高いワケではない

        アーチェリーが高いという人がいますが、それは高い弓具や高い用品類を買わされているから高いのです。初心者に普及モデルを勧めずにハイエンドモデルを勧めるようなショップは、あなたの顔をお金にしか見ていないのです。そんなショップとは距離を置くべきなのです。

        このケースを実勢販売価格で売るために仕入れるアーチェリーショップが出てきたら、それはそれは良心的なショップだと思います。しかし多くのショップでは、ありとあらゆるイイワケをしてアーチェリー専用品で固めようとするでしょうね。

        アーチェリーが一般スポーツとして普及しない最大の理由は、アーチェリーの道具にお金がかかるということでした。しかしそれはもう遠い過去の話です。今では最初からソコソコ良い弓具を買い揃えても、総額4万5000円くらいしかかからないのです。それを使ってブルーバッジ(70mラウンド600点)くらい余裕で達成できる性能があるのです。

        1本10万円の高級包丁であっても、研いだあとは手ぬぐいを巻きつけるだけですよ。アーチェリー用品を収納できればいいだけの道具箱に、何万円もかける世界が正常だとは思わないほうがイイのです♪

        レベルの低い選手ほど高額なフラッグシップモデルを使いたがりますが、自分自身が大幅にステップアップしない以上は、絶対に使いこなせないので、豚に真珠も同じです。総額4万5000円の弓具で当たらないのであれば、それ以上の高性能の世界は永遠に知り得ることができないので、完全にお金のムダづかいなのです。言いかえれば、アーチェリーほど物欲の沸かない機材スポーツはないのです。そこに気づかないから上手くなれないのです。あなたは、お金と得点の両方を失っていることに気づいていないのです。

        みんな順序が違うのです。弓具につぎ込むお金と同じ金額を、まずは自分の身体に投資してみるといいのです。弓具を買うのは最後です。それをしていないから上手くならないのです。その場に立ったまま両目をつむって1分間瞑想して、両足で自然に立っているハズの自分の体のバランスコントロール能力がどれだけのものなのか、確かめてみるといいのです。基本性能が低いその身体に、どれだけ高性能な弓矢が必要だというのか?チビッコだってそのくらい理解してますよ。大人だったらそんなコト、考えなくてもわかるでしょうに(笑)

        頭は使うためにあります。しっかりと頭をつかって、賢くスポーツを楽しみましょう。絶対に使いこなせない初心者に、6ケタもの金額を使わせようとする、良心的でないショップの言いなりになっていては、上達も普及もしないのですよ。何を買って使うのも勝手だと言うのは、製品の設計通りの得点を出してからにしないと恥かしいのですよ♪

        ムダに高すぎるアーチェリーケースを買わされないために

        2015.12.18 Friday

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          ■道具の入れものに数万円払わされる非常識なアーチェリー業界

          アーチェリーを始めるために弓具を購入する際にアーチェリーショップで見積もりをもらうと、そこにはアーチェリーケースが記載されている事が多いです。

          アーチェリーケースは、アーチェリー用品を収納したり運搬するためのものです。専用のケースはハードケースとソフトケースがあります。飛行機で遠征を頻繁に繰り返すようなレベルの選手であれば、万が一の破損を考えてハードケースを選ぶこともあります。しかし通常は電車や車などでアーチェリー場へ行く人や、各都道府県内での競技会に参加するレベルであれば、堅牢なハードケースは必要ありません。

          アーチェリー専用のハードケースと言っても、ケース本体は樹脂製です。アルミパネルを使った本格的なものでない限り、落下や衝突などの衝撃から弓具を守ることができるほどではありません。同じ樹脂製であってもポリカーボネートのような強い素材であれば丈夫ですが、実際は柔らかいABS樹脂などですので、ケースの角を地面にぶつけただけで、カンタンに壊れてしまいます。それに樹脂製のものは使いだして数年したら、加水分解で破損することがあります。ケース本体は割れなくても、持ち手の部分が壊れてしまうこともあります。なのに3万円近くもします。ですから最近ではハードケースよりも、丈夫なナイロン製のソフトケースを選択する人が増えました。

          ■アーチェリーケースのどこが便利なものか

          弓具は安全に収納できればいいだけなので決して専用品である必要はなく、バッグでもリュックでも何でもかまいません。テニスやバドミントンのラケットを収納できるバッグなどを、アーチェリー用として流用されてる方も多いです。探せば意外に安くて流用できるものがいろいろあります。アーチェリーケースはアーチェリー専用品として作られているものが多いのですが、ハードケースに関しては、どのメーカーもサイズの異なる製品を作りません。体が小さな人も大きな人も、体格や性別関係なく、31インチの長い矢が収納できる大柄な体格の人が使うケースしか選択の余地がないのです。

          様々な交通機関を使って競技会に参加したことがある人ならすぐに思い知ることになりますが、アーチェリー用のハードケースは、とにかく取り回しが悪くて不便です。ハードケースの容量が大きすぎるのです。ケースが左右に長くて、最近のケースは幅が広いです。弓具を2セット収納するトップレベルの選手のことを考えているのかも知れませんが、一般的な選手は競技会には弓具を1セットしか持ち込むことはありません。

          容量が大きいのでハードケース本体がズッシリ重いです。アーチェリー用品1セットの重量は大したことないのに、重たいケースに収納してしまうのと、キャスターを装着するための部材が装着されているのでそれこそ重く、転がしている時はいいのですが、駅の階段などでは大変な目に遭います。転がしているときは、必ず片手がふさがります。それに人の多い駅の構内で、異常なまでに長すぎるキャーリーケースを、大人数で転がしているのは周囲にも迷惑です。

          他府県などの競技会に、チョッピリ観光を兼ねて出かけたときなどは、本当に困ります。アーチェリーケースが入るコインロッカーを探すだけでも大変です。4人でタクシーに乗ろうと思ったら、人数分のアーチェリーケースがトランクに入らないので、後部座席に座った3人は、まるで拷問でも受けているかのようにヒザの上にケースを重ねて、目的地まで早く着かないかとガマン比べをするハメになります。こんなに不便を強いられるのに、持ち運びに必要だからと言われて見積もりに書かれて、仕方なく買うことになるのです。しかしそこにはビックリするようなネダンが書かれています。アーチェリー用品のネダンの付け方は異常ですが、定価が3万円を超えるものが、少し値引きされて書かれています。総額3万円の弓矢でも50m・30mラウンドで660点を越える性能のものが手に入るというのに、ケースだけで3万円ですよ。アーチェリー業界のネダンの付け方の異常ぶりは今に始まったものではありませんが、これではサイフの中に入れるお金もないのに、ヴィトンのサイフを買わされるようなものなのです。ちなみに、高額なアーチェリー用のハードケースがこんなに売れてるのは、日本くらいなものです。売れているのではなく、売りつけられているのです。まったくもって、意味不明な日本のアーチェリー界の現状です。アーチェリーケースなんて、単なる道具箱です。ムダに高いアーチェリーケースを売りつけようとするから、日本のアーチェリー人口が増えない要因を作ってしまっているのです。それでは、外の世界に目を向けて見ましょう♪

          ■価値のある高校生のアイデア

          高校生たちにはなるべく負担にならないように、価格と性能が見合ったアーチェリー用品を提案しています。安くてそれなりというモノではなく、安くても最高に性能を発揮できる、的中性能に優れた弓具です。購入当時の金額は、ハンドル1万3500円(プランジャー・レスト付属)、リム10500円、サイト3300円、センターロッド3000円、スタンド2400円、クイーバー3700円(ベルト付属)、タブ2000円、チェストガード1400円、アームガード500円。ストリンガー600円、ストリングは私が作って全員に数本ずつタダであげました。そんなところで、ちゃんと競技会に参戦している彼らのアーチェリー用品の総額は、40,900円です。

          「そんなに安いの!?」とアチコチから問い合わせがありますが、これがアーチェリーというスポーツの本来の在り方です。私はこれでも高いと思っています。アーチェリーなんて、しょせんは弓矢です。どんなに弓や矢の性能を高めたところで、数万円のライフル銃から発射される、一発数十円の弾丸にすら的中能力では敵わないのです。7500円のハンドル、1万円のリムで、各都道府県の競技会で賞状もらって帰ってくるというレベルまでは余裕でクリアできるのです。アーチェリーを始めて1年や2年のそこらで、世界トップレベルの選手が使うような高額すぎる弓具は一切不要です。

          総額4万円のアーチェリー用品一式を、3万円もするアーチェリーケースにブチこむのは、それこそバカげています。アーチェリー用とされているものは、そのクオリティーに関わらず異常に高額なものばかりです。それはソフトケースとて、同じです。中に硬質ウレタンマットが敷き詰められているワケでもないのに、優に1万円を超えます。これがおかしな世界だと思えない人は、冷静になって他の業界に目を向けたほうがいいでしょう。



          高校生たちは、このようなバッグを探してきて、アーチェリー用品を収納してました。最初はアーチェリーケースかと思いましたが、これはライフルケースです。狩猟や狙撃に使われる実銃を運搬する時にも使われますが、サバイバルゲーム愛好家が、エアソフトガンを収納・運搬するときに便利なケースです。販売しているサイトにもよりますが、実勢販売価格は、6000円台とか7000円以内であります。



          ロングタイプは全長が115cmもあります。ライフル銃を2本収納できるタイプです。アーチェリーよりも重たいライフル銃を2セット収納する設計なので、とても丈夫に作られています。ハンドルやリムを2セット収納して、同じスペースにクイーバーまで収納しても、まだまだ余裕があります。このように仲間とケースを共有している生徒もいました。ハンドルとリムを2セット収納しているにも関わらず、外側に設けられた大型の収納スペースに、矢を収納して持ち運んでいました。すごいです。

          中には硬質な4cm厚の波型ウレタンシートが敷き詰められているので、中身を収納しなくてもケース本体がしっかりしていて、形がくずれません。アーチェリー用として販売されているソフトケースよりも質感が高くて丈夫です。実銃のライフルを2セット収納すると、銃の重量だけで5キロにもなるそうです。アーチェリーとは比べ物にならないくらいハードな用途として使われることが前提の製品なので、アーチェリー用品の収納と運搬を考えた場合は、オーバークオリティーかも知れません。でもアーチェリーケースよりもはるかに安いので、使わない手はありません。



          小さなサイズのものでも、85センチです。こちらはアサルトライフルを収納するためのケースです。同じく波型スポンジが入っていて、ハンドルとリムを1人分しか収納しないのであれば、同じスペースにアローケースを収納することができるそうです。

          外側にはこんなに大きな収納スペースがあります。彼は大型のクイーバーとサイトを収納してました。収納が大きいので着替えやタオルなど、何でも入るそうです。これひとつで競技に出場するための荷物、食事や飲み物のすべてを収納して参加できるそうです。どちらもリュックとして背負うことができるので、両手がふさがらずにフットワークが軽くて便利なのだとか。これは参考になりますね。

          ■買って使ってみる。

          私も早速購入してみました。生徒たちが使っている状況をよく見て、実際の使用感を詳しく教えてもらいました。1人で1セットのアーチェリーセット、あったとしても予備のリムを1セット同時に収納することを考えても、115センチのサイズは持て余しそうです。85センチのサイズを2つ購入しました。購入先はこちらです



          こんな大きな段ボールが2つも届きました。発注した商品のサイズを間違えたのかと思ってビックリしました。箱の容積の7割は、梱包した場所の空気です(笑)注文する場合は、自宅に大きな荷物が届くことを家族に伝えておいてください。でないと自分が留守をしている時に誰かが受け取るような場合に、ビックリさせてしまいます。箱の大きさの割りに軽いので、そのギャップにもビックリします。

          ■アーチェリー用品の収納



          弓具を収納したら、こんな感じです。立てかけたときに右側が底になるので、重量物を右側に集めます。アローケースに1ダースの矢を収納して、アローケースとセンターロッドをケースの奥に寄せます。上からセンターロッド、アローケース、リム、ハンドル、サイドロッド、ボウスタンド、リムの左側にポーチに収めたVバーとエクステンションロッドを置く、という具合です。波型ウレタンはオリジナルの向きではなく、逆向きに取り付けることでケースの底にアローケースを収納するスペースが生まれます。

          収納しているリムは68サイズです。サイドロッドの配置を変えれば、予備リムとしてもう1セット同じスペースに収納することができます。ハードケースではないので必ずしもケースの形にキッチリ合わなくても、ファスナーを締めることができます。ハードケースと同じようなサイズですが、ハードケース以上に荷物が入ります。不必要な部分があれば、ウレタンを切ったりカッターで削ったりすれば、もっといろいろ詰め込むことができます。ケース本体が軽いので、パンパンに詰め込んでもそんなに重たくなりません。



          外側の大型の収納スペースには、生徒と同じようにクイーバーを収納します。サイトのバーをここに収納してもいいですね。サイトの扱いに慎重になるのであれば、ウレタンシートがある底に収納すればいいでしょう。車に踏まれるようなことにでもならない限り、どこに収納しても大丈夫だと思います。

          横の2つのポケットには、一方にはタブやプランジャーなどの小物を収納します。もう一方には工具類、ストリングワックス、接着剤、メジャー、一部の工具類を収納します。

          ■立たないハズが立った!



          自立はしないと聞いてましたが、重量物が下になるように工夫して、底面があるアローケースを入れると安定するために、自立させることもできます。



          ただし、屋外で風が吹いたら倒れてしまいます。風が吹いたら倒れるのはハードケースも同じですが、ハードケースのように「ガシャンッ!」と大きな音をたてて倒れません。アーチェリー用品一式が入っているにも関わらず、クッション性の高い4cm厚の波型ウレタンが衝撃を見事に吸収するために、ちゃんと中身を保護して大きな音はたてません。倒れても、「ボスン」といった感じです。精密なライフル銃や、取り付けられたスコープの状態を保護する性能があるので、ガンケースはナイロン製のアーチェリー用のソフトケースよりも圧倒的に優れてますね。



          背面にはファスナーが取り付けられており、手提げバッグとして使い背負わない時には、背負う部分を収納することができます。ここには広いスペースが設けられているので、入賞して大きな賞状をもらった時には、ここに収納すればキレイに持ち帰ることができます。クリアファイルに入れた書類などを隠すようにして持ち運ぶこともできます。



          背負う部分を出した状態です。アサルトライフル2セットと弾薬類を持ち運ぶことが想定されており、実際にそのような使い方をすると総重量は10キロ近くにもなると思います。そんな用途に耐えうるように大型のショルダーパッドが装着されてるので、アーチェリーを1セット収納して背負っても、学校から帰ってきた子供のランドセルを背負うよりも軽く感じるくらいです。身体への負担が少なくなるように各所に工夫が凝らしてあるので、とても使いやすいものになっています。



          こうして並べてみると、アーチェリーケースがいかに大きなものかがわかります。最近のケースはもっと厚みがあって全体的に大きいので、実際の取り回しが大変です。ガンケースは収納・持ち運びともに楽で便利です。ハードケースは使っているうちに割れてしまいますが、このガンケースなら割れる心配はありません。汚れても洗濯機でジャブジャブ洗えます。洗って防水スプレーでも噴霧しておけば、試合が雨でも平気です。傘をさして背負って歩けばリュックサックと同じ感覚で荷物は濡れません。アーチェリーケースを転がしながら傘をさせば、両手は完全にふさがってしまいます。大きなトロフィーをもらったらリュックには入りませんよ。口にくわえて持って帰るのですか?(笑)

          ■番外編 矢の収納と最大運搬能力



          矢の最大運搬能力は3ダースです。ここに見えているアローケースは2つですが、もう1つはハンドルやリムと一緒に内部に収納しています。36本もの矢を運ぶことなどありませんが、もしも誰かのアローケースを預かったような場合などは、このようにしてケースに付属しているバンドで装着することができます。傘などの長物を装着する時も便利ですね。これを書いてて気づきましたが、バンドがもうひとつ設けてあるので、背面にもう1セットのアローケースを取り付けることができますね。そうなると4ダース48本もの矢を運搬できます。いやいや、そんなに大量の矢は必要ありません(笑) とにかく運搬能力が優れたバッグには間違いありませんね。



          もちろん、何ら問題なく背負うことができます。自立しないはずでしたが、ここまでやると安定感が出てきました(笑)

          これらのアローケースは、ダイソーで購入した1本300円のものです。以前は1本200円で売られてましたが、今では値上がりして1本300円です。それでも安いです。中に穴をあけたスポンジを入れたら、アローケースになります。こうして自分で用意すれば、1本400円もしません。

          今回アーチェリーケースとして仕入れたガンケースは、「訳あり商品」というのを探して購入しました。キズものや、微妙な色ムラなどがあって通常価格で販売できないもののようです。これらはどちらも4,980円でした。これは送料込みの価格です。2セット購入して1万円でお釣りがきました。クレジットカード払いなので、手数料も振込料金もかかりません。

          通常はアローケースは1本あれば十分ですので、ガンケースとアローケースをそれぞれ2セット用意しても、合計金額は10,660円です。1セットあたりの金額は5,330円です。安いです。というか、本当はこれが普通なのだと思います。アーチェリーの世界に長くいると、モノのネダンの感覚が狂ってしまいそうです。アーチェリーの常識、世界の非常識(笑)



          上部にはカードケースが付属しています。しかしIC乗車券や定期券、クレジットカードや運転免許証などのような大事なカードは入れないでください。今回は撮影のために全日本アーチェリー連盟の会員証を入れてますが、会員証を紛失したら困るので、ここには前年度の会員証を入れておくのがいいかも知れませんね。アーチェリー用のハードケースに、自分の名前を記している人はほとんどいません。ケースのメーカーは主だったところは2社で、みんな似たようなカラーを選んでいるので、中を開けてみないと誰のケースかわからなくなることもあるほどです。しかしこのようなカードケースがあれば、自分の名刺なりネームプレートなりを入れることで、荷物が迷子になる心配もありません。

          ケースの目的は、アーチェリー用品の保護と収納です。基本的には地面に置くものなので、美観を気にする必要はまったくありません。なので訳あり商品のB品を購入しましたが、別に破れているワケでもなく、使用において問題となるようなものは感じません。気にする人はB品ではなく、ちゃんとした製品を購入すればいいと思いますが、アーチェリー用品なんて使えば使うだけキズが増えていく性質の機材なので、あんまり神経質になりすぎないでくださいね♪

          明日からは、けいはんなアーチェリーの合宿です。2日目はスポーツ整形のドクターによる、メディカルチェックの診察があります。お金をかけなければならないのは、道具じゃなくて、自分の身体です。このようにして、誰もが高度なスポーツ医療チームと一体となったスポーツ指導を受けることができるのが普通という状態を作り上げていきたいと考えています。
           

          本当の事をダレも知らない 激安グラスリムの的中性能

          2015.12.15 Tuesday

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            ■リムのお話

            今回は、問い合わせフォームで質問の多い、リムについてです。質問の多いのは2点です。ウッドコアがいいか、それともフォームコアがいいかという点。それにリムを買い替えようと思うが、どんなカーボンリムがいいのかという点の2つに集約されます。

            そんな質問自体が不思議です。カーボンという素材がアーチェリーで使われるようになるまで、選手は何点を出していたかを知らないのでしょうね。そもそもリムがカーボンでなければならない人って、どんな人なのでしょうか。そういうときは決まって逆に質問を投げかけます。「これまでお使いになられてたリムに、どういった不満があって買換えを検討されてるのですか?これまでお使いのリムで、何mで何点がでましたか?それが実質ポンドの弱さではなく、リムの性能が不足していると思われてることで、どんな状況でどんな不具合が発生していて、そのせいで的中にどんな偏差が見られるのか、そのポイントを具体的に教えてください」と。

            そうすると、ほぼ間違いなく、その質問に対するまともな回答が返ってきません。とらえどころの無い、抽象的なものばかりです。どう考えてもリムの性能が大幅に不足しているのが原因で高得点が出せないのではなく、次に新しいリムを買い替えることをまず決めていて、自分にとって何を購入したら良いかが判断できないために、不思議な質問を投げかけてきます。

            ■初心者へのセールストークは詐欺も同じと思うべし

            リムは1万円にも満たない初心者用のものから、買い求めやすい中級者用、それに10万円を越える上級者用のものまで、様々な価格の製品があります。アローシャフトと同じで、自分で何を選んだらよいかわかりません。本当の上級者以外は自分で使って、その性能が自分に出せる得点においてどのような影響を及ぼすのかを、確かめる術もありません。

            ですからアーチェリーショップに聞きに行くのですが、「何がいいですか?」と聞くと、ショップのいいカモです。先日もあるショップの見積もりを元に相談を受けましたが、初心者が最初に購入するグレードとして有り得ない製品が記されてました。そんな相談ばかりです。

            ショップでは、そのリムに使われている難しそうな名前の素材を次から次へと並びたてられて、宇宙航空技術からのフィードバックで、なんちゃらカーボンを使って、ネジレ剛性の高さ、高反発力など、いかにも凄そうな高性能さをとことんアピールされます。しかも、さもそれを使わないと上手くなれないようなイメージを刷り込まれてしまうので、何も知らない子羊たちは、まるで催眠術にでもかかったかのようにフラフラと大金を差し出すことになります。そう、ショップに行くと、高い製品を買わなければならない仕組みになっているところが多いです。

            それに味をしめたショップは、他に販路としての競争相手が少ないことをイイことに、初心者や中級者に対して平気で上級者モデルを売りつけようとするところが多いです。平均客単価を25万円と設定して、15万円の下限値を設定します。上限はありません。欲しがれば高校生だろうが大学生だろうが、35万にも40万にも跳ね上がります。裕福そうだと思われたら「どうせだったら」と言われてビックリするような高額なモデルを勧められます。それが上級者と呼ばれる存在になった時の買い物であれば真価を発揮することができますが、そこに到底及ばないレベルの選手が使っても、的の方に向かって矢を飛ばすという行為にしか使うことができず、決して高得点を叩き出すことはできません。機材にお金を払って得点を得ることができるのであれば、使用機材にふんだんにお金をつぎ込んだ者が勝者となるハズですが、そんな事がないのは誰もが知っているでしょう。

            どんな世界でも、底辺モデルや普及モデルという廉価で平均的な性能を有する製品があるものです。しかしショップの多くでは、その肝心な普及モデルを展示・在庫すらしません。中には欲しいと言っても仕入れてもらえず、高価なグレードを押し切られたという人もいます。高額で高性能な製品のことはやたら詳しいですが、中間グレード以下になると、仕入れたこともない、使ったこともない、製品情報について知らない、どこを調べてもわからないという、とてもプロショップとは呼べないお粗末加減です。ショップやショップのスタッフを職業とする前に、プロとかプロフェッショナルという言葉の意味を、ぜひ調べておいてもらいたいものです。

            「将来的に70mを射つために」などと言われて最初から高額なリムや、ACEやX10などの高額なカーボン矢を勧められますが、それこそバカげています。アーチェリーを始めて1年以内に70mを射たせるようなことは、よほど特殊な事情でもない限り、まずあり得ません。早く距離を射たせてしまうと、かなり高い確率で身体を壊します。浮き上がった肩のままで、できるだけ上方に弓を掲げて射つ動作を繰り返すことになるからです。ですから本当は、1年かけて30mで正確に当てることができるようになればいいのです。小学校中学年の子供であれば、引きの弱いリムからじっくりとステップアップを果たしていき、実質20ポンドにも満たない弱いグラスリムを使って、30mでかなり正確に当てるようになりますよ。アーチェリーを始めたばかりの初心者に、最初に買うリムに何ポンドの高性能リムを売りつけようとするのか。まったくもって意味不明です。

            購入するユーザーもユーザーです。初心者や中級者のあなたは、競技団体の誰もが認めるような、上級者ではないのです。本当に最初から上級者グレードを使うべきというスポーツであれば、どのメーカーも中級グレードや、初心者グレードを製造することなく、ワンメイクで済むはずなのです。よくよく考えてみるといいのです。これから居合を始めたいという初心者に、名刀ムラマサを売りつけるようなものなのです。刀に触ったこともないような人に国宝級の刀をブンブン振らせようとするのです。竹刀の持ち方もままならい初心者に、何が本身の刀なものですか。アーチェリーと何が違いますか?30mの距離から赤を射ってしまうレベルの人に、卓越した繊細な扱いを必要とする異常なまでに高価な上級者モデルの性能は必要ありません。そんな事よりも先に、やらなければならない事がたくさんあるのです。

            どんな機材にも共通している事項ですが、低いグレードの機材のそれぞれのポテンシャルを引き出すことができなければ、中級グレードの性能の高さは扱い切れません。ましてや上級グレードの性能なんて、扱えないどころか、感じることすらできません。それを使って製品の設計上設定している得点を出せるどころか、大して当てることもできません。アーチェリーは購入した弓具の総額が得点ポイントにはなりません。発射した矢の的中の合計得点を競うスポーツです。何を使っても正確に当たっていればいいのですが、聞いてたセールストークが自分で発揮できず得点が沈んでしまっているのであれば、所有していることに対しての自己満足すら与えてもらえず、費用対効果が最低で残酷な結果しかもたらされることはないのです。

            ■使ったこともないのに評価を下す人が多すぎる

            先にも書きましたが、ほとんどのショップは廉価グレードの製品評価を行なったことがありません。使ったことがないとか仕入れたことがないという事実を、正直に言ってくれるショップは、まだマシなほうです。

            中には仕入れて使ったことがあるショップもあるでしょう。その場合、取り扱いラインナップに含まない理由はいろいろありますが、それについてを論じるとキリがないので、普及グレードのリムがどんなものなのか、作りが良くないのか、とても使えるシロモノではないのか、カーボンリムじゃなくてグラスリムだったらどうなのかを、安いリムを仕入れて実際に使ってみます。



            今回仕入れたリムは、SF社のプレミアムです。これはアクシオムプラスの上位機種として、1万1500円で販売されています。ショップによってはこのプレミアムよりも、アクシオムプラスに高い値づけがされてて逆転しているところもあるようです。まぁ、どちらにせよ、安い事には変わりません。アクシオムプラスの上位機種にあたるウッドコアのグラスリムです。アーチェリーをしている人が言葉の魔法にかかりやすい、カーボン素材は使われていません(笑) これを選んだ理由は3つです。これまで私を含めて、私たちのレッスンで多くの人が使ってきて評価の高いSF製品であること。SF社のリムはW&W社が製造していること。メーカーでは昨年からラインナップに乗せていたにも関わらず、日本では代理店もショップも仕入れて販売する姿勢が感じられず、日本以外での評価が高いにも関わらず国内での販売ルートが閉ざされてるも同然の扱いだったことです。

            みなさん、現代のグラスリムを、本気で使いこんだことがありますか? というか最近は、そんなに安いものをショップが売りたがらない傾向が顕著ですから、射つどころか、目にする機会も少ないかも知れませんね。私達の指導組織、けいはんなアーチェリーでは、リムの弾発にグラスファイバーを用いたリムを、これまで3種類使ってきました。ローランのプラスチックハンドルに使用するグラスリム、PSEのサミット、SFのアクシオムプラスです。PSEとSFのリムはW&WのOEM製品です。後者2つは機材としての性能が安定していて、よほど誤った使い方をしないかぎり壊れません。

            アクシオムプラスは単一構造のウッドコアですが、それを感じさせないほどマイルドです。弱いリムから強いリムまで製品のクオリティーが均一で、発射を繰り返すことでの通常使用でネジレたり割れたりすることはありませんでした。不特定多数の受講生にステップアップ期間中のレンタルとして長期間貸し出してますが、トラブルを抱えて戻ってきたことがありませんでした。70mで300点が普通に出せる性能があります。これらを使って受講生の皆さんの前でデモンストレーションを行なうこともありますが、扱いやすくてよく当たります。初心者が最初に購入するリムとしてはピッタリです。PSEのサミットは68サイズのみの設定で販売価格は9500円、66の人はSFのアクシオムプラスで10500円。今回仕入れたプレミアムは11500円どちらもネダンの差は誤差みたいなもんです。



            SFとPSEはどちらも同じ構造ですので、今回はSF同士で比較してみます。右側がアクシオムプラス、左側が今回仕入れたプレミアムです。どちらもウッドコアのグラスリムですが、アクシオムのウッドコアが単一構造(1枚の板)に対して、プレミアムは上位機種と同じように、バック側とフェイス側からなる2重構造のウッドコアで構成されています。どちらの方が的中率が高いかとか、初心者や中級者の頃には関係がありませんので、本当に上手くなるまではそんな細かいことを気にしなくても大丈夫です。



            上がアクシオムプラス、下がプレミアムです。プレミアムは確かに上位機種のリムと構造はそっくりです。フェイス側とバック側からウッドコアが別々に分かれているのが見えます。名前通りにプレミアムなのかも知れませんが、プレミアムという割には値段の差がちょっとしかないので、見た目だけでは何も判断できませんね。



            こちらも上がアクシオムプラス、下がプレミアムです。2枚のウッドコアは母材から先のチップにかけては重ねて接着している構造です。カーボンを使わずにグラスファイバーを使っているというだけの違いにしか見えません。まだ新しいのでリムをバラバラに分解して中を見るのはもったいないので、しばらくは大切に使うことにします。



            今回仕入れたリムは2セットです。68-38(66-40)と66-28(64-30)です。23インチハンドルに装着すると66になりますので、66での表示が40ポンドのリムを使います。私の矢を装着して強さを計測してみると、実質35ポンドでした。現役選手の頃に比べたら、実質11ポンドのダウンです。私にしては物足りないくらい弱く感じますが、別に90mで高得点を出そうとしているワケでもありませんので、70m以内の距離であれば問題なく競技で戦うことができる強さです。

            ■実際に射ってみる

            この日は高校生のアーチェリー指導でした。

            プレミアムを実射するために持ち込んだアーチェリーは、防具類やクイーバーなど、すべての用品類の総額が45,200円の激安セットです(笑) この学校のクラブの備品として置いてあるのと同じ7500円のハンドル、5点(センター・サイド2本・エクステンション・Vバー)で1万円もしない初心者用のスタビライザー、1000円の安物プランジャー、3000円の競技用サイト、ほとんどが初心者用や練習用として分類されているような安い機材ばかりです。

            矢は、これまた学校の備品として生徒達が練習に使っているのと同じ、6本で3000円もしない激安カーボン矢のインスパイアです。インスパイアには精度の表記すらされてません。ちなみにタブは、1枚50円のハギレでつくった牛革です。これらを使って18mのデモンストレーションです。



            自分がミスって赤を射つこともありますが、それは自分の射の大きな誤差なのであって、自分の射の誤差を機材の精度の高さが得点をカバーすることなどありません。安いグラスのリムを使いましたが、機材のスペックのせいで黄色を外してしまうことなど、一度たりとてありません。ショップが扱いたがらないような1万1500円の安いリム、今となっては日本では1社しか扱ってない7500円のアルミハンドル、6本で3千円もしない激安カーボン矢、これらでインドア18m競技でゴールドバッジを取得できる得点が、普通に出ます。これだけの的中精度を有する弓具に、いったいどんな不満があるというのか? 製品のポテンシャルを発揮できないから当たらないだけでしょう。扱い切れない高額すぎる高性能な製品を欲しくなる気持ちはわからなくもないが、レベルに見合ったものを使わない人がレベルアップするワケないのです。普通列車がまともに運転できない運転手が、新幹線を正確に運転できるワケないのです。セスナの操縦もままならないのに、何が最高速度マッハ3超えの戦闘機ですか。初心者や中級者には、70mで700点を目指すような高性能な弓具を使うことが、おかしいと思えないことがおかしい。それを売りつける人や、積極的に勧める人に関しては、完全に狂ってますよ。

            自分が上達するために必要な「いい弓具」とは、反応がマイルドで、繊細なタッチは必要ない、扱いやすい弓具です。製品単体の性能の高さが必要になるのは、射手の性能が弓具を上回った瞬間からです。こんな1万円ちょっとの安いグラスのリムでも、ターゲットアーチェリー用としてのラインナップの製品であれば、18mであればピンポン玉、30mであればミカンのサイズに、すべての矢がグルーピングするという、驚異の的中性能を有しているのがわかります。それが自分で正しく実感することができないまま上位機種を使うことが、どれほど意味のない事かを知っておいて下さい。

            グラスリムじゃなくてカーボンリムを使ったら、この10・10・9が、10・10・10になりましたかね?そんなワケないでしょう。自分が正確に発射させることができるなら、弓なんて何を使ってもソコソコ当たります♪ 何を使っても面白いように当たる人になるか、何を使っても大して当たらない人になってしまうかの、どちらかしかないのです。

            最初は弓具にお金をかけるのではなくて、正確に発射させることができるように、自分の身体に投資してください。それさえ正しくできていれば、こんなに安い初心者用の弓具を使っていても、見ている周囲の全員が黙り込んでしまうほど、的を正確に射抜くことができるようになるのです。

            ほとんどの人が上手くなろうとして、できないことをやろうとしている人が多いです。しかしその実は、できることをやろうとしてない人ばかりです。アーチェリーは弓具が勝手に当ててくれるのではありません。それを扱うのは自分自身の身体なのです。身体を正しく使えてないから弓具が使えないのです。扱い切れない弓具を振り回しているから、自分の思い通りに自分の身体を使えるようにならないのです。アーチェリーは、自分が競技で出すことができる得点という数字がすべてです。本人がどれだけ頑張ったとか、運が良かった悪かったとか、思い通りにできたとかできなかったとか、関係ないのです。趣味やコレクターの人は別ですが、選手であるならば自分が叩き出した得点で順位が決まり、その結果でしか評価されません。ならば、どんな状況下に置かれても安定して得点を出せる射を身につけるしかないのです。自分の体力と技術が未熟なことを直視することに耐えかねて逃げ出して、自分が及ばないレベルの機材を使って当たるようなものではないのです。

            弓具には様々なグレードの製品があります。性能の差はあるにはありますが、もはや人間が追求できる性能の高さをはるかに超えたレベルの高いものになっています。しかも製品ごとの性能の差異は、多くの人が思い込んでいるような使い比べたときに得点で大きく異なる結果にはなりません。ですから多くの人にとっては、世界で戦うトップレベルの選手が使っているグレードを使うことなど無謀であり、お金のムダづかいであり、何の意味もありません。そもそも現代の弓具はウッドコアのグラスリムであってもかなり進化を遂げていて、こうして実際に使っていても問題なく競技に使える的中性能があることがわかります。エリートとかプレミアムという名称が付けられている意味もわかります。

            ですから、ここは消費者として賢くなるべきなのです。総額5万円にも満たない弓具で、全国大会を目指せるような高得点を出すことができるのです。安くても性能に何ら問題はなく、これで十分すぎるほど当たります。これで当てることができないのであれば、これ以上の弓具を使っても当たりません。ちゃんと当たる弓具は、ビックリするくらい安くて揃います。これらの製品価格差を、自分が出すことができる得点と照らし合わせて、自分の射の質を高めるための練習に使うことができる製品を選んで、ちゃんと当てることができる楽しいアーチェリーライフを過ごしてください。アーチェリーはスポーツなのです。まずは自分の身体に投資しない事には、どんなに弓具にお金をつぎ込んでもムダ金にしかならない事が理解できなければ、おかしな金持ち集団の悪趣味な道楽に成り下がってしまうのです。 あなたの周囲の人々に、アーチェリーというスポーツがどう思われてしまうかは、あなたのアーチェリーへの取り組みかたがどのようなものであるかで決定的になります。あなたがアーチェリーをやっていて、自分の周囲の人々をアーチェリーの世界に引き込むことができないのは、その取り組みが一般スポーツからかけ離れたものであり、魅力のある取り組みだと思われないものになってるからなのかも知れません。